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テレワークに必要なモノとは? 快適なデスク環境からレイアウトまで

自動計算アリ!机と椅子の高さバランスやPC向け環境の選び方

近年ますます人気の集まっているテレワークですが、なかにはテレワークの環境が整っておらず、業務を効率的にできず頭を悩ませている方も……。

そもそも、テレワークで快適なデスク環境を整えるにはどのようなアイテムが必要なのでしょうか。この記事ではテレワークの快適な作業環境や注意点についてご紹介したうえで、タイプ別のデスク環境をご紹介します。

▼このコラムを読んでもらいたい方

  • ・最近テレワークが始まった方
  • ・テレワークをしてもらうのに必要なものが知りたい方
  • ・快適なテレワーク環境を整えたい方

▼このコラムを読んで得られる情報

  • ・テレワーク環境に必要なものとはなにか
  • ・快適なデスク環境に必要なもの
  • ・テレワークに役立つおすすめのデスクタイプ

1.テレワーク環境はどうするべき?

多くの関心が集まっているテレワーク。ただテレワークと一口にいっても、実際には「在宅勤務」や「モバイルワーク」、「施設利用型勤務」など細かいタイプに分かれています。なかでも、在宅勤務では自宅に作業をしやすいテレワーク環境を作ることが大切です。

「テレワークはただパソコンがあれば大丈夫」と考えてしまうかもしれませんが、環境次第で肩こりや腰痛の原因となってしまうケースもあります。

また、人によっては「なかなか集中できない」と頭を悩ませている方も。テレワークを始める場合は、「落ち着いて仕事に集中できるオフィスデスクのような環境」を自宅に作る準備が大切です。

テレワークに必要なものを整えるために必要な機材や道具についてご紹介します。

1-1.テレワーク環境に必要なもの

仕事内容によってテレワーク環境にはさまざまな道具が必要です。なかでもテレワークの環境構築に必要なアイテムをピックアップしてみました。

  • インターネット環境
  • パソコン一式(マウス・キーボード・モニター)
  • Webカメラ
  • マイク
  • イヤフォンやヘッドフォン

基本的に、パソコンを使ってWeb上でやり取りをするうえで必要なアイテムは以上となります。特に、ZoomやGoogleMeet、SkypeといったWeb会議アプリを使う場合は、「カメラ・マイク・イヤホン」といった音響・映像ツールは必要不可欠です。

1-2.テレワーク中のデスク環境を快適にする道具一覧

テレワーク中のデスク環境を作るうえで必要不可欠ではないものの、役立つとされているアイテムは以下の通りです。

  • 高機能なデスク/チェア
  • 大きめのモニター(ディスプレイ)
  • モニターアームやパソコンスタンド
  • ドッキングステーション/延長コード
  • ホワイトボード

テレワークの内容によっては、ノートパソコンを使ってさまざまなスタイルで作業できます。しかし、体勢次第では腰痛や肩こりの原因となってしまうため、しっかりとしたデスク環境の構築が大切です。

「ついついパソコンを覗き込むような姿勢を取ってしまう」場合は、モニターの高さが合っていないのかもしれません。モニターアームやパソコンスタンドを使って姿勢を矯正できる角度をイメージしましょう。

そのまま放置していると、肩こりなどの症状を引き起こす原因になるため、快適なテレワークをするためにもデスク環境の整備が重要です。

テレワーク環境を豊かにする道具一覧

理想的な視線の高さはパソコンディスプレイを少し見下ろせる程度だとされています。また、オフィスチェアへ腰掛けるときには顎を引き、骨盤を立たせる座り方も大切です。エルゴノミクスを考えてデザインされたオフィスチェアなら正しい座り方をアシストしてくれるため、あわせてチェックしてみるのをおすすめします。

1-3.そもそもテレワーク環境って?

厚生労働省よりテレワーク向け環境におけるガイドラインが公表されています。

そもそもテレワーク環境って?
【出典】「自宅等でテレワークを行う際の作業環境整備」厚生労働省

なかでも、身体へ直接的な影響を及ぼすテレワーク環境は以下の通りです。

デスク

  • ・必要なものを配置できる広さがある
  • ・作業中に身体がぶつかるなど圧迫しない環境
  • ・テレワークに適切なデスクの高さ調節ができる

椅子

  • ・深く腰掛けられる椅子
  • ・足裏全体を床につけられる高さ
  • ・ディスプレイからおよそ40cm以上目を離せる位置

「照度300ルクス以上」は、一般的な家庭の照明であれば難なくクリアできる条件です。室温などの要素は人によって好みが異なりますが、テレワークではデスク環境が重要視されているとわかります。

2.テレワークの理想的なデスク環境とは?

テレワークの理想的なデスク環境とは?

在宅勤務のテレワークでは、作業への集中力を高めるためにも快適に使えるデスク環境の構築が大切です。自宅にオフィスのようなデスク環境を設ける場合は「立位」と「座位」といったデスクの高さについても目を向けてみましょう。

近年ではスタンディングデスクの人気も集まりつつありますが、肝心なポイントはデスク環境の高さが自身とマッチしているかです。テレワークの環境を用意するうえで、デスクの高さやオフィスチェアの高さが合わないと足腰を痛めてしまう原因となるため注意しましょう。

2-1.身体への負担を軽減することが大切

テレワーク用の快適なデスク環境づくりでは身体への負担に注意を払わなければなりません。環境次第では腰痛や肩こりなど、身体の不調に繋がってしまう可能性が考えられます。身体への負担を軽減するためには人間工学に配慮されたデスク環境の用意がベストです。

快適なテレワーク環境を用意するうえで役立つアイテムが、昇降機能に対応したオフィスデスク&オフィスチェアです。自身にぴったりマッチした環境を構築できるため、テレワーク中に掛かる身体への負担を大幅に軽減する効果が期待できます。

ベストな高さは人に応じて異なるため、人間工学に基づいた計算方法が気になる方は下記の記事をご参照下さい。

3.テレワークの環境づくりにおすすめのデスクタイプ

3-1.スタンダードデスク

テレワークの環境づくりにおすすめのデスクタイプ

もっともシンプルなスタンダードデスクは、テレワークの環境を構築するうえでもっとも人気を集めるデスク環境です。パソコンを使うためのオフィスデスクがメインで、コンパクトな大きさに抑えられるため普段から自宅で使える小さなデスクとしても役立ちます。

また、空いたスペースにデスクワゴンやスチールラック、キャビネットを設ければ、収納スペースを大きく取ることも可能です。「テレワーク時に会社の書類をいくつか持ち帰ることになった」といったシーンでも、書類管理がしやすいメリットがあります。

3-2.L字型デスク

L字型デスク

テレワークの環境に必要な道具一式をデスクの上に置きたい場合は、L字デスクを使って大きな作業範囲を取るのもおすすめです。テレワークに必要な道具をいつでも使えるデスク環境を作り出せるため、作業効率が大幅アップする効果も期待できます。

コンパクトタイプのL字デスクなら、狭い部屋でもコーナー部分に設置できます。ただし、ほかのデスクタイプに比べると必然的に設置スペースが大きく取られる点に注意が必要です。

お部屋のスペースをあまり取らずにテレワーク向けの快適なデスク環境を構築したい場合は、ロースタイルテーブルを使うのも選択肢にあがります。

3-3.ロースタイルデスク

ロースタイルデスク

ロースタイルデスクは、畳のお部屋を使っている方や、オフィスチェアに座るのがあまり好きではない方におすすめのテレワーク向けデスク環境です。ロースタイルデスクにあわせて周囲も低めの家具を揃えると、全体的に広々とした開放感を生み出せます。

テレワークのデスク環境を整えるうえで、インテリアデザインにも配慮したい方にはロースタイルデスクの採用も手段のひとつです。

しかし、ロースタイルは姿勢が崩れがちで、身体へ負担を掛けてしまう点に注意が必要です。基本的には背もたれのついた座椅子など、人間工学的に考えられたオフィス家具の採用をおすすめします。

3-4.昇降型デスク

昇降型デスク

その日の気分によってテレワークで働くデスク環境を変えたい場合は、昇降型デスクを利用してみるのもひとつの手段です。近年では「スタンディングデスク」が人気を集めつつあり、座り仕事と立ち仕事を交互に入れ替えることで意識をリフレッシュできるメリットが注目されています。

1日中立って仕事をするのも、座って仕事をするのもあまり好きではない方におすすめのテレワーク向けデスク環境です。

なお、昇降型デスクは手動で昇降させるレバー・ハンドル式やガス圧式、電動式などいくつかのタイプに分けられています。電動式昇降型デスクのなかには高さを保存するメモリ機能があり、テレワークに適切なデスクの高さ環境をワンタッチで再現できます。

テレワークは快適なデスク環境づくりが重要

テレワークの快適なデスク環境は、作業効率を引き上げるのに大きく役立ちます。テレワークに必要なものはもちろん、快適なデスク環境に必要なのは、自分の作業環境に合ったデスクです。長時間の作業を支えているのはオフィスデスクやオフィスチェアといったオフィス家具で、自分の体格に合ったオフィス家具を使わなければ、腰痛や肩こりといった身体の不調に繋がってしまう可能性も考えられます。

その際は、作業に役立つパソコンスタンドなどのツールを揃えると、テレワークをしやすいデスク環境を構築できます。理想的なデスク環境は人それぞれですので、気に入ったデスクタイプを活かして好みのレイアウトを実現してみてくださいね。

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