意外とたくさんある!?起業時にまず必要なものを知っておこう
これから、勤めている会社を辞めて起業をしたいと考えている方もいらっしゃると思います。起業をする時には必要なものが想像以上に多いため、あらかじめ把握しておかないと準備が大変です。
そこでこちらでは、起業時にまず必要なものについてお話していきます。 起業時の手続きなどに必要なものや会社をPRするために必要なもの、オフィスを構えるにあたって必要なもの、オフィス空間づくりに必要なものなどをご紹介していきますから、ぜひ参考にしてみてください。
- 目次
- 1.起業時にまず用意しなければならないものは?
- 2.会社をPRするために用意しておきたいものとは?
- 3.オフィスの賃貸借契約を結び環境を整える
- 4.オフィスの規模に合わせてオフィス家具を用意する
- 5.居心地の良い空間にするためにオフィス家具のテイストにもこだわりたい (まとめ)
1.起業時にまず用意しなければならないものは?
起業時に必要なものといえばパソコンやオフィス家具などが思い浮かぶという方が多いと思いますが、その前にも起業に関する手続きの際などにさまざまなものが必要となってきます。
起業の手続きに関しては、事業の内容や規模によって異なるためこちらでは触れず、必要なもの、用意するべきものにスポットを当ててお話していきます。
まずは、起業時に必要となる代表的なものをこちらでご紹介していきましょう。
1-1.代表者印(会社の実印)
代表者印(会社の実印)は、会社が法人登記をする時などに必要となります。そのため法人登記をしない個人事業主の場合には必ずしも必要なわけではありません。
個人事業主がオフィスの賃貸借契約を結ぶ時などに実印が必要な場合には、個人の実印を使用しても良いでしょう。
1-2.社印(角印)
会社名の入った印鑑です。会社の普段の業務などで使われる印鑑ですから、起業の際に用意しておいた方が良いでしょう。
サイト上でテンプレートを選ぶだけで簡単にリーズナブルに作成できるものなども見つかります。
1-3.会社の銀行口座や銀行印
起業する際には、その会社専用の銀行口座を用意する必要があります。それに伴い、銀行印も必要です。
2.会社をPRするために用意しておきたいものとは?
起業をしたら、まずできるだけ多くの人に自社を知ってもらう必要があります。そのために必要なものを見ていきましょう。
2-1.会社のホームページ
会社のホームページを用意すると、どのような事業内容なのかを知ってもらう機会が広がります。
会社の存在をアピールするために、起業時には早めにホームページを開設しましょう。
2-2.会社のロゴマーク
ロゴマークがあると相手の記憶に残りやすいため、会社の存在を覚えてもらいやすいというメリットがあります。
起業するにあたってぜひ作っておきたいですね。ロゴデザインを制作してくれる会社などもありますから、利用してみてはいかがでしょうか。
2-3.名刺
これからのビジネスチャンスを広げ会社をアピールするために、起業時には早めに名刺を準備しておく必要があります。
事業内容や社名、連絡先などが分かりやすいデザインにすると良いでしょう。
3.オフィスの賃貸借契約を結び環境を整える
起業時には、事業を営むオフィスやそのオフィスで使用する電気やガス、水道、インターネット環境などを準備する必要があります。
3-1.オフィスの賃貸借契約を結ぶ
会社を営むためのオフィスを借り、賃貸借契約を結びます。事業内容によって、どのような賃貸物件を選ぶかは変わってくるでしょう。
飲食店などを経営する場合には、それを考慮した物件を選びます。オフィスでは、一人当たりに必要な面積は約2~3坪と言われています。スタッフの人数なども考慮し、オフィスの広さを決めましょう。
3-2.電気、ガス、水道の利用開始手続きをする
起業の日に合わせて、電気、ガス、水道などの利用開始手続きをしましょう。最近ではインターネットで利用開始手続きができる電力会社や水道局などもあります。
当日の立ち合いが必要かどうかなども確認しておくとスムーズです。
3-3.必要な台数のパソコンを用意しインターネットのプロバイダ契約を行う
仕事をする上で必要な台数のパソコンを用意し、インターネットのプロバイダ契約を行いましょう。
さらに、オフィスで使うパソコンのセットアップやネットワークの構築などを行います。
3-4.電話、プリンター(複合機)などを用意する
事業を行うためにはプリンター、電話は必須と言えます。オフィスの規模によっては、通常のプリンターではなく複合機を導入するのがおすすめです。複合機を置くには比較的広いスペースが必要になるため、小規模なオフィスでは小型のものを選びましょう。
また、電話に関しては一般の家庭用の電話にするのか、ビジネスフォンにするのかなども検討しましょう。
個人事業など事業の規模によっては、携帯電話だけで大丈夫な場合もあります。
4.オフィスの規模に合わせてオフィス家具を用意する
オフィスで仕事を開始するためには、デスクや椅子などのオフィス家具や備品なども用意しなければなりません。
どのようなものが必要になるか見ていきましょう。
4-1.デスク
仕事の内容に合わせて、デスクの広さも考慮しましょう。パソコンを置く場合には、パソコンを置いて作業をしやすい広さのものにします。
4-2.椅子
デスクの高さ、幅と合ったものを選びましょう。デスクとテイストを合わせるとオフィス空間に統一感が生まれます。
4-3.書庫
多くの書類やファイル類を収納しておくために必要です。扉のあるタイプやオープンなタイプなどがありますから、用途に合わせて選びましょう。
4-4.ホワイトボード
会議などを行うときや予定管理などに必要です。足つきタイプや壁掛けタイプなどがありますから、オフィスの広さなどに合わせて選びましょう。
4-5.パーテーション
スタッフが仕事に集中するために周りの視線を遮ったり、お客様と商談をするスペースを作ったりする際に必要です。
パーテーションはさまざまな高さのものがあるため、座った高さで視線を遮りたい、しっかりと空間を仕切りたいなど目的に合わせて高さを考える必要があります。
連結ができるもの、圧迫感を与えない半透明のものなどさまざまありますから、オフィスの雰囲気や用途に合わせて選びましょう。
4-6.応接セット
事業内容によっては、応接セットも必要となってくるでしょう。お客様に使って頂くものですから、デザインや質感などにこだわって選びたいですね。
4-7.会議室用のデスクや椅子など
デスクと椅子がセットで販売されているものなどもあります。会議室のスペースや利用する人数などを考慮して選びましょう。
折り畳みができるタイプの机やスタッキングできる椅子なども便利です。
5.居心地の良い空間にするためにオフィス家具のテイストにもこだわりたい (まとめ)
オフィス家具は仕事のしやすさを優先に考えられているという印象が強く、地味であまりおしゃれではないというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
しかし最近では温かみのあるカラーや素材のオフィス家具やスタイリッシュなオフィス家具なども増えてきており、居心地の良いオフィスや個性的なオフィスが手軽に作れるようになっています。
オフィス家具は比較的高価なため、一度揃えてしまうとなかなか頻繁に買い替えられるようなものではありません。
ですから、起業時にオフィス家具を揃える際には、どのようなテイストのオフィス空間にしたいのかをしっかりイメージしておくことが大事です。
さまざまなオフィスのインテリアをインターネットなどでチェックし、自分が目指すオフィスに近いものを見つけてみましょう。
そして、デスクや椅子の色やテイストはどうするのか、それに合わせて書庫や棚などはどうするのかなど、細部にまでこだわって検討したいですね。
オフィスを居心地の良い空間にすることによって、そこで働くスタッフの仕事に対するモチベーションも変わってくるかもしれません。