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ホーロー製のおすすめホワイトボード12選|特徴・お手入れ方法まで

ホーロー製のおすすめホワイトボード12選|特徴・お手入れ方法まで

会議室やセミナールーム、オフィスをはじめ、あらゆるシーンで利用されるホワイトボードは、白い板書面に文字をはっきりと見せられるだけなく、書いた文字を簡単に消して繰り返し利用できる機能性が特徴です。黒板とは異なりチョークを使用しないため、手が汚れる心配もありません。

ホーロー製のホワイトボードには、素材の特長を活かした多くのメリットがあります。普段からお手入れを欠かさなければ、ほかの素材を使用したホワイトボードよりも長く使い続けられるのもメリットです。

今回は、ホーロー製のホワイトボードをおすすめする理由と、長く綺麗に保つためのお手入れ方法を紹介します。

▼このコラムを読んでもらいたい方

  • ・オフィスに使えるホワイトボードを探している方
  • ・ホワイトボードの違いがわからない方
  • ・ホーロー製ホワイトボードのメリットが知りたい方

▼このコラムを読んで得られる情報

  • ・ホーローとはなにか
  • ・ホーロー製ホワイトボードのメリット
  • ・ホーロー製ホワイトボードの手入れの仕方
  • ・おすすめのホーロー製ホワイトボード

1.ホーローとは?

ホーローとは?

ホーロー(琺瑯)とは、鉄やアルミニウムにガラス質の素材を焼き付けた工法で、金属が持つ丈夫さと、ガラスが持つ美麗さを両立している点が特徴です。素材そのものに透明感があり、表面に好きな柄や写真を印刷することもできるなど、デザイン性にも優れています。

ホーローは水や熱に強く、においやキズが付きにくいという性質を持っています。ほかにも、防食性や防汚性に優れており、軽く拭くだけで汚れを落とせるなど、手入れがしやすいメリットもあります。また、化学反応によって有害物質が生じる心配もないため、安心して使用できるのもメリットです。

手入れのしやすさと、汚れやにおいへの耐性が高いメリットから、特にキッチンや浴室、洗面所などの水回りに使用されやすい素材です。また、熱に強く保温性もあるため、オーブンレンジにかけられる食器としても広く使用されています。

1-1.ホーロー製とスチール製の違い

ホワイトボードに使用される素材として、ホーローのほかにスチールタイプがあります。
以下は、ホーロー製とスチール製の違いをまとめたものです。

ホーロー製 スチール製
キズへの耐性 キズが付きにくい キズが付きやすい
重量 スチール製よりも少し重い ホーロー製よりも少し軽い
価格 スチール製よりも少し割高 ホーロー製よりも少し安い

スチール製と比較した場合、ホーロー製のほうがわずかに重く、価格も割高です。しかし、ホワイトボードを壁などへ固定するのであれば、重さはあまり気にならないといえます。また、脚付きのホワイトボードはキャスターが付いているため、簡単に移動させられるのも重さが気にならない理由のひとつです。

そして、ホーロー製のほうがスチール製よりもキズに強い特徴を持っています。台所周りにも使用されているホーローは、鍋をぶつけても、たわしで擦ってもキズが付く心配はほとんどありません。一方、スチール板面は硬貨などで引っ掻くと容易にキズが付きます。

耐用年数は、スチール製よりもホーロー製のほうが明らかに長く、使い方によってはオフィス用品として半永久的に使用可能です。コスト面に関しても、ホーロー製の特性を活かしたボードを使用することで、費用を安く抑えられます。

2.ホーロー製のホワイトボードが選ばれる理由

マーカーで盤上に文字や図を書くホワイトボードは、文字の書きやすさやマーカーの汚れが残らない性質が求められます。一方、ホーロー製はスチール製よりも経年劣化が起こらないため、頻繁に買い換える必要もなく、長く使い続けられるのがメリットです。
また、少しでも長く使うことを想定するなら、普段の手入れは簡単なほうが望ましいでしょう。

ここからは、頑丈で汚れが付きにくいホーローをホワイトボードに利用する場合のメリットについて、3つの特徴を紹介します。

2-1.文字が書きやすく消し跡が残らない

ホーロー製のホワイトボードの表面は非常に固く、くもりのない白の色合いでなめらかに仕上げられています。そのため、板書面に文字が書きやすく、文字をはっきりと見せることが可能です。

特に、講義室やセミナールームのような多くの人がホワイトボードに注目する環境なら、文字を鮮明に見せるホーロー製のホワイトボードが適していると言えます。

また、ホーローの特長である防汚性は、ホワイトボードでも効果を発揮します。インクがボードに染み込むのを防ぎ、消し跡を残さないため、簡単にもとの綺麗な状態に戻せるのもメリットです。講義用のホワイトボードのように、たくさん文字を書いては消すようなシーンにもおすすめです。

2-2.経年劣化や変色に強く長期間の使用ができる

ホワイトボードの文字がはっきりと見えるのは、文字の書きやすさだけではなく、板書面が白いことも大きく影響しています。当然ながら変色を起こしていくと、文字が見えにくくなります。ホワイトボードを長く使い続けるためには、板書面をいつまでも白く保つ工夫が必要です。

ホーロー製のホワイトボードは、汚れや湿気、においにも強いため、時間が経っても劣化や変色を起こす心配がありません。日頃から正しい手入れを行えば、もとの色合いや品質を保ちやすくなります。

一度購入すれば、経年劣化を理由として買い換える必要がない点も、ホーロー製ホワイトボードの強みです。導入コストはスチールタイプのほうが安く済みますが、長い目でみればホーロー製のほうがコストパフォーマンスに優れているといえます。

2-3.キズに強く丈夫でお手入れがしやすい

キズに強く丈夫なメリットも、ホーロー製ホワイトボードの大きな特徴です。金属にガラス質を焼き付ける「ホーロー加工」は、七宝焼のような焼き物にも使用されており、強い耐久性をもたらします。
そのため、ホーロー加工によって頑丈に仕上げられたホワイトボードなら、板書面にキズが付く心配がなく、不注意で物をぶつけてしまっても、板書面が割れる心配もありません。

また、油性ペンで書いた文字も、水拭きのみで簡単に拭き取れます。専用のクリーナーも必要としないため、手入れがしやすく環境にも優しいのがホーロー製ホワイトボードのメリットです。

3.ホーロー製のホワイトボードをより綺麗に保つためのお手入れ方法

ホーロー製のホワイトボードをより綺麗に保つためのお手入れ方法

経年劣化や変色に強いホーロー製のホワイトボードですが、使用方法や手入れを誤ると、ボードに書いた文字が消えにくくなる可能性があります。
ホワイトボードの表面にはインクの定着を防ぐコーティング加工が施されているため、ホワイトボードの表面を綺麗に保つ工夫が必要です。ホワイトボードの手入れを行う際にシンナーのように強力な溶剤を使用すると、コーティングを痛める原因となるため、強力な溶剤は使用しないでください。

また、品質保証期間が過ぎたマーカーにも注意が必要です。マーカーに使用されているアルコールが揮発し、残った剥離剤がコーティングを剥がす原因となるため、古いマーカーは使用しないのをおすすめします。

ここでは、ホワイトボードのコーティングを保つ具体的な方法や注意点を3つ紹介します。

3-1.①水拭きをする

コーティングを痛めないためにも、ホワイトボードの汚れは水拭きで落とすのが基本です。ホーロー製のホワイトボードは汚れが付きにくく作られていますが、マーカーのインクが空気中のほこりと混ざって板書面に付着し、汚れが取れない場合もあります。空気中のほこりと混ざった板書面の汚れは、通常は水拭きのみで綺麗に落とすことが可能です。

また、汚れを落とす方法として、中性洗剤の使用は控えましょう。中性洗剤に含まれている界面活性剤がホワイトボードに付着すると、上から書いたマーカーの成分と界面活性剤が馴染んでしまい、かえって汚れを残す原因となります。

3-2.②頑固な汚れには無水エタノールを使用する

水拭きだけでは落ちない汚れがある場合は、無水エタノールを使用します。アルコールには油を溶かす性質があるため、油分が混ざった汚れに対しても有効なメンテナンス方法です。無水エタノールは乾きが早いため、二度拭きする必要もなく、使いやすい特徴があります。

また、メタノールなどのアルコールでも代用は可能ですが、毒性があったりにおいが強かったりするため、取り扱いには十分に注意しましょう。特に、屋内使用が多いホワイトボードに対しては、無水エタノールを使用するのが無難です。

無水エタノールは、薬局やドラッグストアで購入できます。ただし、引火性が強いため、火気には注意が必要です。無水エタノールを使用する際は十分に換気を行うようにしてください。また、揮発性が高く皮膚を乾燥させやすいため、無水エタノールを使用際には、ゴム手袋を利用するのをおすすめします。

3-3.③市販のクリーナーを使用する

通常、ホワイトボードは水拭きもしくは無水エタノールのみで手入れを行えます。しかし、ホームセンターやネットショップでは、ホワイトボード専用のクリーナーが販売されていることも。ホワイトボード専用のクリーナーを使用する場合は、クリーナーに含まれている成分をしっかりと確認するのが大切です。

市販のクリーナーは、主に次のような種類に分けられます。

  • ・界面活性剤が配合されている
  • ・エチルアルコールやイソプロパノールなどのアルコールを含む
  • ・アルカリ電解水や重曹などのアルカリ剤入り

界面活性剤はかえって汚れを広げるため、ホワイトボードの汚れを落とすクリーナーとしての使用はおすすめしません。アルコールが含まれるクリーナーはインクの汚れをよく落とすものの、においが強いため、適度な換気が大切です。

また、アルカリ剤入りのクリーナーはアルコールよりも効果が薄く、アルカリ剤はアルミを腐食させる性質がある点に注意しなければなりません。ホワイトボードの枠を拭いたりクリーナーが飛び散ったりしないように気を付ける必要があります。水溶液中の水素イオン濃度も高く皮膚が荒れる原因にもなるため、アルカリ剤入りのクリーナーを使用する場合は手袋が必須です。

4.【ホーロー製】おすすめのホワイトボード12選

最後に、ホーロー製のおすすめホワイトボード12選を紹介します。脚付きや壁掛けといった形状に注目するのはもちろん、月間予定が付いているホワイトボードならスケジュール管理ができるオフィス用品としても使用できます。ボードごとの特徴を参考にしながら、使用目的にあった1台を探してみてください。

〇脚付きホワイトボード

ホワイトボード ホーロー 脚付き 両面 1200×900mm

ホワイトボード ホーロー 脚付き 両面 1200×900mm

高耐久・高摩擦性を誇るホーロー製の、両面タイプ脚付きホワイトボードです。

サイズ 幅1260×奥行560×高さ1880mm
重量 19kg
材質 板面:ホーロー、板面フレーム:アルミニウム、支柱・脚:スチール(粉体塗装)、キャスター:ナイロン・ABS
ホワイトボード 脚付き 片面 1810×910mm

ホワイトボード 脚付き 片面 1810×910mm

ボードの強度が抜群のホーロー製。片面無地タイプで消し跡も残りにくいホワイトボードです。

サイズ 幅1872×奥行610×高さ1805mm
重量 19kg
材質 板面/デュアルコート・ニッケルホーロー、アルミ、スチール、ABS樹脂
ホワイトボード 脚付き 暗線入り裏面無地 1810×910mm

ホワイトボード 脚付き 暗線入り裏面無地 1810×910mm

ホワイトボードに暗線が入っているため、文字が書きやすいことが特徴のホワイトボードです。

サイズ 幅1896×奥行610×高さ1845mm
重量 25.3kg
材質 板面/デュアルコート・ニッケルホーロー、アルミ
ホワイトボード ホーロー 脚付き 暗線入り 片面 1210×910mm

ホワイトボード ホーロー 脚付き 暗線入り 片面 1210×910mm

暗線に従ってきれいに文字を書くことができるホワイトボードです。マグネットも取り付けできます。

サイズ 幅1272×奥行610×高さ1805mm
重量 16.4kg
材質 デュアルコート・ニッケルホーロー、アルミ
ホワイトボード ホーロー 脚付き プロジェクタースクリーン 両面 1758×858mm

ホワイトボード ホーロー 脚付き プロジェクタースクリーン 両面 1758×858mm

両面無地タイプのホワイトボードです。専用のアプリを利用して、ボードの記載内容を手軽にデータ化できます。

サイズ 幅1906×奥行562×高さ1808mm
重量 21.3kg
材質 板面/ニッケルホーロー板、スタンド/スチール、フレーム・粉受け/アルミ、フレーム四隅/ABS
ホワイトボード ホーロー 脚付き プロジェクタースクリーン 片面 2400×1200mm

ホワイトボード ホーロー 脚付き プロジェクタースクリーン 片面 2400×1200mm

プロジェクター投影対応、片面無地タイプのホワイトボードです。映像を映しながらホワイトボードに記入できます。

サイズ 幅2526×奥行610×高さ1990mm
重量 不明
材質 板面/マイカスクリーン、枠/アルミ、芯材/MDFボード

〇壁掛けホワイトボード

ホワイトボード ホーロー 壁掛け 無地 マグネット対応 900×600mm

ホワイトボード ホーロー 壁掛け 無地 マグネット対応 900×600mm

省スペースタイプのホワイトボードで、オフィス内での設置場所を選びません。壁掛け金具を使って設置します。

サイズ 幅900×奥行10×高さ600mm
重量 3kg
材質 ホーロー、アルミニウム、ABS樹脂
ホワイトボード ホーロー 壁掛け 暗線入り 1810×910mm

ホワイトボード ホーロー 壁掛け 暗線入り 1810×910mm

暗線が入った壁掛けタイプのホワイトボードです。図面やレイアウトも綺麗に書くことができます。

サイズ 幅1810×高さ910mm
重量 14.1kg
材質 デュアルコート・ニッケルホーロー、アルミ
ホワイトボード ホーロー 壁掛け プロジェクタースクリーン 幅1810×高さ1210mm

ホワイトボード ホーロー 壁掛け プロジェクタースクリーン 幅1810×高さ1210mm

プロジェクターに対応した壁掛けタイプのホワイトボードです。どの場所や角度からでも映像を確認できます。

サイズ 幅1810×高さ1210mm
重量 不明
材質 フレーム / アルミ、ボード / ホーロー

〇月・行動予定表ホワイトボード・ホワイトボードシート

ホワイトボード ホーロー 脚付き 月予定表 両面 1210×910mm

ホワイトボード ホーロー 脚付き 月予定表 両面 1210×910mm

両面タイプ・脚付きの月間予定ホワイトボードです。脚部には楕円パイプを採用しており、安定して自立します。

サイズ 幅1326×奥行610×高さ1840mm
重量 不明
材質 マーカーボード表面/デュアルコート・ニッケルホーローホワイト鋼板
ホワイトボード ホーロー 脚付き 月予定表 片面 1210×910mm

ホワイトボード ホーロー 脚付き 月予定表 片面 1210×910mm

片面無地タイプのホワイトボードで、1カ月分のスケジュールを記入できます。脚付きで運びやすいのが特徴です。

サイズ 幅1272×奥行610×高さ1805mm
重量 9.8kg
材質 デュアルコート・ニッケルホーロー、アルミ
ホワイトボード ホーロー 脚付き 月予定表+裏面無地 1762×862mm

ホワイトボード ホーロー 脚付き 月予定表+裏面無地 1762×862mm

月間スケジュールのほかに、無地部分へ自由に文字を記載できるホワイトボードです。

サイズ 幅1946×奥行594×高さ1800mm
重量 24kg
材質 脚/アルミおよびスチールパイプ(粉体塗装)、板面/ニッケルホーロー板、芯材/段ボール、フレーム・粉受け/アルミ押出し材(粉体塗装)、コーナー / ABS樹脂

まとめ

文字の書きやすさや見やすさに加えて、汚れやキズが付きにくいホワイトボードを探しているなら、ホーロー製ホワイトボードがおすすめです。

ホーロー製のホワイトボードはスチールタイプよりも頑丈であるため、使用するシーンを選びません。また、マーカーの使い方や普段の手入れに少し注意するだけで、将来的に買い換える手間もかからず使用できます。

ここまでご紹介したホワイトボードのお手入れ方法も参考にしながら、長く利用できるホワイトボードをぜひ探してみてください。

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