仕事のオンオフを切り替える方法6つ|落ち込んだときの対処方法も
仕事のオンオフを切り替えることは、社会人にとって大切なことです。しかし、立ち直り方がわからず、暗い気分を引きずったまま仕事に向かった経験がある人も多いでしょう。
オンオフの切り替えは仕事の成果だけではなく、プライベートや人生の満足度にも関わるため、切り替える方法を知ることが重要です。
今回は、仕事のオンオフの切り替えが大切な理由と、効果的に切り替える方法を解説します。仕事で落ち込んだときの対処法も解説するため、オンオフを切り替える方法について知りたい人は参考にしてください。
1.仕事のオンオフを切り替えることが大切な理由3つ
仕事は順調に進むことばかりではなく、さまざまなミスや悩みが生じます。仕事とプライベートの切り替えがうまくいかず、プライベートの時間になっても気持ちが休まらない人は少なくありません。
しかし、オンオフを上手に切り替えることができれば、仕事のパフォーマンスも上がり、プライベートでも充実した時間を過ごすことが可能です。ここでは、オンオフを切り替えることが大切な理由を解説します。
1-1.仕事のモチベーションが上がる
仕事のオンオフを切り替えることができると、仕事中に余計なことを考えずに済むため、業務に集中できます。
仕事で良い結果を出すためには、モチベーションの維持・向上が必要です。いつまでも悩まず前向きな気持ちで仕事に取り組むことで、モチベーションが保ちやすくなるでしょう。
ネガティブな状態ではアイディアも生まれず、仕事の質も下がってしまいがちです。モチベーションは職場の雰囲気やチームのメンバーにも影響し、生産性にも大きく関わります。
1-2.良好な人間関係を築ける
オンオフを上手に切り替えることができると、仕事にプライベートの感情を持ち込むことが少なくなります。その結果、感情のアップダウンが少なくなり、円滑な人間関係を築くことが可能です。
愚痴やマイナス思考の発言が多いと、聞いている人は良い気分になりません。気持ちに余裕がなければ、良好なコミュニケーションを行うことは難しいでしょう。常にポジティブな状態でいれば周囲に人が集まりやすくなり、仕事仲間からの信頼を得やすくなります。
1-3.プライベートが充実する
オンオフの切り替えがうまくできれば、仕事の悩みをプライベートに持ち込むことがないため、仕事終わりや休日の時間が充実します。帰宅後は入浴や食事をゆっくり楽しむことで、1日の疲れを癒すことができるでしょう。プライベートの時間に心身がリフレッシュできれば、仕事に臨むエネルギーを蓄えることも可能です。
仕事とプライベートの両方を充実させる考え方は「ワークライフバランス」といわれ、近年は企業でも重要視されています。仕事で能力を発揮するためにも、プライベートを充実させることは大切です。
2.仕事のオンオフを効果的に切り替える方法6つ
仕事のオンオフを上手に切り替えることができると、毎日の生活にメリハリが生まれます。結果として、人生全体においてより充実した時間を過ごすことが可能です。
暗い気持ちを引きずらないために、日頃から仕事のオンオフを切り替えるための基準を作っておきましょう。ここでは、仕事のオンオフを切り替える方法を6つ紹介します。
2-1.1日の目標を立てる
起床時や出勤時に、やるべき仕事をリストアップして1日の目標を立てましょう。紙に書き出すことがベストですが、時間がない人は頭の中で考えるだけでも構いません。仕事の優先順位を整理し、時間配分も考えてみましょう。
目標を設定することで、やるべきことに集中して取り組むことができます。また、目標を達成できた段階で、自然にオフの状態へ切り替えることが可能です。
タスクを片付ける際には「あと○分」と、ゴールを定めてみましょう。小さなゴールを決めることで、仕事に集中して取り組むことができます。
2-2.コーヒーブレイクを適度にとる
仕事中に心身をリラックスさせたいときは、コーヒーを飲むことがおすすめです。コーヒーの香りには、α波を発生させることが科学的に証明されています。α波とは、脳がリラックスしている状態のときに放つ脳波のことです。特に、ブルーマウンテンとグアテマラは、α波の出現率が高いという研究結果が出ています。
仕事が煮詰まったときや集中力が切れたときには、意識的にコーヒーブレイクを取り入れてみてください。社内にコーヒーを飲む環境がない人は、休憩時間にコーヒーをゆっくり楽しみましょう。
2-3.整理整頓を心がける
デスク周りが整理整頓されていると、やる気や生産性が向上します。物が散乱している状態では、心に余裕が生まれません。不要な物は処分し、書類や備品の配置場所を決めましょう。作業環境が整い、仕事にスムーズに取りかかることができます。
在宅勤務であれば、自宅の中でワークスペースを確保し、周囲に余計な物を置かないようにしましょう。
2-4.服装を変化させる
仕事のオンオフを切り替えるためには、形から入ることも有効です。帰宅後はすぐにスーツから部屋着に着替えることで、オフのスイッチが入ります。自宅で過ごす時間を楽しめるように、お気に入りのルームウェアを用意することもおすすめです。
オフィスカジュアルや私服で通勤している人も、土日や休日のファッションは自分らしい服装を選び、メリハリをつけましょう。在宅勤務の人は、仕事着を決めるとプライベートとの区別がつきやすくなります。
2-5.終業中・休暇中はメールを見ない
仕事の気分をプライベートに持ち込まないために、終業中・休暇中にはメールを見ないようにしましょう。
メールはいつでも連絡を取り合える便利なツールですが、業務時間外まで気にしてしまうと私生活に支障をきたします。業務時間外には会社の携帯やパソコンの電源を切り、プライベートに集中してください。
残業を極力せず、自宅に仕事を持ち帰らないことも重要です。仕事は勤務時間内に効率的に終わらせ、帰宅後はリラックスして家で過ごせるようにしましょう。
2-6.没頭できる趣味を持つ
無心で取り組める趣味を持つことは、プライベートを充実させるうえで大切です。仕事と無関係の趣味であれば、オンオフの切り替えも行いやすいでしょう。たとえば、サービス業の人は料理や絵画など1人で打ち込める趣味、事務職の人であればスポーツや登山など身体を動かす趣味がおすすめです。
特に趣味が思いつかない場合は、適度な運動を習慣にすることも良いでしょう。事前に休日のスケジュールを組むことで、プライベートの時間が確保できます。
3.仕事で落ち込んだときの対処方法
仕事で落ち込んだ際は、早めに立ち直ることが大切です。自分に合った立ち直り方を知っておくと、気持ちの切り替えをスムーズに行うことができます。
仕事で落ち込んだときの対処法は下記のとおりです。
- 職場の同僚や上司などに相談する
- 成長するためのチャンスと考える
- 失敗の原因を考え、次回に活かす方法を前向きに考える
- 目の前の業務に集中する
- 好きな食べ物を食べたり、好きな音楽を聴いて気分転換を行う
信頼できる人に相談すると、視点が変わり前向きな考えができることもあります。第三者視点から自分を見つめなおすことで、冷静さを取り戻せるでしょう。また、目の前の業務に集中することで、負の感情を忘れてしまう方法もあります。
立ち直り方のポイントは、自分を責めすぎないことです。失敗やミス、憂鬱な感情も自分自身が認めて受け入れることで、「また頑張ろう」という前向きな気持ちが生まれます。
うまく対処して、仕事が効率的に進められるようにしましょう。
まとめ
仕事のオンオフを切り替えることでモチベーションが向上し、良好な人間関係を築けたりプライベートが充実したりします。
仕事のオンオフを切り替える方法として、1日の目標を立てる・コーヒーブレイクをとる・整理整頓を行うことが効果的です。また、終業後や休暇中には服装に変化をつけ、メールチェックは行わず、趣味を持つことでプライベートを楽しむ環境を作ります。
仕事で落ち込んだ際には、第三者に相談する・気分転換を行うなどの対処法で、上手に立ち直りましょう。