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疲れにくいオフィスチェアとは? 選び方やおすすめ製品もご紹介

今こそ知りたい!疲れにくいオフィスチェアの選び方

1日中オフィスチェアに座って仕事をしていませんか?座っていれば身体は疲れないと考えがちですが、気づくと疲労感が溜まっている人も少なくありません。

実は、腰痛や肩こりは身体に合わないオフィスチェアが原因で引き起こされるケースもあります。そのため、疲労感を軽減したい方は疲れにくいオフィスチェアを利用するのもポイントです。

この記事では、椅子に座っても疲れる原因とその対策、疲れにくいオフィスチェアの選び方についてご紹介します。それぞれのおすすめ製品も紹介するので、あわせてご参照ください。

▼このコラムを読んでもらいたい方

  • ・長時間オフィスチェアに腰掛けると疲れを感じる方
  • ・身体のコリや腰の疲れが気になる方
  • ・足のむくみを改善したい方

▼このコラムを読んで得られる情報

  • ・長時間オフィスチェアに腰掛けると疲れる理由
  • ・疲れにくいオフィスチェアを選ぶときのポイント
  • ・プロが選ぶおすすめの高機能オフィスチェア

1.なぜ?座って作業をしていると疲れる理由

なぜ?座って作業をしていると疲れる理由

普段、2本の足で立っているときの背骨はS字カーブを描いています。人体は背骨がS字カーブを描けば、負担を軽減しつつ身体を支えられる仕組みです。

一方で、身体に合わないオフィスチェアへ座ると、背骨のS字カーブが崩れる人も多く、腰や椎間板への負荷が大きくなってしまうケースがあります。

また、支えのないオフィスチェアに座ると立ち姿勢で保っていたバランスが崩れ、重たい頭部の支えが大変になり、背中や肩まわりの筋肉が緊張しやすい状態になる場合も。

筋肉には血液やリンパ液を送り出すポンプのような役割があり、筋肉の緊張が続くと血行が悪くなります。血行の悪化は、筋肉のコリや痛みを引き起こす原因のひとつです。

仕事中は前かがみの姿勢が多かったり、パソコンのディスプレイを何時間も見続けいたり、長い時間座っていると次第に姿勢は崩れ、筋肉が緊張して身体が疲れる原因に。だからこそ、リラックスして姿勢を正せないオフィスチェアは身体の疲れを招いてしまいます。

2.疲れにくいオフィスチェアの基本

座り仕事は知らず知らずのうちに姿勢を崩し、筋肉の緊張から身体の疲れを招いてしまう場合があります。身体の疲れを軽減するためには、姿勢を無理せず維持できるオフィスチェアが大切です。

まずは座面を選ぶときのポイントとして、座っていてもお尻が痛くならないように、ほどよい硬さのオフィスチェアを選びましょう。

また、骨盤を立てて座るために、座面のお尻側がひざ側よりも少し低くなっているタイプがおすすめです。前滑り防止に繋がります。

続いて、オフィスチェアの背もたれは特に重要です。背中を背もたれにつけて深く座ったときに、背骨がS字カーブを描けるオフィスチェアなら負担を軽減しやすくなります。S字カーブに沿った背もたれが、肩甲骨の下まであるタイプがおすすめです。

最後に、椅子の高さも大切です。オフィスチェアに腰掛けたとき、足の裏全体が床につき、膝裏が少し椅子から離れる程度が最適な高さです。

giroflex 353/ジロフレックス353シリーズ オフィスチェア T肘付

giroflex 353/ジロフレックス353シリーズ オフィスチェア T肘付

座る人に合わせて細かく調整できるT肘付き高機能オフィスチェアです。

背面の負担を軽減する二重構造のメッシュを採用しており、ロッキングは体格や好みに応じて自動調整できます。ヘッドレストや座面の高さ・奥行なども調整可能です。

疲れないオフィスチェアを探している方は、疲れにくいための基本的条件を満たせるようチェックしましょう。どの症状が気になる人にとっても、外せないポイントです。

上記の点をふまえた上で、体の症状別に疲れにくいオフィスチェアをそれぞれご紹介します。

4.首コリや姿勢の崩れが気になる人が選びたいオフィスチェア

首コリの違和感は、「ストレートネック」が原因かもしれません。ストレートネックとは、本来緩やかなカーブを描いているクビの骨が、知らず知らずのうちに直線を描いてしまう状態を指します。

前かがみや猫背など、姿勢が崩れた状態を長い間続けてしまうと、首の骨がまっすぐになってしまいます。

そうなると、常に頭部が体より前に出ている状態になるため、他人から見ても姿勢が崩れているように見える原因に。

そのうえ、首の骨のカーブには、衝撃を吸収したり、筋肉の代わりに頭を支えて肩コリや首コリを軽減したりする役割があります。

つまり、首の骨のカーブがなくなる「ストレートネック」だと、疲れが出やすくなる可能性があります。

正しい姿勢を維持して首周りを疲れさせないために、頭を正しい位置で固定する座り方がポイントです。

首コリやストレートネックによる姿勢の崩れが気になる人には、頭を正しい位置にガイドできる、ヘッドレスト付きのオフィスチェアが適しています。

5.足のむくみが気になる人にはフットレストがおすすめ

座面の固いオフィスチェアに長時間座って血行が悪くなったり、足の筋肉を使わなかったりすると、足のむくみに繋がってしまいます。

また、身体の冷えは筋肉を緊張させるため、血行が悪化してしまう点に注意が必要です。

さらに、足の筋肉量が少ないと、血液やリンパ液が滞りやすく、冷えや長い時間の座り仕事と相まって足の疲れをひどくさせてしまいます。

そのため、足のむくみが気になるときは「冷えの改善」「座面の柔らかさに注目」「足の血行をよくする」の3つに着目しましょう。たとえば、冷えの症状がある人は、軽い素材のひざ掛けなどで太ももから足先を暖めるのもポイントです。

また、座面が固いと足先への血行が悪くなってしまうため、固すぎない座面や、必要に応じてクッションを取り入れてみるのをおすすめします。

最後に、足の血行をよくするため、フットレストで持ち上げてみるのも選択肢のひとつです。フットレストで足先を心臓の高さに近づければ、血の流れがよくなる効果が期待できます。

女性の場合は体格差により、椅子だけで正しい姿勢を保とうとすると、首・肩・腰などに影響が出てしまう場合も。フットレストなどを使い、自分にあったオフィスチェアへうまく調整するのがベストです。

6.職場環境も見直してみましょう

職場環境も見直してみましょう

疲れにくいオフィスチェアを使っても、仕事全般の疲れが取れるわけではありません。あくまでオフィスチェアは正しい姿勢の維持をサポートするだけですので、快適で疲れにくい労働環境を目指して、オフィスデスク周りを見直すのも大切です。

例えば、ノートパソコンで作業していたり、モニターの位置が目線より下になっていたりすると、つい見下ろしがちになってしまい首コリの原因となる「ストレートネック」を招きやすくなってしまいます。また、筆記やタブレット端末で作業するときは、机の高さを調節して姿勢が大きく崩れないようにする工夫が重要です。

また、目の疲れは体の疲れに関連していると言われています。蒸しタオルを目元にのせて心地よいと感じたら、目の疲れが体のコリを悪化させている可能性も。

疲れないオフィスチェアを探している方は、新しい椅子の購入とあわせて、1時間に1度軽いストレッチに取り組んでみるのをおすすめします。

さらに、職場の温度設定が低すぎると、寒さから血行が滞る原因になりがちです。痛みやコリといった症状も出やすくなるため、夏場は24~28度、冬は20~23度の室内温度に調節するのをおすすめします。

仕事が終わったら、シャワーだけで済ませずに浴槽に38度~40度のお湯をためて入浴するのもポイントです。

できるだけ足を伸ばして首までお湯につかります。ゆっくり10分以上入ると、血管が拡張して血行がスムーズになり、関節や筋肉を休ませる効果もあるので、ぜひ試してみてくださいね。

在宅勤務・テレワーク 椅子(チェア)

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