自宅テレワークにおすすめのオフィスデスク10選! 選び方も合わせて解説
近年ますます人気の集まっているテレワークですが、なかにはテレワークの環境が整っておらず、業務が効率的にできなかったり、身体の疲労感が拭えなかったりと頭を悩ませている方も……。
そもそも、テレワークの環境を整えるには一体何が必要なのでしょうか。この記事では、テレワークの作業環境や注意点について解説します。そのうえで、タイプ別のテレワークにも最適なオフィスデスク環境をご紹介します。
オフィスコムでオフィスデスクを見てみる
▼このコラムを読んでもらいたい方
- ・最近テレワークを始めた方
- ・自宅オフィスの環境を整えようと考えている方
- ・在宅で仕事すると作業効率が下がると感じている方
▼このコラムを読んで得られる情報
- ・テレワーク向けオフィスデスクの特徴
- ・自分に合ったオフィスデスクの選び方
- ・シーン別!おすすめのオフィスデスク
- 目次
- 1.自宅テレワーク向けオフィスデスクの選び方
- 2.自宅テレワーク用オフィスチェアの選び方
- 3.自宅テレワーク向けのおすすめスタンダードオフィスデスク
- 4.自宅テレワーク向けのおすすめL字型オフィスデスク
- 5.自宅テレワーク向けのおすすめ昇降型オフィスデスク
- 6.自宅テレワーク向けのおすすめパソコンラック
- まとめ
1.自宅テレワーク向けオフィスデスクの選び方
自宅をオフィス化するなら、まずは自分の作業環境にあったオフィスデスクの選定をおすすめします。一般的なオフィス用とは違い、自宅オフィス向けオフィスデスクを選ぶ場合は、サイズの違いやタイプを見極める作業が大切です。
自宅で活用できるオフィスデスクを選ぶときのポイントについてご紹介します。
1-1.デスクサイズ(幅・奥行・高さ)で選ぶ
自宅にオフィスを作るときは、購入前にデスクサイズの確認が大切です。一般的なオフィスでは奥行き700mm(70cm)程度のオフィスデスクが一般的ですが、業務内容によっては600m(60cm)程度のサイズでも快適な作業を行えます。
「幅(W)」「奥行(D)」「高さ(H)」それぞれのサイズをもとに、求めているオフィスデスクの大きさをチェックするのをおすすめします。
幅 | |
---|---|
1500mm(150cm)~ | とても大きいサイズです。スペースがある場合は、自宅オフィスを整えるのに役立つデスクサイズの1つです。 ビジネスに必要な道具を卓上に広げても作業できる余裕があります。 |
1400mm(140cm) | 通常よりも少し大きめのデスクサイズです。PCモニターを置いたうえで、図面などの大きめな資料を広げられるスペースがあります。マルチディスプレイ運用を考えている場合は、1400mm以上の幅を持ったオフィスデスクをおすすめします。 |
1200mm(120cm) | スタンダードなサイズのオフィスデスクです。デスクトップパソコンやプリンターに加えて、ちょっとした書類作業もできる余裕を持ちます。 |
1000mm(100cm) | コンパクトサイズのオフィスデスクです。自宅オフィスとしてどっしり構えるよりも、ノートパソコンを使った資料作成など作業範囲の小さい方におすすめです。 |
奥行 | |
---|---|
800mm(80cm) | 一昔前に主流だったサイズです。近年では薄型ディスプレイなどの影響でそこまで奥行を必要としていないケースも増えています。 コンパクトさに欠けますが、複数のディスプレイをモニターアームなどで運用したい方におすすめです。 |
700mm(70cm) | スタンダードな奥行きサイズです。パソコンをおいてゆとりがあるため、パソコン業務に加えて書類仕事なども簡単に行えます。 |
600mm(60cm) | 省スペースで自宅オフィスを作りたい方におすすめのサイズです。コンパクトなデスクなため、卓上のどこにでも手が届きやすくなっています。 |
450mm(45cm) | さらにコンパクトなオフィスデスクで、自宅テレワークのスペースを最小限に管理できます。ノートパソコンで業務を行う方にもおすすめのサイズ感です。 |
高さ | |
---|---|
740mm(74cm) | 海外製のオフィスデスクでよく見かけられる高さです。日本人の標準値より少し高めなため、人によっては「自分に合わない」と感じる方もいます。 |
720mm(72cm) | 一般社団法人 日本オフィス家具協会(JOIFA)によって推奨されているサイズです。 |
700mm(70cm) | JIS規格で定められた、もっともメジャーなサイズです。 |
幅や奥行きは自宅オフィスに設けられるスペースとの兼ね合いになります。ただし、パソコンを使ったデスクワークをする場合は、奥行き600mm以上のオフィスデスクがおすすめです。視線が近すぎると、眼精疲労などの症状が起こりやすいと言われているため、モニターとの距離を取りやすい奥行き感も大切といえます。
また、なかでも注目すべきポイントがオフィスデスクの高さです。天板が高すぎると作業がしづらいだけでなく、肩こりなどの原因となってしまうため注意する必要があります。
オフィスデスクを自分に合った高さで使うには、後述するオフィスチェアとの関係性が重要です。あわせてチェックしておきましょう。
【ノートパソコンには幅100cm奥行60cm以上がおすすめ】
コンパクトで持ち運びの利便性が高いノートパソコンは、狭い作業スペースでも使いやすいメリットがあります。そのため、一般的な会社で採用されているような、大きさに余裕のあるオフィスデスクを選ぶ必要はありません。同じ場所での作業時間が少なく、ノートパソコンの持ち歩きが多い方などは、コンパクトなオフィスデスクでも十分対応できるでしょう。作業時間や作業する場所の広さに合わせて、無理のないサイズ感のオフィスデスクを選ぶことが大切です。
一方で「ノートパソコンで長時間作業をする」「紙の資料や本などを並べて作業するのが多い」などの方は、幅100cm、奥行60cm以上の十分なスペースが取れるオフィスデスクを選ぶのがおすすめです。余裕のあるサイズを選べば、作業を効率的に行いやすくなります。
【デスクトップパソコンには幅120cm奥行70cm以上がおすすめ】
オフィスデスクの上に設置して作業するデスクトップパソコンは、ノートパソコンに比べて画面が大きく、作業もしやすいメリットがあります。ただし、画面やキーボード・マウス、本体などが分かれているため、オフィスデスク上に設置するにはある程度の広さが必要です。そのため、画面やキーボード、マウス、本体などを置いても十分に作業を行えるサイズ感のオフィスデスクを選ぶのをおすすめします。
オフィスデスクの奥行きが狭すぎると、画面との距離が近くなりすぎて目が疲れてしまったり、紙の書類などを置くスペースがなく効率が悪くなったりする可能性があります。幅120cm、奥行70cm以上あれば他の作業もしやすく、デスクトップパソコン以外にプリンターなどの周辺機器を置くスペースも設けられます。
オフィスコムでオフィスデスクを見てみる
1-2.デスクタイプで選ぶ
自宅オフィスに使えるオフィスデスクにはいくつかのタイプが有り、それぞれ特長が異なります。代表的なデスクタイプは以下の通りです。
- スタンダードデスク
- L字型デスク
- ロースタイルデスク
- 昇降型デスク
- パソコンラック
一般的なオフィスデスクをイメージしている場合は、スタンダードデスクや昇降型デスクがおすすめです。また、お部屋の角に自宅オフィスを作る場合にはL字型デスク、あまりスペースを取れない場合はパソコンラックといったデスクの選び方があります。
【スタンダードデスク】
スタンダードデスクはオフィスでの採用が多いタイプで、シンプルな作りが特徴です。サイズ感は商品によって異なりますが、幅120cm奥行70cmのような余裕のある大きさで作られているオフィスデスクも多く存在します。そのため、「デスクトップパソコンを置きたい」「パソコンで作業をしながら紙の資料を広げたい」「一緒にプリンターなどの周辺機器も置きたい」などのシーンに適しています。
また、スタンダードデスクは形やデザイン、価格帯、大きさが豊富で、置く場所に合わせてさまざまなタイプから選べます。オフィスの空間に合うタイプを探している場合は、大きめで落ち着いた雰囲気を感じられる素材のオフィスデスクがおすすめです。自宅で使う場合は、部屋の印象がおしゃれになるデザインのオフィスデスクを、スペースに合わせて選ぶのをおすすめします。
【L字型デスク】
L字型デスクは、前面とサイドを囲むような天板が特徴のオフィスデスクです。オフィスでもよく採用されており、さまざまな使い方ができます。たとえば、ノートパソコンに外付けディスプレイを接続する場合にも活用できます。サイドにノートパソコン、前面に外付けディスプレイとキーボードを置けば、デスク周りをすっきりとしたまま、効率よく作業の引き継ぎが可能です。
また、サイドにファイルボックスを並べて資料や本を収納すれば、必要なときにすぐ手に取れるのもメリットのひとつ。ほかにも、サイドにプリンターを置く活用方法もあります。L字型デスクは空間を効率よく使えるため、パソコン作業の際に必要なモノを置くためのキャビネットなどをわざわざ揃えなくてよいメリットがあります。
【ロースタイルデスク】
ロースタイルデスクは脚が短く、床に座りながら使用できるタイプのワークデスクです。特に狭い室内では、ロースタイルデスクで高さを抑えと空間を広く見せられます。オフィスチェアを別で購入する必要がないため、費用を節約したい方にも人気です。
また、ロースタイルデスクは汎用性の高さもメリットのひとつです。作業をするときはオフィスデスクとして、食事をするときは食卓としても活用できます。和室にもなじみやすいため、在宅勤務の方にもおすすめです。一方で、常に座りながら作業しなければならず、長時間の作業に向いていない点に注意が必要です。
【昇降型デスク】
昇降型デスクは手動もしくは自動で、天板の高さを変えられるオフィスデスクです。気分に合わせて座ったり、立ったりと体勢を変えられるため、デスクワークでの運動不足が気になっている方などから注目を集めています。昇降型デスクを使ったスタンディングワークは、「天板の高さで気分を変えやすい」「集中力を保ち作業効率が上がりやすい」、「オフィスチェアを買ったときに高さを合わせやすい」などのメリットもあります。
ただし、昇降型デスクはほかのオフィスデスクに比べて金額が高い商品が多い点に注意が必要です。特に、電動タイプは高額になる傾向があり、十数万円する昇降型デスクもあります。オフィスデスクの使用頻度の少ない方は手動タイプを、パソコンで長時間作業をする方は電動タイプを購入するなど、自身の使い方に合わせて最適な価格帯の昇降型デスクをおすすめします。
【パソコンラック】
パソコンラックは天板の上下に棚が備え付けられたオフィスデスクです。商品によって棚の数や大きさはさまざまで、なかにはスライド式の天板にキーボードを置けるタイプの商品も存在します。棚にはデスクトップパソコンの本体部分、プリンター、資料など作業に必要なモノを置くのがおすすめです。
パソコンラックは狭い空間への設置が向いており、作業に必要な資材を一通り手近に置きやすいメリットがあります。ただし、なかには横幅が100cm以上の大型の商品もあります。またロータイプの商品もあるため、設置する場所やスペースに合わせて選ぶとよいでしょう。
オフィスコムでオフィスデスクを見てみる
1-3.素材で選ぶ
オフィスデスクは、天板や脚に使われている素材を基準に選ぶのもおすすめです。使用される素材はオフィスデスクによって異なりますが、一般的に木製やスチール製、ガラス製などがよく採用されています。
木製は温かみのある雰囲気を出せる点が魅力で、「オフィスを親しみのある空間にしたい」「自宅のインテリアに合わせたい」などのシーンにおすすめです。木材の種類によって色味やイメージも変わるため、好みに合わせて選べます。
スチール製はメタリックなデザインで、「オフィスになじみやすい」「頑丈で掃除がしやすい」などのメリットがあります。またガラス製はオフィスや自宅どちらにもなじみやすく、洗練された印象を与えてくれるのもポイント。
オフィスデスクの天板や脚の素材が変わるだけで自宅オフィスの印象や使いやすさも変わるため、使う人の好みや置く場所の雰囲気に合わせて精査するのをおすすめします。
1-4.デスクの脚の形もチェック!
脚の形によってオフィスデスクの雰囲気も変わるほか、オフィスチェアとの相性や周辺機器の拡張性に違いが存在します。たとえば、自宅オフィスでモニターアームを使ってマルチディスプレイを導入する場合、オフィスデスクの脚や設置具合によっては、安定性に欠けてしまう可能性があります。
デスクの脚タイプの選び方として、デスク本体がどっしりと構えて卓上を支える「パネル脚」や「L字型脚」を選ぶのもポイントです。オフィスデスクの脚部分は組み立て難易度にも影響を及ぼしますので、脚の形も合わせてチェックするのをおすすめします。
オフィスコムでオフィスデスクを見てみる
2.自宅テレワーク用オフィスチェアの選び方
1日に長時間座る予定の場合は、身体への負担を抑えられるデスク環境の構築が大切です。自分に合っていないオフィスチェアを自宅オフィスに導入してしまうと、腰痛や肩こりといった身体の不調に繋がってしまう可能性があります。
言い換えれば、「人間工学的に優れているか」「正しい座り方ができるか」などの点に着目しなければなりません。自宅オフィスに合うオフィスチェアの選び方についてご紹介します。
2-1.長時間利用するなら高機能なオフィスチェアを
自宅オフィス用のオフィスチェアを選ぶポイントとして、できる限り高機能なタイプの選定をおすすめします。特に、自宅オフィスで長時間の作業をする場合は見逃せない要素のひとつです。
高機能なオフィスチェアを選ぶときは、以下のポイントを確認しましょう。
- ランバーサポート(腰当て)がついているか
- 高さの調節ができるか
- アームレストの位置を変えられるか
- ヘッドレストがついているか
上記の4つは身体の負担を和らげるため、人間工学的に大切な要素です。国内メーカーの「コクヨ」や「オカムラ」など、間工学に基づいてデザインされたオフィスチェアなら、長時間の作業でも身体が疲れにくい効果を期待できます。
2-2.自分の身長と高さがマッチしているか
高機能なオフィスチェアやオフィスデスクを整えても、正しい座り方ができなければ効果は薄れてしまいます。椅子と机の高さが自分に合っていなければ、かえって自分の身体に負担が掛かってしまう原因に。オフィスチェアやオフィスデスクを購入する前に、自分の身長と合っているか調べるのが大切です。
基本的に、オフィスチェアの座面高とオフィスデスクの天板までの距離はおよそ30cm程度が適切だとされています。より細かい部分の調節をすれば、さらに快適な自宅オフィスを構築できます。気になる方は下記リンクをご参照ください。
3.自宅テレワーク向けのおすすめスタンダードオフィスデスク
3-1.どんなシーンもOK!シンプルデザインの自宅オフィス向けデスク
Garage(ガラージ) GX-168H | ファントーニ
サイズ | 幅1600×奥行800×高さ720mm 天板厚さ/18mm 脚/幅35×奥行35mm |
---|---|
材質 | 天板/合成樹脂化粧パーティクルボード(メラミン) 脚/スチール製、白塗装仕上げ |
重量 | 36kg |
3-2.鍵付き収納ワゴンが付いたシンプルデスク2点セット
3-3.配線カバー付き!頑丈でシックデザインの片袖オフィスデスク
スチールデスク ブラック 片袖机 OC-SD147KB
サイズ | 幅1400×奥行700×高さ720mm |
---|---|
材質 | 本体 / スチール(粉体塗装)、ABS樹脂
天板 / メラミン樹脂化粧板・パーティクルボード、エッジ / PVC |
重量 | 54.2kg |
3-4.省スペースでインテリアに馴染みやすいナチュラルホワイトのオフィスデスク
ペスパ 配線用切り欠き付き 木製オフィスデスク
サイズ | 幅800×奥行600×高さ720mm |
---|---|
材質 | 天板:メラミン樹脂化粧板、その他:強化紙化粧板・パーティクルボード、アジャスター:PP |
重量 | 15.28kg |
4.自宅テレワーク向けのおすすめL字型オフィスデスク
4-1.長方形デスクを組み合わせてL字型にするのもおすすめ
Garage(ガラージ)/NSデスク スタンダードタイプ
サイズ | 幅1400×奥行700(手前側:400mm、奥側:300mm)×高さ720mm |
---|---|
材質 | 天板:合成樹脂化粧パーティクルボード(手前:メラミン、奥:メラミン-黒)、脚:スチール |
最大積載質量 (等分布) |
60kg |
4-2.自宅オフィスにもおすすめ!収納スペース確保のL字型デスク
プラス(PLUS) OXシリーズ L字デスク
サイズ | 幅1500×奥行700×高さ720mm 天板厚さ / 25mm |
---|---|
材質 | 天板・幕板 / 低圧メラミン樹脂化粧板 エッジ / ABS樹脂 脚 / スチール(粉体塗装)、アルミダイキャスト 配線キャップ / ABS樹脂 |
重量 | 33.4kg |
5.自宅テレワーク向けのおすすめ昇降型オフィスデスク
5-1.電源不要で気楽にワンタッチ昇降ができる!ガス圧式昇降デスク
フォリット 昇降デスク ガス圧式 FORITT
サイズ | 幅1200×奥行700×高さ700~1130mm |
---|---|
材質 | 天板:メラミン樹脂化粧板、パーティクルボード、エッジ:PVC、脚:スチール(粉体塗装)、アルミニウム、アジャスター:ナイロン/ポリプロピレン、昇降レバー |
重量 | 30.98kg |
6.自宅テレワーク向けのおすすめパソコンラック
6-1.省スペースに最適!パソコンラックのミニデスク
パソコンラック 重量型
サイズ | 幅650×奥行700×高さ1338mm |
---|---|
材質 | フレーム・棚板/スチール(エポキシ粉体塗装),マウステーブル/ABS(布張り),キャスター/ナイロン |
重量 | 18.8kg |
まとめ
テレワークの影響から自宅オフィスの環境を整える方が増えつつあります。しかし、適当にオフィス家具を選んでしまうと、作業能率が下がってしまったり、身体の負担が増えてしまったりとデメリットがあるのも事実です。 そのため、自宅にオフィスを作る場合は本記事のオフィスデスクの選び方を参考に、活用するオフィスデスクをしっかりと吟味しておきましょう。オフィスデスクのタイプによって収納スペースなどの機能性が違うほか、部屋全体のインテリアデザインにも大きな影響を及ぼします。
とはいえ、ただ高級なデスクを買い揃えばよい訳でもありません。自宅で長時間の作業をする予定がある場合は、自分の体格にマッチしたデスク環境の構築が大切です