公開:2018.12.21
更新:2023.05.29

パーテーションとは一体何?設置するメリットと活用法を紹介

パーテーションとは? 使用するメリットとオフィスでのおすすめ活用法

「オフィス内で部署ごとのまとまりを作りたい」「応接スペースから備品の収納スペースが見えてしまう」など、オフィスのレイアウトにお困りではありませんか?

そのような空間デザインに関するさまざまなお悩みを解決できるオフィス家具が「パーテーション」です。

この記事では、パーテーションの種類や特徴を解説します。また、実用的なパーテーションの活用法や、それぞれの場面に応じたおすすめのパーテーション商品紹介も紹介するため、あわせてご参照ください。

パーテーションを設置するだけで、オフィスの職場環境や利便性が大きく上昇するかもしれません。

▼このコラムを読んでもらいたい方

  • ・パーテーションとは何か知らない方
  • ・パーテーションの種類や特徴が気になる方
  • ・パーテーションを使うメリットが分からない方

▼このコラムを読んで得られる情報

  • ・パーテーションとは一体なにか
  • ・パーテーションを設置するメリットや活用法
  • ・プロ厳選!おすすめのパーテーション

1.パーテーションとは?

パーテーションとは、オフィスなどの空間を間仕切るための簡易壁です。「区切り」の意味をもつパーテーションは、備え付けの壁ではないため、オフィス空間を自由にレイアウトできます。

単に空間を分けるといっても、「完全に独立した部屋を作る」「目隠し程度に仕切りを設ける」など、使用用途はさまざまです。使用の目的ごとに、使うべきパーテーションの種類やレイアウト方法が変わってきます。
そのため、パーテーション選びの前に、空間を分ける目的や効果を明確化しておくのをおすすめします。

2.パーテーションの種類と特徴

パーテーションの種類は、素材や大きさなど使用用途によって分かれています。そのため、どのような目的・効果で空間を仕切るのかは、パーテーションの種類・特徴から検討するのをおすすめします。

  • ローパーテーション
  • ハイパーテーション
  • アルミパーテーション
  • スチールパーテーション

今回は、「高さ」「素材」にフォーカスした4種類のパーテーションを紹介します。

2-1.ローパーテーション

ローパーテーション

ローパーテーションとは、高さが天井までない低い間仕切りを指し、最大で2100mm程度の高さが一般的です。 ほかのパーテーションと比べてサイズが小さいため簡単に移動でき、レイアウトの変更を行いやすい特徴があります。

オフィスの人数が増えた場合に適宜追加できるほか、組立てや設置も専門業者への依頼が不要なため、手軽に導入・収納できる機能性がメリットです。

2-2.ハイパーテーション

ハイパーテーション

ハイパーテーションは、パネルまたは枠組みが床から天井まである間仕切りです。 一般的に「床と天井それぞれに固定されたタイプ」と、「床と天井に接する部分にレールを設けた上で間仕切りを移動させられるタイプ」の2種類があります。移動が可能なタイプは「可動式パーテーション」とも呼ばれています。

ハイパーテーションを使えば床から天井までの壁を設けられるため、密閉性があり独立した部屋を構築できます。 可動式パーテーションは少人数用・大人数用と、使用する人数によって部屋のサイズを変えられるため、フレキシブルな会議室作りなどの活用が期待できます。
ただし、ハイパーテーションの可動域はレール沿いに限られるため、オフィスレイアウトの自由度が下がるほか、設置の際には施工が必要です。

2-3.アルミパーテーション

アルミパーテーション

アルミパーテーションは、フレーム部分がアルミでできたパーテーションです。 パネル部分は透明なプラスチックのポリカーボネイトや紙を何層にも重ねたハニカムペーパーなど、製品によって異なります。

アルミパーテーションは、軽量でレイアウトの変更も可能な点が特徴です。ただ、軽量素材なため遮音性や密閉性は劣り、多くの製品ではフレーム部分がむき出し状態であるため、高級感のあるオフィス空間の演出には向きません。

2-4.スチールパーテーション

スチールパーテーション

スチールパーテーションは、一般的にスチール(鉄)と石膏ボードで作られているパーテーションです。フレームとパネルのつなぎ目がなく、フラットなデザインが大半です。

パネルの素材によっては遮音性・不燃性・耐火性などを高める素材を使用しており、機密性・安全性が高められています。一方で重量があり、導入・運搬コストがかかる一面も。 また、機密性が高まる影響から、独立した空間として新たに火災報知機の設置が必要になるケースや、空気が流れにくいため空調などを設置する必要が出てくる可能性もあるためご注意ください。

3.オフィス内にパーテーションを設置するメリット

オフィスのレイアウトを簡単に変更できるパーテーションを活用すれば、さまざまなメリットを得られます。レイアウトは働きやすいオフィス環境づくりに大きな影響を与えるのも事実です。
オフィスのレイアウトにお困りの方、パーテーションの導入を検討中の方は、パーテーションが自身のオフィスに必要なアイテムかどうかを確認してみましょう。

3-1.集中力がアップする

どのようなパーテーションでも、設置するだけで一定のプライベート空間を作り出します。完全に隔離された空間ではないにしても、周囲からの視線が気にならない空間では、 集中力が上がり、作業効率のアップも期待できます。

各々のデスクをパーテーションで仕切ったり、集中するためにパーテーションで隔離された個別ブースを作ったりするなど、集中力を上げる空間作りに有効です。

3-2.セキュリティ性がアップする

ハイパーテーションは独立した個室を作れるだけでなく、パネルの素材や機能も追加できます。数ある機能のうち、パーテーションで作られた部屋のドアにパスコードやカードキーを付けるだけで、セキュリティ面でも充実した個室が構築できます。

賃貸オフィスでは、ワンフロアを各社が自由にレイアウトしていくスタイルが主流です。 廊下や応接用のスペースなどの外部から社内の機密情報を守るためには、カギが付けられるパーテーションの利用が効果的です。

3-3.オフィスのデザイン性がアップする

パーテーションは単に空間を区切るだけではなく、空間デザインの一部としての役割も持っています。
オフィス・事務所はどうしても無機質なイメージになりがちですが、そこで活躍するのがパーテーションです。
休憩所や共有スペースでは、パーテーションの色を変えたり植物を使って装飾したりとコーディネートしていくだけで、ぬくもりや癒しを感じられる落ち着いた空間を構築できます。

パーテーションは種類が多様であることに加え、さまざまなデザインが展開されています。 間仕切りとしての効果と共に、デザイン性に優れたパーテーションを活用するだけで、「現在のオフィスの雰囲気を壊したくない」「お洒落な要素を加えたい」といったこだわりの空間作りを実現可能です。

4.オフィスにおすすめ!パーテーションの活用法

最後に、今回紹介してきたパーテーションや活用のメリットを、有効に使えるシーン・活用法をご紹介します。具体的に、オフィスにパーテーションを設置するシーンをイメージし、自社でのアレンジの参考にしてみてください。

4-1.個室ブース・打ち合わせスペース

ひとつの空間の中に、別の空間・部屋を作りたい場合は、「空間を間仕切る」パーテーション本来の持ち味を活かしましょう。
社員のための集中ブースや軽い打ち合わせ用なら、高い密室性や遮音性・防音性は必要ないため、アルミパーテーションやローパーテーションの活用がおすすめです。
応接室のない小さなオフィスでも、一部のスペースを区切るだけで、簡易的な応接スペースを作ることもできます。

木目調パーテーション

木目調パーテーション

木目調のパネルなら、多くのオフィスで雰囲気を壊さずに導入できます。使う要素に合わせてローパーテーション・ハイパーテーションを選ぶとよいでしょう。実際に利用するには、別途安定脚の購入が必要です。

材質:
【パネル】MDF、ハニカム
【フレーム】アルミニウム

布張りローパーテーション

布張りローパーテーション

パーテーションの定番カラーともいえるブルー・ライトグレーのローパーテーションです。高さは1200mmと、座った際にちょうど隣が見えない仕組みになっています。オプションを付ければ、自由なオフィスレイアウトを実現できるパーテーションです。

材質:
【パネル】MDF、ハニカム
【クロス(張地)】ポリエステル布
【フレーム】アルミニウム

折りたたみ式パーテーション

折りたたみ式パーテーション

自在に動くパーテーションで自由に空間を区切りたい方におすすめのモデルです。パーテーションは3連となっており、使用しなくなった際にはコンパクトに収納して保管できます。マグネットで複数商品を連結させられるのもポイントです。

材質:
【本体】アルミ、メラミン樹脂化粧板/MDF(ブラック)、PVC/MDF(ホワイト)、ポリカーボネート
【脚】スチール(粉体塗装)、キャスター:ポリプロピレン

4-2.重要なミーティングを行う会議室

スチールパーテーションの遮音性や堅牢性を高めれば、重要なミーティングを行う会議室として、隔離された空間を活用できます。
セキュリティロックを設置すれば、防犯性も高まるため、重要な書類や機密情報を保管しておく部屋を作れるのもポイントです。

通常のハイパーテーションでも隔離された空間を構築できるものの、素材によっては遮音性等の機能が不十分な場合もあるため、導入前に確認が必要です。

特別な希望がある場合は、施工タイプのパーテーションの導入をおすすめします。

施工型パーテーション

施工型パーテーション14,800円(税抜)~

機密性を高めるパーテーションは、仮設タイプではなく、施工タイプの方が効果も高まります。施工型にすれば、より希望に合ったパーテーションの導入が可能です。不明点の相談やお見積りもオフィスコムでは無料で対応しております。

4-3.インテリア重視したロビースペース

レンタルオフィスのフロアをパーテーションでアレンジすれば、オリジナルのロビースペースや待合室を整備できます。
デザイン性が高いハイパーテーションを利用したり、フラワーボックスやグリーンを使ってレイアウトすれば、インテリアとして活用できるのもポイントです。パーテーションを上手に活用すれば、おもてなしやリラックスできる、こだわりのエントランスとなります。

会社を彷彿とさせるカラーやデザインを採用すれば、会社のブランディングにも役立ちます。

色付きパーテーション

色付きパーテーション

ブルー・グリーン・グレーの3色が用意されたパーテーションです。温もりのある色で、使用するシーンを華やかに彩ります。無機質になりがちなオフィスのエントランスにはピッタリの商品です。 こちらの商品は交換用のクロスも別売り販売しているため、洗濯・交換ができ、常に綺麗な状態を保てます。

材質:
【本体】スチール
【布生地】ポリエステル

半透明パネル・マグネット連結パーテーション

半透明パネル・マグネット連結パーテーション

半透明のパーテーションは、視界を遮るパーテーションとしての役割を持ちながらも、圧迫感を与えない点が魅力です。 脚がキャスターとなっていますが、脚のタイプや連結セットのオプションが選択可能で、よりオフィスに合わせてレイアウトできます。

材質:
【本体】スチール、ポリカーボネイト

まとめ

今回は、パーテーションとは一体何?といった基礎知識から活用方法・得られるメリットまで、おすすめの商品を交えながらご紹介しました。パーテーションはタイプやデザインが豊富で、オフィスレイアウトを変貌させたり、雰囲気を手軽に変えられたりする機能性がメリットです。

しかし、パーテーションは活用したいシーンにより、それぞれフィットする商品の選択が大切です。

パーテーションの購入を検討している場合は、どのような目的でパーテーションを活用したいのか、といった観点から商品を絞り込みましょう。

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