壁に貼るホワイトボードの種類まとめ|イレーザーを綺麗に保つコツも解説
何回でも書いたり消したりできるホワイトボードは、オフィスや教室、家庭などさまざまな場所で活用されています。なかでも近年は壁に直接貼るタイプのホワイトボードも登場しており、種類によって使い勝手が大きく異なるのも事実です。
利便性の高いホワイトボードにはいくつかの種類があり、その種類によって適する場所が異なります。そこでこの記事では、設置場所の確保が困難なほど狭い空間でも利用しやすいホワイトボードを紹介します。
▼このコラムを読んでもらいたい方
- ・ホワイトボードの種類とはなにか知りたい方
- ・壁に貼るホワイトボードを探している方
- ・ホワイトボードを綺麗に保つコツを知りたい方
▼このコラムを読んで得られる情報
- ・ホワイトボードの種類と特徴
- ・壁に貼れるシート型ホワイトボードの種類
- ・ホワイトボードを長く綺麗に保つコツ
- 目次
- 1.ホワイトボードの種類は大きく分けて3つ
- 2.空間が狭いオフィスでも使える6種類のホワイトボードシート
- 3.ホワイトボードシートを長く綺麗に保つなら?
- 4.おすすめのホワイトボードシート
- まとめ
1.ホワイトボードの種類は大きく分けて3つ
ホワイトボードは、大きく分けると3種類に分類できます。「脚付きタイプ」「壁掛けタイプ」「シートタイプ」のホワイトボードです。それぞれの特徴についてまとめた表を以下に示します。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
脚付きタイプ | 自由に移動できる | 置く場所を広くとるため、邪魔になりやすい |
壁掛けタイプ | 狭い場所でも利用できる | 壁にビスを打ったり、吊り下げたりして設置する必要がある |
シートタイプ | さまざまな種類があり用途によって選択できる | マーカーペンを置くスペースがない |
それぞれのタイプにメリットとデメリットがありますが、狭いオフィスにホワイトボードを導入する場合は、シートタイプのホワイトボードが適しています。省スペース化に役立つ理由としては以下の要素があげられます。
- ・スペースを有効に活用できる
- ・サイズを自由に設定できる
- ・プロジェクターの映像を投影できる
直接壁に貼るシートタイプのホワイトボードには脚がないため、スペースを取る心配がありません。また、壁や机などさまざまな場所に貼り付けられるため、従来ではホワイトボードが設置できなかったスペースを活用できます。
シートタイプのホワイトボードは、カッティングを行ってサイズを自由に変更できるため、自在な用途に利用できる特徴があります。たとえば、個人スペースに小さく貼り付ければToDoリストやメモの用途として、また壁一面に大きく貼り付ければ月間予定表やプレゼン用としての利用も可能です。
さらに、白くて凹凸のないホワイトボードはプロジェクターの投影先としても利用できます。プロジェクター投影スクリーンと違い、映像にマーカーで書き足せるのも壁に直接貼るホワイトボードのメリットです。
2.空間が狭いオフィスでも使える6種類のホワイトボードシート
シートタイプのホワイトボードは、「ホワイトボードシート」と呼ばれ、壁に直接貼り付けて使用するタイプのホワイトボードを指します。
ホワイドボードには3種類があるとお伝えしましたが、ホワイドボードシートにも多くの種類が存在しており、種類によって適した用途や設置場所はバラバラです。
ここからは、壁に直接貼る「ホワイトボードシート」を6種類に分けて、それぞれの特徴やメリットを解説します。
2-1.吸着加工なしのホワイトボードシート
吸着加工とは、壁に平らな壁面にしっかりと貼り付く構造のことです。吸着加工なしのホワイトボードは下層が鉄粉シートになっており、マグネットによって貼り付けられます。
吸着加工なしのホワイトボードシートを利用するには、オフィスの壁面に大判マグネットシートを張り付けなければなりません。マグネットシートを施工した壁面は、壁を傷つけることなく、磁石にくっつく家具や商品の設置が可能になります。
マグネットシートを利用しない場合は、接着剤もしくは両面テープにより貼り付ける必要があります。ただしこの方法で施工した場合には、一度貼ってしまうと移動できません。
吸着加工なしのホワイトボードシートは、マグネットを利用する場合や大きなサイズのホワイトボードシートを設置したい場合におすすめの商品です。
2-2.吸着加工ありのホワイトボードシート
吸着加工ありのホワイトボードシートは、鉄粉シートの下に吸着層があるタイプです。吸着面は小さな穴が無数に空いたアクリル樹脂でできており、ガラスや金属板など平らな壁面であれば、貼ったり剥がしたりを繰り返すことが可能です。
ホワイトボードを貼る際は、事前に壁面を軽く水拭きしておきましょう。ほこりが付着すると、吸着力が落ちて剥がれやすくなる原因となります。何度も利用して吸着力が落ちた場合は、シート面を水拭きして乾燥させると吸着力が元に戻ります。
頻繁に貼り換えができるため、オフィスのさまざまな場所で利用したい場合に適したホワイトボードシートです。さらにマグネット対応タイプもあるため、「壁を傷つけたくない」「画鋲を利用したくない」といったシーンにもおすすめできます。
2-3.3WAYのホワイトボードシート
3WAYのホワイトボードシートは、下記に記した3種類の使い方ができます。
- ・書き消し
- ・マグネット掲示
- ・プロジェクター映写
ホワイトボードにはマーカーを消去しやすいようにツヤがあります。一方で、プロジェクタースクリーンは光の乱反射を抑えるためツヤがありません。3WAYのホワイトボードシートは、表面にフッ素コーティング加工を施しているため、プロジェクター映写のニーズもカバーしています。
ただし、ホワイトボード専用シートと比較すると表面のツヤが抑えられているため、イレーザーを使った消去性がほかの種類より劣ります。
3WAYのホワイトボードシートは、プロジェクターを頻繁に利用するオフィスに適したホワイトボードシートです。さらに設置型のプロジェクタースクリーンと違い、利用する場所を自由に変更できるメリットがあります。
2-4.うら弱粘着のホワイトボードシート
うら弱粘着のホワイトボードシートは、粘着剤が裏面に塗布されています。そのため、クロス素材の壁面など多少凹凸のある場所でも直接貼り付けられるホワイトボードです。
うら弱粘着は粘着性が弱いため、利用が終わった際に糊残りがなく綺麗に剥がせます。設置時に貼り付け位置を間違えた際にも、貼り直しが可能です。
貼る際にはローラーなどで十分に圧着してください。圧着が不十分だと、後に剥がれ落ちる可能性があります。
また、頻繁に剥がすとほこりや油分が付着するため、何度も貼り換えることはできません。貸し会議室への設置など一時的な利用に適したホワイトボードシートです。
2-5.うら強粘着のホワイトボードシート
うら強粘着のホワイトボードシートは、強力な粘着剤が裏面に塗布されたホワイトボードです。粘着性が強いため、凹凸のある壁面や長期間の利用に適しています。
大きなホワイトボードシートの場合、重さで角などの一部分が剥がれやすくなります。しかし、うら強粘着のホワイトボードシートならしっかりと貼り付けて固定することが可能です。
ただし、うら強粘着のホワイトボードシートは一度貼り付けてしまうと、再度貼りなおすのは難しくなっています。利用する場所が決まっている場合に適したホワイトボードシートです。
3.ホワイトボードシートを長く綺麗に保つなら?
ホワイトボードシートは、長期間利用しているとどうしても汚れが目立ちます。ホワイトボードシートを長く綺麗に保つためにも、普段の手入れが肝心です。
たとえば、ホワイトボードシートに文字を書きっぱなしのまま保管すると、マーカーの顔料に含まれる剥離剤が揮発して消しにくくなります。利用しない期間は、必ずインクを消しておきましょう。
また、ホワイトボードを長持ちさせるためには、イレーザーの質も重要です。イレーザーとは英語で消しゴムを意味し、マーカーで書いた文字や図を消すために使われます。
ホワイトボードシートには、洗って繰り返し使用できるイレーザーの使用がおすすめです。何回も繰り返し使用すれば、イレーザーを購入する費用を削減できるメリットがあります。ただし肝心のイレーザーを綺麗に保たなければ効果が薄いのも事実です。ホワイトボードを綺麗に保つためには、イレーザーの正しい手入れ方法を知っておかなければなりません。
3-1.イレーザーを正しく手入れする
多くのホワイトボード用マーカーは水性顔料インクを使用しています。水性顔料インクは水に溶けるため、イレーザーは水洗いで汚れを落とせます。
イレーザーをより綺麗に手入れする場合は、洗剤を使用しましょう。洗剤の種類は家庭の食器洗い用など、一般的な中性洗剤で十分です。
イレーザーの汚れがひどい場合は、もみ洗いだけでは汚れが落ちません。そこで役立つ道具が歯ブラシです。歯ブラシは、イレーザーの繊維に入り込んだインクの汚れカスをかき出してくれます。
洗った後は、風通しのよい場所でしっかりと乾かしましょう。次に使用する際は、以前使っていた逆の面を利用することで、イレーザーをさらに長く使えます。
4.おすすめのホワイトボードシート
多種多様なオフィス家具を取り揃えているオフィスコムでは、さまざまな形態のホワイトボードをご用意しております。ここでは、おすすめのホワイトボードシートをご紹介します。
ホワイトボードシート 無地 マグネット式 磁石対応 トレー・イレーサー付き 600×900mm
サイズ | 縦600×横900×厚さ0.8mm |
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材質 | 等方性マグネットシート、白PETフイルム |
マグネットによりスチール製の壁に直接貼り付けて使用できるホワイトボードシートです。ニーズに応じてカットできる製品のため、個々の環境にあわせて必要な分だけホワイトボードを採用できる省スペース化が魅力です。
まとめ
直接壁に貼る種類のホワイトボードはサイズを自由に決められるため、オフィスの規模を問わずに人気があります。ただし、ホワイトボードシートには多くの種類があるため、用途に合った製品の選択が重要です。
また、ホワイトボードシートを綺麗に保つためには、日常的に手入れをするのも大切です。イレーザーの正しい洗い方を理解すれば、ひとつのホワイトボードシートを長く利用できます。直接壁に貼るホワイトボードシートは張替えなどが面倒なケースもあるため、長く綺麗に保てるよう努めるのをおすすめします。