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オフィスで乾燥対策を実践しよう!取り組みやすい5つの方法を紹介

オフィスで働く中で、目や唇が乾燥した経験がある方は多いでしょう。オフィスは空気が乾燥しやすい環境であり、気付かないまま働いていると肌が乾燥するだけでなく、体調も崩してしまいます。

会社側で湿度調整できる設備を用意していないところも多いため、自分でできる乾燥対策が必要です。

当記事では、オフィスが乾燥しやすい理由と、オフィスでできる効果的な5つの乾燥対策を紹介します。デスクワーク中の乾燥を防ぎたい方は、ぜひチェックしてみてください。

1.オフィスが乾燥しやすい理由

オフィスが乾燥しやすい理由

オフィスの乾燥対策を考える前に、まず乾燥の原因を知る必要があります。
オフィスが乾燥しやすい理由は主に以下の3点です。

  • 水周りの設備が少ない
    空気の乾燥を防ぐためには、空気中に十分な水分が存在しなければなりません。しかし、オフィスは水を供給するところが少なく、水周りの設備がある場所は給湯室やトイレに限られます。空気中の水分量が少ないため、オフィスは乾燥を防ぎにくい環境です。
  • 湿度調整できないエアコンを使用している
    オフィス内のエアコンを通年で動かしている会社は少なくありません。オフィスのエアコンは湿度調整できないタイプが多く、乾燥した風を送ってしまいます。とくに高層ビル内にあるオフィスのエアコンは空調効率優先で外気を遮断しているため、エアコンの稼働中は空気の乾燥が進みます。
  • 冬の外気がオフィス内にも影響を与える
    冬は空気が乾燥しやすいだけでなく、冬の寒さもオフィス内の乾燥に影響します。冷たい外気を遮断するために窓を締め切り、ヒーターやエアコンで室内温度を上げると、湿度は極端に下がります。ただでさえ乾燥しやすいオフィスが、冬の季節は一層乾燥するため、注意してください。

2.オフィスでできる乾燥対策を紹介

オフィスは一年を通して乾燥しやすい環境であるため、乾燥対策は欠かせません。乾燥した場所に長時間いるとドライアイになったり、インフルエンザにかかったりする可能性が高くなります。女性でメイクのノリが気になる場合は、化粧水やハンドクリームなどのコスメアイテムで入念にケアする必要があるでしょう。

以下では、オフィスでできる乾燥対策の方法を5つ紹介します。

2-1.コップにお水・お湯を入れる

コップにお水・お湯を入れる方法は簡単に行えて、お金もかからないエコな乾燥対策です。
お水が入ったコップをデスクなどに置くと、水分が空気中へ少しずつ蒸発し、オフィスの乾燥を自然に解消できます。お水ではなく湯気が立ち上るお湯にすれば、より早く空気が加湿されるため効果的です。

ただし、お水・お湯を入れたコップをデスクに置く場合は、うっかりこぼさないように注意しましょう。書類やパソコンが濡れると業務に支障をきたすおそれがあるため、書類やパソコン周りから離れた場所にコップを置くと安心です。

2-2.水分補給をこまめにする

水分補給をこまめにする

オフィスの乾燥対策として、空気が乾燥しないよう加湿することばかり考えてはいないでしょうか。しかし、湿度の低いオフィスでは身体も乾燥します。こまめに水分補給して、身体の内側から潤いを保つことも大切です。

適度に水分摂取すると鼻・喉の粘膜が潤い、風邪やインフルエンザウイルスの侵入を防いでくれる効果が期待できます。オフィスで乾燥を感じたときにすぐ水分補給できるよう、ペットボトルやマイボトルに飲み物を入れておきましょう。

水分補給のために用意する飲み物は、カフェインが入っていないものにしてください。コーヒーや紅茶には利尿作用のあるカフェインが含まれており、水分補給には適していません。水分補給におすすめの飲み物は、以下の4つです。

  • ミネラルウォーター
  • ハーブティー(ノンカフェイン)
  • スポーツドリンク
  • 麦茶

2-3.マスクを着ける

デスクワークのときにマスクを着けることでも乾燥対策が可能です。マスクで鼻と口をしっかり覆うと、呼吸に含まれる水分がマスクの内側に留まり、粘膜の乾燥を防げます。もちろん、マスクにはほこり・ウイルスを遮断する効果もあるため、乾燥による風邪・インフルエンザ予防にも効果的です。

しかし、マスクを着ける方法は体内の水分を有効活用するものであり、マスク単体では根本的な乾燥対策とはなりません。マスクで乾燥対策する場合は、他に加湿する方法も組み合わせましょう。最近は、水分を含んでいる濡れマスクタイプの製品も発売されています。

また、装着するマスクは衛生的に使うことが大切です。毎日交換するなら使い捨ての不織布マスク、洗って使い回す場合は布マスクなど、自分に合うマスクを選んでみてください。

2-4.濡れタオルを使用する

自宅の乾燥対策として、洗ったバスタオルを部屋干しする方も多いでしょう。お水・お湯を入れたコップと同様に、濡れタオルを置く方法も効果的な乾燥対策です。オフィスでは大きなタオルを吊るすことは難しいものの、ハンドタオルを濡らしてデスク周りに置くことはできます。

濡れタオルの利点は、コップと違って水をこぼす心配がないことです。軽く絞っておけばタオルから水が垂れないため、書類やパソコンがあるデスク上にも置けます。タオルの表面が乾いてきたら、給湯室やトイレに行って蛇口の水でタオルを濡らしましょう。

なお、濡れタオルに使用するタオルは毎日洗い、清潔な状態を保つようにしてください。濡れた状態のタオルはカビなどが繁殖する可能性があるため、同じタオルを使い続けると不衛生です。

2-5.卓上加湿器を使用する

卓上加湿器を使用する

オフィスの乾燥がひどい場合は、しっかりと空気を加湿できる卓上加湿器がおすすめの乾燥対策です。卓上加湿器は、タンク内に入れた水を細かなミストに変えて放出します。デスク上のアクセントになるおしゃれな見た目の製品も多いため、他人の目も気になりません。

卓上加湿器は購入する際にコストがかかるものの、高い加湿能力が卓上加湿器の大きな魅力です。とくに以下のようなオフィスでは、卓上加湿器の持つ加湿機能が活躍します。

  • 夏にエアコンを稼働し続けている
  • 冬に窓を閉め切って暖房を入れている
  • 高層ビル内にオフィスがある

卓上加湿器はさまざまな種類があり、中にはオフィス作業に適していないタイプの製品もあります。オフィスの乾燥対策として卓上加湿器を利用する方は、卓上加湿器の選び方も知っておきましょう。

3.卓上加湿器の選び方

卓上加湿器を選ぶポイントは、「加湿方法」と「タンク容量」の2点です。

●加湿方法
卓上加湿器の加湿方法は4種類に分けられます。加湿方法の違いによってオフィス利用しやすいかが決まるため、加湿方法は重要なポイントです。

超音波式 超音波の振動で水を霧状に変え、ファンで放出して加湿する
気化式 水を含んだ紙に風を送り、水分を気化させて加湿する
スチーム式 水を加熱して水蒸気にし、ファンで放出して加湿する
ハイブリッド式 異なる2種類の加湿方法を組み合わせて加湿する

卓上加湿器の主流は超音波式と気化式の2つです。どちらも本体サイズがコンパクトで、デスクに設置するのに向いています。また加熱装置がないため、電力消費を抑えられる点もメリットです。

●タンク容量
タンクに入れられる水の容量で、加湿できる時間が決まります。タンク容量が大きいほど長時間の加湿が可能となるものの、本体サイズも大きくなるため注意してください。
オフィスの乾燥対策に適したタンク容量は400~500mlです。

まとめ

オフィスは水周りの設備が少なく、エアコンを通年稼働している企業も多いため、空気が乾燥しやすい環境です。とくに冬場は乾燥が極端に進み、ドライアイやインフルエンザにかかるおそれもあります。

オフィスの乾燥対策は、自分でできることから始めましょう。コップにお水・お湯を入れたり、こまめな水分補給を取ったりすることは、今すぐできる乾燥対策です。万全の乾燥対策を行いたい場合は、加湿効果が高い卓上加湿器も使用しましょう。

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