更新:

【コロナ対策】パーテーションの飛沫防止効果|設置例と注意点

新型コロナウイルス対策として、よくパーテーションが導入されています。そこで気になることが「パーテーションに飛沫感染防止効果はあるのか」「飛沫感染リスクを下げる設置のポイントは何か」です。

当記事では、パーテーションにどの程度の飛沫防止効果があるのかを解説します。業界別の設置例や、飛沫防止効果を期待できるパーテーションも紹介するため、新型コロナウイルス対策にパーテーション導入を検討する際は、参考にしてください。

1.パーテーションに飛沫防止の効果はある?

パーテーションに飛沫防止の効果はある?

パーテーションに飛沫防止効果はありますが、効果を最大限、発揮させるためには注意点があります。

飛沫とは、咳やくしゃみ、会話をする際に口から飛ぶ小さな水滴です。飛沫は重たいため飛び始めてから1~2mで地面に落ち、空気中には拡散しません。そのため、パーテーションを人と人の間に挟むことで、飛沫による感染確率を下げる効果が期待できます。

出典:理化学研究所 計算科学研究センター「室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策(課題代表者;理化学研究所/神戸大学 坪倉 誠)(R-CCS)」

例えば、近距離で対面して会話が必要な場合、相手に飛沫が飛ぶリスクを減らすことが可能です。また、万一、咳やくしゃみをしても、近くにいる相手に飛沫が飛ぶことを防ぐことができます。

注意点は、人の顔より低いパーテーションでは飛沫防止効果が下がることです。飛沫防止効果を発揮させるためには、頭以上の高さのものを設置しましょう。

2.【業界別】パーテーションの設置例4つ

【業界別】パーテーションの設置例4つ

パーテーションを設置することによって、新型コロナウイルス飛沫感染リスクを軽減できることから、さまざまな業界でパーテーションが設置されています。業界ごとの特徴に合わせたパーテーションを設置することが、効果的に飛沫感染予防をするポイントです。

ここでは、オフィス・飲食店・スポーツジム・介護施設の4つのパーテーション設置例を紹介します。業界ごとに想定される問題例解決のヒントも解説するため、適切な設置の参考にしてください。

2-1.設置例1:オフィス

オフィスではさまざまなシーンで、対面で着席し会話する機会があります。職場内クラスターを防ぐうえでもウイルス飛沫対策は必須です。

■問題例

  • デスクワークや会議などの際に圧迫感を出したくない
  • 資料のやり取りなどがあり完全に仕切ると業務効率が低下する

■おすすめのパーテーション・設置場所

パーテーション下に空間のある透明タイプのものを、デスク間や会議テーブル上に設置

■改善できること

  • 透明アクリル板は存在感がなく圧迫感を軽減可能
  • 書類の受け渡しは可能なまま、飛沫防止効果も期待できる

クラスター感染の起きやすいオフィスでは、パーテーションのような感染対策アピールができる予防策を取ることで、従業員やお客様の安心感も得られます。

2-2.設置例2:飲食店

マスクを外す機会が多く会話が弾みやすい飲食店内でも、パーテーションは効果的です。

■問題例

食事中はマスクを外し距離も近くなりがちだが、店舗や座席スペースに余裕がないため距離の確保が難しい

■おすすめのパーテーション・設置場所

カウンター席も含め、1席ごとにテーブルサイズに合わせたパーテーションを設置

■改善できること

席数を減らさなくても感染防止対策を行うことができる

パーテーションを導入すれば、座席間の距離が取れなくても感染症対策が可能です。席数を減らさずにすむメリットがあります。

2-3.設置例3:スポーツジム

運動時は飛沫も飛びやすくなるため、特に屋内のスポーツジムでは感染拡大の防止策を徹底しましょう。

■問題例

大型の運動用マシンが多く、離して置くことにも限界がある

■おすすめのパーテーション・設置場所

立って運動しても飛沫が飛ばない、高さのあるパーテーションをマシン間に設置する

■改善できること

運動用マシンを従来の置き方のままでも飛沫防止対策を取ることができる

大型のマシンが多いスポーツジムでも、省スペース性の高いパーテーションであれば、効果的に飛沫防止対策を行うことができます。

2-4.設置例4:介護施設

抵抗力の弱い高齢者が多く利用する介護施設でも、飛沫感染リスクの低減は不可欠です。

■問題例

来客時、利用者同士の会話時などの飛沫感染対策を行いたいが、コミュニケーションしやすさや安全面も確保したい

■おすすめのパーテーション・設置場所

透明度が高く倒れにくいパーテーションを受付や利用者が集まる場所に設置

■改善できること

来所者や利用者同士のコミュニケーションを妨げず、安全に飛沫感染リスクを低減

介護施設にパーテーションを設置することで、感染対策を行いながら、これまでどおり相手の顔を見てコミュニケーションを取ることができます。

3.コロナ対策としてパーテーションを設置する際の注意点

コロナ対策としてパーテーションを設置する際の注意点

新型コロナウイルス対策としてパーテーションを設置する場合、導入効果を十分に発揮させるためには以下の注意点を押さえる必要があります。

1つめは、机に置く場合は高さ約70cm以上のパーテーションを設置することです。粒子の小さな飛沫は、口程度の高さのパーテーションは乗り越えてしまうため、頭の高さ以上のものを設置しましょう。

2つめは、耐久性を重視してパーテーションを設置することです。段ボール枠のパーテーションなどは廃棄のしやすさが魅力ですが、長く使うと折れ曲がったりゆがみが出たりする可能性があります。買い替えコスト削減のためにも耐久性の高いパーテーションを選ぶとよいでしょう。

3つめは、正面だけではなく横にもパーテーションを設置することです。飛沫は正面だけでなく横にも広がります。感染防止策としての有効性を高めるため横のパーテーションを忘れないようにしましょう。

また、天井に届くような高いパーテーションを設置する場合、消防法上の届け出が必要な場合があるため注意が必要です。

4.飛沫防止効果を期待できるパーテーション3選

飛沫防止のためにパーテーションを導入するなら、品揃えが豊富なオフィス家具通販の「オフィスコム」がおすすめです。

さまざまな高さや幅などのサイズを選べることはもちろん、フレームやパネルの素材も各種取り揃えているため、ニーズに合った商品を見つけることができます。価格も複数の価格帯から選ぶことができて安心です。

以下では、オフィスコムで購入可能な飛沫効果を期待できるパーテーションのおすすめ商品について、特徴やおすすめポイントなどを紹介します。

4-1.卓上窓付きタイプのパーテーション

飛沫防止パネル 飛沫防止パーテーション 窓付き 幅1000×奥行180×高さ615mm アクリル オフィス

窓付きが便利な、アクリル製卓上タイプのパーテーションです。アクリル板下部に幅300mm、高さ150mmの窓を設けているため、厚みのある書類なども楽に受け渡すことができ、使い勝手がよくなっています。

書類のやり取りが多い商談用デスクや窓口にもおすすめの商品です。幅は600mmと1000mmから選べ、さまざまなデスクやレイアウトに対応できます。

透明感の高いパーテーションのため、圧迫感がないこともおすすめポイントです。

商品詳細を見る

4-2.卓上窓なしタイプのパーテーション

飛沫防止パネル 飛沫防止パーテーション 窓なし 幅600×奥行180×高さ615mm アクリル オフィス

透明感が高く会話の邪魔にならない、アクリル製卓上タイプのパーテーションです。窓は付いていませんが、アクリル板を立てる脚を差し込んだ状態では、パーテーション下部に15mmの空間ができる作りのため、書類を受け渡すこともできます。

組み立てはスタンド用の脚にパネルを差し込むだけで、とても簡単です。脚の位置は自由に変えられます。

幅は400mmから1200mmまでの4種類から選ぶことができるため、使用状況に応じてレイアウトも自由自在です。

商品詳細を見る

4-3.スタンドタイプのパーテーション

飛沫防止パーテーション 透明ビニールシート 高さ調整可能 衝立 間仕切り 飛沫防止シート パーティション オフィス 待合室 感染防止 幅500×高さ1150~1400mm

高さを調節できることが便利な、スタンドタイプのパーテーションです。高さは1150mmから1400mmの間で調節できるため、さまざまな場所の飛沫対策用に設置することができます。

圧迫感を感じにくい透明のビニールシートで飛沫を防ぐタイプのため、別売りのビニールシートと簡単に交換でき、衛生的です。

フレームはスチール製のため、耐久性があります。長期間使用しても劣化しづらく、経済的なパーテーションです。

商品詳細を見る

まとめ

新型コロナウイルスの飛沫防止対策として、パーテーションは効果的です。場所を取らずに飛沫を防げますが、効果を最大限発揮させるためには、「頭以上の高さのものを設置する」「正面だけでなく横にも設置する」などの注意点があります。

新型コロナウイルスの対策としてパーテーションを導入する際は、オフィスコムがおすすめです。オフィスコムでは卓上タイプからスタンドタイプまで、さまざまなパーテーションを揃えています。ぜひ、ご利用ください。

↑ ページの先頭へ