オフィスの受付カウンターデザインとは?|カウンターの種類と選び方
初めて訪れる会社に入ったとき、最初の印象を決定づけるのが受付です。有人の受付や無人の受付などさまざまな形態がありますが、どんな場合も受付カウンターは必要不可欠といえます。
普段あまり意識されない受付カウンターは、実は会社の顔ともいえる重要な要素の1つです。
この記事では、オフィスの受付カウンターの種類とはなにか、おすすめのレイアウトデザインや選び方についてご紹介します。
▼このコラムを読んでもらいたい方
- ・オフィスを新設する方
- ・受付カウンターのデザインを変更したい方
- ・受付カウンターの違いについて知りたい方
▼このコラムを読んで得られる情報
- ・受付カウンターの種類
- ・受付カウンターの選び方
- ・受付カウンターづくりに役立つグッズ
1.受付カウンターの種類
1-1.ハイカウンタータイプの受付
会社の顔となる受付カウンターの種類は、大きく分けて4つあります。1つ目はハイカウンタータイプの受付です。
ハイタイプの受付カウンターは受付業務を立って行う場合に設置するケースが多く、スムーズに接客できる機能性が特徴です。
1-2.ローカウンタータイプの受付
2つ目はローカウンタータイプの受付です。
ロータイプの受付カウンターは座って受付業務を行う場合に設置されます。座った状態で書類などを記入してもらうシーンが多い業種で使われやすく、机のように使え、落ち着いて接客ができるタイプになっています。
1-3.レジカウンタータイプの受付
3つ目はレジカウンタータイプの受付です。販売・サービス・飲食業などでは必須ともいえるカウンターで、よく利用されています。
必ずしも受付にのみ利用されるカウンターではありませんが、出入り口に設置されやすい受付カウンターです。
1-4.無人用の受付カウンター
最後に、無人用の受付カウンターです。
受付に人を配置せず、電話や呼び出しベルを置くカウンターになっています。また来客者が操作しやすいよう、ハイカウンタータイプと同じ位の高さで作られているケースがほとんどどです。
少人数~中規模企業の受付カウンターは、現在無人タイプの受付カウンターが多くの割合を占めています。
2.オフィス向け受付カウンターの選び方
受付カウンターの選び方は、業種や業務により異なります。
受付時に来客者へ記入してもらう必要があり、何かの手続きを行う場合は、着席できるロータイプの受付カウンターがおすすめです。
一方で、受付で簡単な手続きのみを行う場合は、ハイタイプの受付カウンターをおすすめします。ホテルの受付など簡単な手続きのみを行うサービス業では、立ち座りをせずに流れるような作業を行えるため好まれます。
また、飛び込み営業を避けたい場合や、受付に人員を配置できない・したくない場合は無人カウンターを選ぶのもポイントです。無人カウンターなら不必要な接触を避けられるほか、人手不足の問題も対応できます。
3.おすすめの受付カウンター
ここでは、受付カウンターのなかから各種類別に「ハイカウンタータイプ」「ローカウンタータイプ」「レジカウンタータイプ」「無人カウンタータイプ」それぞれのおすすめをご紹介します。
3-1.ハイカウンタータイプのおすすめ
ハイカウンタータイプのおすすめは、「ハイカウンターUタイプ」です。天板のカラーがホワイトと木目調から選べるため、どのようなオフィスデザインにもあわせやすいのが特徴です。
またハイタイプの受付カウンターに嬉しい収納が充実しています。
カウンターの内側には可動式収納棚があり、A4ボックスファイルが豊富に収納可能なのも嬉しいポイントのひとつ。鍵もついているため、セキュリティ面も安心できます。
スチール製のため頑丈で耐久性にも期待ができるほか、衝撃音を軽減する消音材が用いられているのも特徴です。受付カウンターとしての優れた性能をもちつつ、周囲への気配りにも長けた性質をもっています
ハイカウンターUタイプ
3-2.ローカウンタータイプのおすすめ
ローカウンタータイプのおすすめは、「セルボ ローカウンター 受付カウンター」です。座ってしっかりと受付業務ができる、木のぬくもりが感じられるローカウンターです。
デスク横に配線の穴があり、パソコンなども問題なく収納できます。また、オプションで横にパネルを付けられるため、連結させて複数人体制での受付カウンターとして使うこともできます。
「セルボ」はシリーズでさまざまなタイプのバリエーションがそろっており、それぞれで連結もできます。ハイカウンター、ローカウンター、レジカウンター、専用コーナーカウンター、仕切りパネルを自在に組み合わせれば、さまざまな業種に対応できる受付を構築できるのが魅力です。
受付が重要な業種、受付の人員が多く必要な業務の方には特におすすめの受付カウンターシリーズとなっています。
セルボ ローカウンター 受付カウンター
3-3.レジカウンタータイプのおすすめ
レジカウンタータイプのおすすめは、「セルボ レジカウンター」です。既製品が少ないのが特徴のレジカウンターですが、このレジカウンターは店舗レイアウトにあわせ、左右でレジの置き場所が選べる所がポイントです。
レジの電源コードを床まで通せる配線スリットと鍵付き引き出し、多くを収納できる中棚がついて便利に使え、お客様側は美しい1枚板仕上げになっています。
セルボ レジカウンター
3-4.無人カウンタータイプのおすすめ
無人カウンタータイプのおすすめは、「セルボ 無人受付カウンター」です。どんな場所でも置けるシンプルなデザインながらも、電話などを置くトップスペースと、内側にカタログやパンフレットを収納できる棚付きです。
また配線スリット付きで、壁にぴったりと付けて設置できるのが特徴。カラーはホワイト・ナチュラル・ブラウンから選べます。
「とりあえず受付を設けなければいけない」などのファーストチョイスとしてもおすすめできる無人カウンターです。
セルボ 無人受付カウンター
4.無人カウンターの受付方法の変化
無人のカウンタータイプの受付には、大抵の場合呼び出しベルや電話が置いてあるオフィスがほとんどでしたが、最近では時代の流れによりタブレット端末で呼び出しや受付をする企業が増えてきました。
受付をタブレット端末で行う場合も、受付台として使用する受付カウンター自体は、電話やベルを配置する場合と同様に必要です。一方で、ソフトバンク社の人型ロボット・Pepper(ペッパー)が置かれているケースも出てきました。
Pepper(ペッパー)は言うまでも無く受付カウンター自体が不要ですが、全体的な受付カウンターの利用分布からみると、そこまで多くの割合を占めているわけではありません。
今後無人カウンター向きとして利便性が高まっていけば、電話や呼び出しベルから、タブレット端末での受付に切り替える企業は今後増えてくるかもしれません。
5.受付全体のデザイン
受付カウンターを選ぶ際は、受付全体のデザインやレイアウトを考慮するのも大切です。雰囲気などで選んでしまうと、後々になって後悔してしまいます。
有名企業の事例で考えると、近年では企業独自のカラーを前面に出した受付カウンターが多くなっています。
企業ロゴのカラーを全面に押し出して使用したり、イメージキャラクターがいる場合はキャラクターの人形などが受付に配置されていたりするのもよく目にする光景です。
ほかにも、ホテルのレセプションのような高級感のある受付デザインでは多くのケースで暖色系のダウンライトが使われ、全体的に落ち着ける空間に仕上がっています。
またウッディで温かいイメージの受付カウンターも多い印象です。木のぬくもりやグリーンを多く配置してリラックスできる雰囲気づくりがされています。
その一方で、清潔でクリーンな印象をもたらすのがホワイトで統一された受付デザインです。
受付デザインで迷ってしまった時は、「ウッディ調」か「ホワイト」をベースに受付をデザインすると間違いないといえます。
6.まとめ
受付カウンターの種類と選び方、受付デザインの考え方についてご紹介しました。現在進行形で、iPadなどのタブレットで受付を行っている企業が増えています。今後受付の自動化が進む一方で、やはり受付に人を配置し続ける企業が一定数は存在するのも事実です。
いずれの場合も、受付カウンターが会社の印象を決定づける会社の顔なのは間違いありません。
受付のデザイン、受付カウンターはしっかり検討するようにし、その会社らしいカラーやデザインの受付で来客者を迎え入れてみてくださいね。
なお、オフィスコムではエントランスなどの受付カウンターをはじめとしたオフィスレイアウトのデザイン提案・設計・実施をワンストップでご提供しております。「自社のオフィス環境を一新させたい」とお考えの方は、ぜひこの機会にオフィスのレイアウト・デザインサービスをご利用ください。
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