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自宅オフィスをレイアウトするときのポイント&おすすめアイテムも紹介

働き方改革の推進などにより、在宅勤務や自宅での副業・在宅ワークが増加しています。テレワークには多数のメリットがある一方で、「仕事に集中しにくい」などの課題もあるため、自宅にオフィス空間を設けようと検討している人も多いのではないでしょうか。

この記事では、自宅オフィス(ホームオフィス)のレイアウトを考える際のポイントを紹介します。自宅オフィスを作るメリットや、快適でおしゃれなレイアウト方法、自宅オフィスにおすすめのアイテムまで解説しますので、あわせてご参照ください。

▼このコラムを読んでもらいたい方

  • ・仕事とプライベートの両方を大切にしたい方
  • ・最近自宅で仕事をされている方
  • ・現状のレイアウトがしっくりこない方

▼このコラムを読んで得られる情報

  • ・自宅オフィスの環境を整えるメリット
  • ・自宅オフィスのレイアウトを決めるポイント
  • ・自宅オフィスを快適にするおすすめのアイテム

1.自宅オフィスとは?環境を整えるメリットも紹介!

自宅オフィスとは?環境を整えるメリットも紹介!

「自宅オフィス」とは、リモートワークや在宅勤務、自宅でできる副業・事業を行うために自宅に設けたオフィススペースのことです。別名「ホームオフィス」とも呼ばれています。自宅オフィスのレイアウト環境を整えると、次のようなメリットを享受できます。

■自宅オフィスを作るメリット

  • オフィススペース(ワークスペース)と生活スペースを分けられるため、オンとオフの切り替えがしやすい
  • 生活音やテレビの映像・音など、集中力低下の要因から遠ざかれる

自宅オフィスを構築して仕事の環境を整えると、より快適かつ効率的に業務を進められます。その際は、自宅オフィスを作る際のレイアウトやポイントを踏まえ、自分のライフスタイル・ワークシーンに適した自宅オフィスを設けましょう。

2.自宅オフィスをレイアウトするときのポイント4つ

オフィスとして活用できる部屋やスペースがあれば、自宅オフィスを作るのは簡単です。とはいえ、自宅オフィスでスペースを設ける際は、仕事に集中でき、効率よく業務を進められるようなレイアウトをイメージする必要があります。

ここでは、自宅オフィスをレイアウトする際に押さえておきたい4つのポイントについて解説します。快適かつおしゃれな自宅オフィスとするためにも、ポイントを押さえたレイアウトを心がけましょう。

2-1.オン・オフを切り替えられるスペースにする

テレワークなど自宅オフィスによる仕事には多数のメリットがある一方で、仕事とプライベートが分けにくいデメリットもあります。仕事とプライベートの区切りをうまくつけられない空間では、仕事に集中しづらくなってしまうのも事実です。レイアウトが曖昧だと、自宅の私的な空間で自分と家族のお互いが十分にリラックスするのも難しくなります。

自宅オフィスのレイアウトを考える際は、オンとオフを上手に切り替えられるスペースの用意がポイントです。自宅オフィスは完全な個室として利用できるスペースが理想的ですが、難しい場合はパーテーションで区切ったり、机で分けたりするのも選択肢のひとつです。

2-2.デスク周りの動線を確保する

仕事に集中できる自宅オフィスのレイアウトには、デスク周りの動線計画を十分に検討する必要があります。家具や家電、プライベートスペースとの動線と重ならないようなオフィスデスクの配置位置が理想的です。通路スペースを確保しながら自宅オフィスの空間をなるべく広く取り、仕事に必要な機器や筆記用具などを配置しましょう。

デスク周辺の動線を確保するためには、デスク周りのレイアウトを見直して余計なモノを置かない対応が必要です。その際は、仕事に必要なアイテムをワンアクションで取れるようレイアウトを工夫すれば、業務効率の向上も期待できます。/p>

2-3.生活音などの雑音を遮断する

生活音などの雑音は集中力を低下させる原因になるだけでなく、Web会議の妨げになる場合があります。自宅オフィスを作る場合は、生活音が入りにくい場所にオフィススペースを設置するのが大切です。

書斎や自分の個室がない場合、昼間の人の出入りが少ない寝室を自宅オフィスに変えるのもおすすめです。寝室は人通りが少なく、テレビや洗濯機といった音が出る家電から遠い場所にある物件が多いため、生活音が聞こえるトラブルも抑制できます。

どうしてもどうしても生活音が入ってしまう場合はパーテーションなどを使い、聞こえてくる生活音の音量を下げるレイアウトも検討しましょう。

2-4.すっきりとした印象の背景にする

自宅オフィスのレイアウトを考えるときは、オフィススペースの背景(背面)にも注意が必要です。Web会議で背景が画面に映り込んでしまう場合は、壁を背にした自宅オフィスのレイアウトもおすすめです。生活感のある風景が映り込まないため、すっきりした印象を与えられます。近年ではZoomなどのアプリ上で背景を自動的に隠す仕組みも流行しつつありますが、背面に壁面収納などを設ければ書類の出し入れもスムーズになるため、作業効率向上などの効果も期待できます。

ただし、背後に窓があると、方角によっては逆光になりやすいデメリットも。仕事に悪影響が出るおそれもあるため、窓がない壁面を背にできるレイアウトを自宅オフィスとして採用するのがおすすめです。

3.【場所別】仕事に集中できる自宅オフィスのレイアウト方法

【場所別】仕事に集中できる自宅オフィスのレイアウト方法

仕事に集中できる自宅オフィスを作るには、「遮音」「動線を避ける」「仕事道具を手元近くにおける」などのレイアウトがおすすめです。とはいえ、快適な自宅オフィスを作るためのレイアウト条件をすべての人が満たせるとは限りません。そのため、使用目的やワークスタイルに合わせて、できる範囲内で自宅オフィスの構築をおすすめします。

ここでは、自宅オフィスにおけるレイアウトのコツを場所別に紹介します。

3-1.リビング

リビングは人の出入りが多く、生活音も入りやすい場所のため、仕事に集中するための自宅オフィスには向いていません。しかし、小さな子供を育てる家庭では、子供を見ながら仕事しやすいメリットもあります。

リビングへ自宅オフィスを作るには、部屋の隅に作業用の専用オフィスデスクを配置するレイアウトがおすすめです。メイン動線を妨げないよう部屋の出入り口付近は避け、テレビや趣味のモノなどが視界に入らないような配置が理想的です。

オンとオフを上手に切り替える方法には、「パーテーションを利用する」「照明の色を変える」といったコツもあります。パーテーションの代わりにデザイン性の高いシェルフやチェストを活用すれば、圧迫感なく、空間をおしゃれに区切れます。

3-2.ダイニング

大きめの仕事専用オフィスデスクを置くスペースが取れない人や、デスクワークの隙間時間にキッチンなどで家事を進めたい人はダイニングを自宅オフィス化するのも選択肢のひとつです。ダイニングテーブルと仕事用オフィスデスクを兼用する場合は、お気に入りのテーブルランナーなどで天板を保護すると、おしゃれで快適なオフィススペースを作れます。

また、デスクスペースの確保が難しいレイアウトでも、仕事用オフィスチェアの利用をおすすめします。ダイニングチェアとは別に、コクヨやオカムラなどデスクワーク向けのオフィスチェアを用意すれば、身体に掛かる負担を軽減する効果が期待できます。とはいえ、大きなモデルのオフィスチェアをダイニング付近に設置するのが難しいレイアウトもあるかもしれません。そのときは、ナチュラル素材やアースカラーなど、ダイニングの雰囲気・インテリアに合ったサイズ感・色使いのアイテムを選ぶと、おしゃれな空間を構築できます。

3-3.個室

一人暮らしの人や実家で同居している人のうち、自分の個室や書斎スペースがある人は、自室の自宅オフィス化をおすすめします。個室を自宅オフィス化すれば、仕事に集中しやすく、作業しやすいレイアウトも採用しやすい点がメリットです。

個室に自宅オフィスを作る場合は、窓や出入り口までの動線を妨げないようにオフィスデスクを配置します。部屋の雰囲気や形・使い方に応じて、棚やチェストなど必要なアイテムを組み合わせて使える家具を採用すれば、おしゃれかつ効率的に作業のできるレイアウトを実現できます

3-4.寝室

個室や書斎スペースがなく、日中の生活音を避けたい人や、子供の寝かしつけが終わった後に仕事をしたい人は、寝室に自宅オフィスを設けるのも選択肢のひとつです。寝室は建物のレイアウト上、洗濯機などの騒音から距離を置いた場所に配置されるケースが多くなっており、ほかの部屋よりも仕事に集中しやすい可能性があります。

夜間の寝室で仕事をする場合は、デスクライトの明かりやタイプ音が寝ている人の睡眠の妨げとならないレイアウトが重要です。また、Webカメラなどにベッドや布団などプライベートなモノが映り込まないようにする工夫も施す必要があります。

4.自宅オフィスを快適にするおすすめアイテム

自宅オフィスを快適にするおすすめアイテム

自宅オフィスを構築するには、レイアウトだけでなく、作業効率アップに役立つアイテムを揃えるのもポイントです。

■自宅オフィスを快適にするアイテム5選

(1)オフィスデスク
オンとオフの切り替えを行うためにも、作業スペースには家庭用のテーブルとは別の仕事専用のオフィスデスクを用意しましょう。長時間使用していても疲れにくいオフィス用のデスクがおすすめです。

(2)オフィスチェア
「座面昇降可能」「キャスター付き」など機能性が高いモデルを選びましょう。「背もたれがある」「座面にクッション性がある」など、体にほどよくフィットし、長時間座っていても疲れにくいオフィスチェアがおすすめです。

(3)収納オフィス家具(スチールラック・デスクワゴンなど)
パソコン周りのツールや、仕事道具を収納するスチールラックやデスクワゴンをオフィスデスク周辺に配置すると、必要なモノを手に取る際の動線を短くできるため、作業効率が向上します。

(4)モニターアーム
モニターアームを利用すると、パソコンのディスプレイを適切な高さ・角度に調節できます。そのため、パソコン作業における目や肩の疲労を予防する効果が期待できます。

(5)集中ブース
オフィスデスクを丸ごと覆うテント状のブースや、付箋や張り紙もできるパーテーション状のブースを活用すると、視線のシャットアウトや遮音効果が期待できます。その結果、業務の集中力向上も期待できます。

上記のアイテムを使えば、自宅オフィスで身体が疲れにくくなるだけでなく、レイアウトの自由度もあがります。自宅オフィスでも仕事に集中できるようさまざまな工夫を取り入れ、快適な作業環境を構築しましょう。

まとめ

テレワークなど自宅で仕事をする機会が増えた人は、自宅オフィスを作り業務に集中できる環境を整えましょう。「オン・オフの切り替えが可能」「動線の確保」などのポイントを押さえた上で、シーンに合ったレイアウトを考えることが大切です。

また、自宅オフィスのレイアウトを考えるときは、合わせて作業を快適にするアイテムの選定もポイントのひとつ。専用のオフィスデスクやオフィスチェアなど、自宅オフィスに活用できるアイテムをお探しの場合は、多種多様なオフィス家具の販売実績がある「オフィスコム」をぜひご活用ください。

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