オフィスで使える!オットマンチェアのおすすめ2選
オフィスで使う椅子探しで、オットマン付きのオフィスチェアを探している方はいませんか?
オットマンチェアはそのまま寝られる椅子としても人気を集めており、オフィスで仮眠をしたいユーザーから注目を浴びています。
今回はそんなリラックス面で人気のオットマンチェアについて、オットマン付きチェアのおすすめポイントや選び方、おすすめ商品をご紹介します。
1.オットマンチェアとは?
オットマンチェアとは、オットマン(足置き場)が椅子に組み込まれており、そのまま椅子へ収納できるオフィスチェアを指します。オットマンチェアがおすすめされる理由として、足置き場を容易に出し入れできたり、収納スペースを確保しやすかったりする点が挙げられます。
オットマン付きのオフィスチェアは、複数人が集うオフィスよりも、パーソナルスペースを確保できるオフィスでの運用に向いているのが特徴です。
1-1.オットマンチェアとリクライニングチェアの違い
オットマンチェアとリクライニングチェアの違いは、機能面として足置き場の有無が挙げられます。オットマン付きチェアは多くのケースでリクライニング機能も付帯しており、「ちょっとした休憩」で体全体を休められるのが特徴です。
一方で、リクライニングチェアにオットマンが必ずついているとは限りません。足置き場によって足先まで身体を預けられるか、そうではないかといった違いが、オットマンチェアとリクライニングチェアの違いとして挙げられます。
2.オットマンチェアのおすすめポイント
パーソナルチェアとしても活用できるオットマンチェアにはさまざまなタイプが存在します。なかでもオットマン付きオフィスチェアがおすすめされる理由には以下の共通ポイントが挙げられます。
- オットマンチェアは省スペースに貢献する
- 仮眠による生産性アップも期待できる
- むくみの解消効果も期待できる
2-1.オットマンチェアは省スペースに貢献する
オットマンとオフィスチェアがそれぞれ独立したタイプでは、オットマンを収納するスペースが別途必要になってしまいます。デスク下にオットマンを置いたままでは正しい姿勢を保つ弊害になる場合も有り、使わないときに足置き場を収納したり、引き出したりする手間が必要です。
動かしやすいキャスター付きのオットマンもありますが、足置き場を収納する際に少々手間がかかってしまいます。
一方で、オットマン付きオフィスチェアなら椅子の下部に収納できるため、必要なときにワンタッチで出し入れすることが可能です。気分転換や集中力の切り替えを即座に行いやすいため、メリハリをつけて作業をしたい方にオットマンチェアはおすすめといえます。
2-2.オットマンチェアは「寝られる椅子」
近年では、30分以内の短い仮眠に生産性アップの効果が期待できるとして、パワーナップ(積極的仮眠)が注目を集めています。
厚生労働省が発表した「健康づくりのための睡眠指針2014」では、「昼間の仮眠が作業能率の改善を図ることに役立つ可能性がある」とされ、一部の大手企業でも仮眠時間を設ける取り組みが始まっています。
リクライニング機能だけのオフィスチェアでも体を休ませられるものの、そのまま寝ようとすると放り出された足が気になってしまう人も少なくありません。そのような時、足まで預けられるオットマンチェアなら「寝られる椅子」としてもリラックスできます。
普段使っているオフィスチェアが簡易ベッドに早変わりするのも1つのポイントで、仮眠室を作るスペースのないオフィスでは、寝られる椅子としてオットマンチェアがおすすめだといえます。
2-3.血流の改善からむくみの解消も期待できる
椅子に座って長く仕事をしていると足がむくんでしまう事例があります。オフィスチェアとの相性が悪いと、太ももからお尻のラインに圧が掛かるせいで血液の循環が悪くなり、結果として足のむくみが悪化してしまうケースも。
そこで、オットマンチェアを使えば、足置き場を使って足先を上げられるため、心臓へ血液が流れやすい体勢をとりやすくなります。また、体に掛かる負担を下半身全体で支えるため、血液が循環しやすくなるのもメリットです。
血の巡りがよくなって足のむくみの解消効果を期待できるのも、オットマンチェアのおすすめポイントといえます。
3.オットマンチェアの選び方
オフィスでリラックスしたい方や、パーソナルチェアでの採用を考えている方にはオットマンチェアがおすすめです。オットマンのついたオフィスチェアは、足置き場により体へ掛かる負担を分散させるつくりになっているため、長時間椅子に座って業務をする人をサポートします。
その際に椅子選びで注目したいポイントが素材やスペック面の違いです。自分にマッチしたオットマンチェアを選ぶ方法として以下の点を押さえておきましょう。
- フルリクライニング機能
- 自分の身長にマッチしているか
- 使用している素材をチェック
- 組み立てしやすいか
3-1.フルリクライニング機能の有無
オットマンチェアを探すとき、一緒にチェックしたいのがフルリクライニング機能です。フルリクライニングとは180度近くまで椅子を倒せるオフィスチェアを指し、オットマンとあわせて体を横にできる空間を簡単に作り出せます。
「リクライニングチェア」と銘打たれていても、実際にリクライニングできる角度はオフィスチェアによって異なるため注意が必要です。寝られる椅子としてオットマンチェアを探している場合はフルリクライニング機能の有無をチェックするのをおすすめします。
3-2.身長をカバーできるかサイズチェック
オットマンチェアのおすすめポイントは身体を横にして休めることが1つのメリットですが、自分の身長がオフィスチェアをオーバーしていると首筋に負担が掛かってしまう点に注意が必要です。オフィスチェアに後付けできるヘッドレストも存在しますが、オットマンチェアの購入を考えている場合は椅子のサイズをあらかじめチェックするのをおすすめします。
特に小柄な体型をしている方は座面高が合っていないと体へ負担をかけてしまう可能性も考えられますので、身長と座面高がマッチしているか確認するのをおすすめします。
3-3.使用している素材によっては蒸れる
オットマンチェアの素材にはメッシュやPU(PVC)レザー、布(ファブリック)や本革などさまざまなタイプがありますが、素材によってはお尻が蒸れたり、仮眠中に背中に汗をかいてしまったりします。
たとえば、合成皮革(PVC)はツルツルとした心地よい肌触りがある一方で、吸湿性・通気性には優れていません。本革には吸湿性・通気性があるとされていますが、メッシュ素材に比べると通気性で劣ってしまいます。
寝られる椅子として購入する場合は、通気性を考えるとメッシュ素材やファブリック素材を使ったオットマンチェアがおすすめです。
とはいえ、メンテナンス性のしやすさや耐久性の面、クッションの性質などを見るとほかの素材も優れていますので、オットマンチェアの素材選びはどれも一長一短となっています。
3-4.組み立てしやすいか
オットマン付きオフィスチェアのおすすめ製品を探している場合は、配送から組み立てまでのラインをどこまでカバーしているかチェックするのも重要です。
高級なオットマンチェアはしっかりとした作りで重量があり、組み立てが難しいケースもあります。そのため、オフィスに複数のオットマンチェアを導入する場合は組み立て代行サービスの有無や料金をチェックするのも1つのポイントです。
個人単位でオットマン付きオフィスチェアの導入を考えている場合は、組み立て手順について事前に確認してみるのをおすすめします。
4.オットマン付きチェアのおすすめ2選
それではオットマン付きオフィスチェアのなかでも、特におすすめの製品2選をご紹介します。
エルゴヒューマン プロ2 オットマン EHP2-LPL
体に掛かる負担の軽減や腰へのフィット感にフォーカスを当てているエルゴヒューマンシリーズの最上位「エルゴヒューマン プロ2 オットマン EHP2-LPL」は、機能性に優れたオットマンチェアを探している方におすすめです。
ヘッドレストやアームレスト、背もたれの角度を始めとした、座面のスライドや位置調整など多くのアジャスト機能を搭載しています。
人間工学(エルゴノミクス)デザインを採用した機能性により、オフィスでの業務からちょっとした休憩まで幅広いサポートが期待できます。
サイズ | 外寸 / 幅700×奥行665×高さ1150〜1315mm 肘高さ / 630〜820mm 座面高さ / 455〜540mm |
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材質 | アームレスト本体 / ナイロン樹脂 アームパッド / PUアームパッド 張地 / エクストラメッシュ(アメリカ社製) 脚部 / アルミニウム キャスター / PU |
重量 | 24.9kg |
オットマン収納レザーチェア SNC-L17BKL
オットマン付きのレザーチェア「SNC-L17BK」はシンプルデザインのオフィスチェアを求めている方におすすめです。
「寝られる椅子」として最大160度のリクライニングにも対応しており、体に負担がかかりにくい肉厚なクッションを使用しています。
肘掛け部分がリクライニングと連動しているため、体を休めるときも自然な体勢を保ちやすくなります。
サイズ | 外寸(幅700×奥行700×高さ1165mm) 背もたれ(幅515×高さ670mm) 座面(座面調節)/幅515×奥行480mm(高さ470~545mm) |
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材質 | PUレザー製、背もたれ・座面/ウレタンクッション、合板、脚/スチール 肘/ポリプロピレン、キャスター/ナイロン |
重量 | 25kg |
まとめ
寝られる椅子を求めている場合はオットマン付きオフィスチェアがおすすめです。リクライニング機能と足置き場の存在によって、体全体を預けて楽な姿勢を保ちやすくなります。
パワーナップ(積極的仮眠)による作業効率のアップなど、オットマン付きのオフィスチェアなら実務にも役立つ効果が期待できるといえます。
とはいえ、予算がミスマッチだったり、既存のオフィスチェアにオットマンを導入したかったりする人もいるかもしれません。
その場合は独立したオットマンの購入も1つの手段ですので、オットマンチェアの気に入ったポイントを活かして商品選びに役立ててみてくださいね。