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キーボードの打鍵音がうるさい人の特徴は?うるさい時の対策について【動画解説あり】

キーボードの打鍵音がうるさい人の特徴は?うるさい時の対策について【動画解説あり】

「カタカタッタンッ!」と鳴り響くキーボードのタイピング音。周りの人のキーボードの打鍵音がうるさいと、「気になって仕方がない」と集中力が下がってしまう可能性があります。

中には、「もしかしたら自分のキーボードもうるさいかも?」と気になる方もいるかもしれません。この記事では、キーボードの打鍵音がうるさい人の特徴や原因について紹介した上で、キーボードの防音対策をご紹介します。

1.キーボードの打鍵音がうるさい人の特徴

キーボードの打鍵音がうるさい人の特徴

「キーボードの打鍵音がやたらとうるさい人がいる」

仕事だからとは言え、必要以上にキーボードのタイピング音がうるさい人がいると、仕事のパフォーマンスにまで影響しそうですよね。

男女問わず、キーボードの打鍵音がうるさい人の特徴は大きく分けて5つあります。

  • 無意識にタイピングがうるさい
  • 爪がふれている
  • 心理的な影響
  • 使っているキーボードの問題
  • エンターキーの使用頻度が高い

それぞれの理由について見ていきましょう。

1-1.無意識にタイピングがうるさい

キーボードがうるさい人の特徴として、「うるさい自覚がない」ことが挙げられます。自身の作業内容に集中してしまい、キーボードがどのくらいの音を出しているのかあまり気にしていないのです。

タイピングに慣れるとクセがついてしまい、不必要なほどタイピング音を鳴らしていても気づかないケースも。そういった無意識にタイピングがうるさい人は、必要以上にキーボードから指を離してタイピングしている傾向があります。

キーボード上からあまり指が離れないよう、スライドするように指を動かすことで打鍵音を抑えることが可能です。

1-2.爪がふれている

爪がふれている

キーボードのカタカタ音がうるさいと感じる場合は、爪が原因の可能性もあります。キーボードがうるさい人の特徴として、爪が伸びたまま手入れできていないという可能性もあるでしょう。

逆に、ネイルなどお手入れをしている人の爪がキーボードにぶつかることでうるさい原因になってしまうことも。そのような場合はゴム製のキーボードカバーをかぶせることで、爪とキーボードがぶつかる時のカチャカチャ音を軽減することができます。

1-3.心理的な影響

キーボードの打鍵音がうるさい人の中には、ストレスを抱えてイラつきをキーボードにぶつける方もいるようです。「タンッ!タンッ!」と、必要以上に力を込めてタイピングしているように見える人もいますよね。

ちょっとしたストレスを抱えていて、気持ちがタイピングに移ってしまっているのかもしれません。ストレスをキーボードにぶつけてしまう人は、歩くときに大きな音を立てたり、ドアを強く閉めたりとモノに力強くあたってしまう傾向にあります。

1-4.使っているキーボードの問題

キーボードには「メカニカル」や「パンタグラフ」などいくつかの種類が存在します。中でもメカニカルキーボードには「青軸」や「赤軸」といった違いがあり、軸の違いでタイピング時に発生する音が変わるといった特徴を持ちます。

ゆっくりと押し込んでも「カチッカチッ」と気になる音が鳴る場合は、キーボード側の改善が必要かもしれません。

1-5.エンターキーの使用頻度が高い

エンターキーは特に大きな音を立てる要素の1つです。「キーボードがうるさい」と感じるタイミングの中でも、エンターキーだけ一際大きな音を立てているという方もいるでしょう。

実は、不必要なほどエンターを使っている方も多いのです。

文字を変換するとき、候補を確定するためにその都度エンターを押す必要はありません。スペースキーや変換キーを押した後、変換候補が合っていれば、そのまま続けて文章をタイピングすることでエンターキーの入力を省略できるのです。

文章作成に必要不可欠なエンターですが、同時に大きな音を立てやすいという点に注目して、必要以上にエンターキーへ触れないことも1つのポイントだと言えます。

2.周りの人のキーボードがうるさいときの対策

周りの人のキーボードがうるさいときの対策

キーボードの打鍵音がうるさい人の中には意識的に音を立てているケースもあります。もし直接うるさいと文句を言えないような職場環境の場合は、個人で騒音対策を取らなければいけません。

周りの人のキーボードがうるさいときの対策についてご紹介します。

2-1.耳栓を使う

騒音を気にしないことが一番ですが、「職場がうるさくて仕事に集中できない」という場合は耳栓を使うことも選択肢に上がります。また、業務中に音楽を聞いて良い職場環境であれば、イヤホンでうるさいキーボードの打鍵音から意識をそらすのも良いでしょう。

なお、J-POPなど歌詞の聞き取れる音楽を聞くと意識がBGMに傾いて、逆に集中力が下がるとも言われています。耳栓代わりとしてイヤホンで音楽を聞く場合は、歌詞の入っていないミュージックがおすすめです。

2-2.キーボードカバーを使ってもらう

キーボードの打鍵音がうるさい人にキーボードカバーをプレゼントしてみるのもポイントです。キーボードカバーを使うことである程度の騒音を抑える効果が期待できます。ただし、静音効果を発揮できるキーボードカバーは限られているため、素材やサイズなど種類を選ばなければいけません。

基本的には、専用キーボードカバーでシリコン素材であれば静音効果を発揮できるといえるでしょう。相手がタイピングに不慣れな場合は透明タイプのキーボードカバーを選ぶことをおすすめします。

なお、キーボードカバーの相場はおおよそ300円~2,000円前後です。

2-3.静音キーボードを使ってもらう

キーボードのタイピング音がどうしても改善されない場合は、キーボードそのものを変えるしかありません。静音・消音キーボードといった商品も多くでており、シリコンカバーとあわせて使うことで打鍵時のノイズを大きく下げることが可能です。

静音デザインのキーボードは4,000円前後、高いものでは数万円のモデルも存在します。ノートパソコンであっても、別途消音キーボードを使うことで大きな静音化が期待できると言えるでしょう。

2-4.うるさいと気づくように促す

キーボードの騒音に気付いてもらえるよう、さりげなく当人に促すのも対策方法の1つです。とはいえ、直接文句を伝えてしまうと職場の人間関係に亀裂が入ってしまうかもしれません。

そのようなときには「何かありましたか?」「キーを強く押しているようですが、もしかして認識しづらいとか?故障しかかっているかもしれませんね」といって、”タイピングがうるさく感じている”という点に気付いてもらえるよう促しましょう。

2-5.上司へ相談する

キーボードの騒音問題について、上司へ直接相談してみることもうるさい人への対策方法として挙げられます。そのようなときには「集中力できないので、静音キーボードを使わせてみてはどうか」といった点でアプローチしてみましょう。

3.自分のキーボードがうるさいときの対策法は?

自分のキーボードがうるさいときの対策法は?

「気づかないうちに自分のタイピングもうるさいかも」と不安になった場合は、無意識のうちに音を立てないよう常日頃からタイピングの練習をしておくことが重要です。また、タイピングの音を抑えるため、使っているキーボードの静音化対策をしてみるのも良いでしょう。

自分のキーボードがうるさいときの対策について見ていきましょう。

3-1.高価な静音キーボードに買い換える

キーボードには「パンタグラフ」や「メカニカル」といった仕組み部分に違いが存在します。中でも「静電容量無接点方式」という仕組みのキーボードは静音性に優れており、タイピングのしやすさから銀行などの業務でも活用されています。

そのため、キーボードがうるさいと感じるときは「静電容量無接点方式」といった特殊なキーボードへ乗り換えてみるのもポイントです。ただし、一般的なキーボードに比べると高額になるため、常日頃から文章作成などの業務に携わっている人におすすめのキーボードだと言えるでしょう。

3-2.キーボードの仕組みを変えてみる

キーボードの仕組みを変えてみる

一般的なキーボードに使われているメカニカルキーボードには、「軸」という仕組みが存在します。「青軸」「赤軸」「茶軸」など軸ごとに色分けされており、軸に応じて「キーボード入力時の音」「跳ね返りの強さ」といった性能が違います。

そこで、静音に特化した「赤軸」を採用してみるのも1つのポイントです。メカニカルキーボードであれば軸やキーを1つずつ個別に入れ替えることができるため、「静音化対策を自身で行ってみたい」という場合はキーの入れ替えを考えてみましょう。

また、メカニカルキーボード向けに提供された「静音リング」といった商品もあります。静音リングを搭載すれば、底打ちしたときのタイピング音を大きく減らすことが可能です。

ゲーミングキーボードなど、多くのメカニカルキーボードは「CHERRY MXスイッチ」と互換性を持っているため、静音リングと合わせてキーボードの仕組みを変えることで確かな静音効果が期待できると言えるでしょう。

3-3.正確なタイピングを心がける

正確なタイピングを心がけることでタイピング音を最小限まで抑えることが可能です。たとえば、ムダなタイピングによるバックスペースでの訂正や、変換ごとにエンターキーで確定してしまうクセなどが挙げられます。

正確なタイピングをするのに荒さやスピードは必要ありません。キーボードのホームポジションを守って正確なタイピングをしていれば、自然と静かで素早いタイピングができるようになるでしょう。

タイピングソフトやゲームを使って、少しずつ正確なタイピングができるよう練習してみることをおすすめします。

まとめ

キーボードのタイピングがうるさい人は、どうしても当人に改善してもらうしかありません。タイピング方法を変えてもらったり、キーボードそのものを変えてもらったり、あるいはキーボードカバーなどいくつかの手段を用いてキーボードを静かに使ってもらう必要があります。

「どうしてもキーボードのタイピング音が改善されない」という場合は、キーボードの中でも静かなタイピングができると有名な「静電容量無接点方式キーボード」を利用してみるのも1つの手段です。

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この記事の監修者

那波 伸晃

オフィスコム株式会社
商品・物流本部 執行役員 本部長
那波 伸晃

オフィス家具業界歴17年、オフィスコム創業期のメンバー。数々のヒット商品を生み出し、ユーザー目線での商品開発を得意としている。

この記事を書いた人

オフィスのギモン編集部

オフィスのギモン編集部

“快適にはたらく”をテーマにオフィスに関わる様々な疑問を解決!おすすめ商品や、明日の仕事に役立つ情報・豆知識を発信しています。

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