寝られるオフィスチェアの選び方とおすすめ4商品を紹介
近年では、「ちょっとしたスキマ時間で仮眠や気持ちをリフレッシュすると業務効率を引き上げられる」といった研究結果が話題になっています。“パワーナップ”などを始め、ちょっとした昼寝によるリフレッシュが、仕事への集中力を高められると期待されているのも事実です。
この記事では、寝られるオフィスチェアを探している方へ向けて、椅子を選ぶときのポイントを徹底解説します。また、多種多様なオフィス家具を取り扱うオフィスコムより、プロが厳選した寝られるオフィスチェアをピックアップして紹介しますので、あわせてご参照ください。
▼このコラムを読んでもらいたい方
- ・オフィス内で軽く仮眠できる椅子を探している方
- ・寝られるオフィスチェアの特徴が知りたい方
▼このコラムを読んで得られる情報
- ・寝られるオフィスチェアを見比べるときのポイント
- ・プロ厳選!寝られる椅子のおすすめモデル
1.寝られるオフィスチェア選びのポイント
通常のオフィスチェアは、リクライニングで背もたれを倒せる角度が110~140°程度だとされています。しかし、寝られるオフィスチェアを探している人にとって、最大140°のリクライニング角度は不十分です。
ここでは、寝られるオフィスチェアを選ぶときのポイントについて解説します。
1-1.リクライニング角度は155~180°
オフィスチェアで寝られる環境を構築するには、最大リクライニング角度が155~180°のモデルを選ぶのが大切です。リクライニング角度が140°未満になってしまうと、寝られるような姿勢の維持が難しくなってしまいます。
一方で、リクライニング角度が155°を超すと、寝られるオフィスチェアとして変貌します。角度は180°に近ければ近いほどよいとされていますが、個人によって好みが異なるため一概には言えません。
1-2.ハイバックタイプを選ぶ
寝られるオフィスチェアを探すときは、首筋近くまで支えてくれるハイバックタイプの選定が大切です。体を倒したときに首がだらりと垂れてしまうようなオフィスチェアでは、たとえ寝ることはできても体を痛めてしまうおそれがあります。
オフィスチェアの背もたれにはローバック・ハイバック・エクストラハイバックの3種類があり、ハイバック・エクストラハイバックなら寝られる椅子を探している方にも最適です。一方でローバックは、寝られるほどの余裕がなく、すこし角度を傾けられるロッキング機能がほとんどになっています。
1-3.オットマン機能の有無を確認する
仮眠用にオフィスチェアを選ぶときは、オットマン(足置き)が内蔵されたモデルがおすすめです。オットマンがあれば、オフィスチェアの上で寝る際に足先までカバーできます。
別名フットレストなどとも呼ばれており、寝られるオフィスチェアのなかにはオットマンが内蔵されているモデルもあります。足だけがぶらりと垂れ下がっていると、血の巡りが悪くなってしまうほか、寝ること自体が難しくなってしまう可能性も。
オットマン機能が内包されていれば便利とはいえ、別途スツールなどを用意して代用も可能です。
1-4.ヘッドレストの有無を確認する
寝られるオフィスチェアを探しているときは、ヘッドレストの有無もしっかりとチェックしましょう。ヘッドレストがあれば、寝る姿勢を取った際に枕のような役割を果たしてくれるため、快適な眠る姿勢を取りやすくなります。
オフィスチェアによってはヘッドレストの位置を微調整できるモデルがあり、自分の寝る姿勢に合わせて調節できる点は大きなメリットです。また、ヘッドレストが搭載されたオフィスチェアは普段のデスクワークでも首筋を支えてくれるため、首周りの疲労感を軽減する効果も期待できます。
1-5.適切な張地の素材を選ぶ
15分前後のちょっとした休憩ではなく、短時間の仮眠を考えている場合はオフィスチェアの張材も大切です。寝られるオフィスチェアに使われている代表的な張材には以下の種類があります。
ファブリック(布) | 肌触りがよく温かみのあるデザインが多い。寝られる椅子としても程よく、通気性と快適さが相まって人気を集めている |
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メッシュ | 通気性に優れスタイリッシュなデザインが多い。長時間の睡眠でも接地面が蒸れにくい一方で、状況によっては肌寒さを感じてしまう場合も |
レザー(革) | 艶のある質感で高級感あふれるデザインが多い。ソファのような寝心地を味わえる一方で、通気性が悪く蒸れやすい |
寝られる要素をピックアップしたとき、ベストなオフィスチェアの張材は「ファブリック(布)」です。程よい通気性で蒸れにくいうえに、布の優しい肌触りが人気を集めています。一方で、オフィスの空調環境がしっかりと管理されていれば、メッシュやレザーでも快適に寝られます。
張材の違いは参考程度に押さえ、実際にデスクワークで使うときの使用感を想定して選ぶことが大切です。
2.寝られるオフィスチェアおすすめ4選
近年ではさまざまな寝られるオフィスチェアが登場しています。しかし、リクライニング角度や張材、各サポート機能などの違いによって、寝るときの姿勢や快適さが異なるのも事実です。
ここでは、多種多様なオフィス家具を取り扱うオフィスコムより、プロが厳選して選んだ寝られるオフィスチェアをご紹介します。
○スタッフからの口コミ
- ・座面がふかふかでデスクワークも仮眠時も快適に使えます。ただ長く寝ていると蒸れの不快感があるかもしれません
- ・170度も椅子を倒せれば仮眠には十分。フットレストがついていて足を伸ばして寝られるのが良い
2-1.ゆりかごのような心地よさ「E-WIN ゲーミングチェアSZ-0006」
ゆりかごのような心地よさ「E-WIN ゲーミングチェアSZ-0006」
サイズ | 外寸 / 幅680×奥行670×高さ1200~1260mm 背もたれ / 幅520×高さ840mm 座面 / 幅410×奥行570×厚さ100mm 座面高さ / 410~470mm 肘高さ / 560~670mm |
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材質 | シート表面 / ナイロン シート内材 / ポリウレタン フレーム・シリンダー・ホイールベース / 鋼材 シリンダーカバー / プラスチック |
「E-WIN ゲーミングチェアSZ-0006」は、ゆりかごのような心地よさで寝られるオフィスチェアとしても活用できるゲーミングチェアです。リクライニング最大角度は155°と、ちょっとした仮眠にも十分な範囲まで背もたれを倒せます。
さらに、体を揺らせるロッキング機能が搭載されており、仮眠中に軽く体を揺らせばゆりかごのような心地よさで仮眠できるのもポイントです。ヘッドレストと背もたれのランバークッションは取り外しが可能で、クッションとして独立しているため、必要に応じて位置を微調整できます。
簡易的な枕として活用できるのも、寝られるオフィスチェアの価値を高めています。
○スタッフからの口コミ
- ・前傾チルト機能で前に傾く仕組みがあるのも魅力ポイントです。書類仕事をしているときの姿勢を正しやすくなります
- ・クッションを着脱可能なのが、仮眠するときにありがたい機能です
2-2.幅広でゆったり座れる「E-WIN ゲーミングチェアSZ-0005」
幅広でゆったり座れる「E-WIN ゲーミングチェアSZ-0005」
サイズ | 外寸 / 幅700×奥行700×高さ1230~1280mm 背もたれ / 幅570×高さ925mm 座面 / 幅400×奥行570×厚さ100mm 座面高さ / 410~470mm 肘高さ / 580~630mm |
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材質 | シート表面 / 合成皮革PU シート内材 / ポリウレタン フレーム・シリンダー・ホイールベース / 鋼材 シリンダーカバー / プラスチック |
「E-WIN ゲーミングチェアSZ-0005」は、幅広の背もたれによって少し体を傾けても仮眠できるオフィスチェアです。リクライニング最大角度は155°で、すこしの仮眠なら十分な位置まで背もたれを倒せます。
全体的に肉厚なクッションが採用されており、座面や背もたれの程よい弾力によってソファのような使い心地を味わえます。また、ゆりかごのように揺らせるロッキング機能に加えて、可動式の内蔵ギアランバークッションもポイントです。使わないときは収納できるため、睡眠する際も邪魔になる心配がありません。
○スタッフからの口コミ
- ・体を倒しても肩までしっかりカバーしてくれるので安心して寝られるオフィスチェアです
- ・肉厚なクッションが心地よく普段のデスクワークでも十分に快適です
2-3.汚れが拭き取りやすい「オットマン収納レザーチェアSNC-L17BK」
汚れが拭き取りやすい「オットマン収納レザーチェアSNC-L17BK」
サイズ | 外寸(幅700×奥行700×高さ1165mm) 背もたれ(幅515×高さ670mm 座面(座面調節)/幅515×奥行480mm(高さ470〜545mm) |
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材質 | PUレザー製、背もたれ・座面/ウレタンクッション、合板、脚/スチール 肘/ポリプロピレン、キャスター/ナイロン |
「オットマン収納レザーチェアSNC-L17BK」は、常に清潔さを保って寝られるオフィスチェアを探している方におすすめです。最大リクライニング角度は160°と十分で、フカフカなクッションが程よい睡眠をサポートしてくれます。
張材にはレザー素材が活用されており、汚れが拭き取りやすいのもポイント。乾拭きなどによって汚れなどを落としやすく、見た目の衛生面も綺麗に保てます。また、フットレストも内蔵されているため、寝るときの快適な姿勢を単体で実現できるオフィスチェアです。
○スタッフからの口コミ
- ・レザー製のため手入れがしやすく、ファブリックとは違って汚れが蓄積しにくいのも魅力です
- ・ずっと体が接していると衛生的に良くない気がするため、清掃がしやすいのはおすすめポイントといえます
2-4.背もたれを180度倒せる「ノーリツイス フルフラット リクライニングチェア2」
背もたれを180度倒せる「ノーリツイス フルフラット リクライニングチェア2」
サイズ | 外寸 / 幅680×奥行640~1660×高さ1145~1205mm 座面高さ / 415~475mm |
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材質 | 背面・座面 / モールドウレタン、スチール 肘 / ポリプロピレン フレーム / スチールパイプ粉体塗装仕上げ 脚部 / アルミダイカストポリッシュ仕上げ キャスター / ウレタン双輪 フットレスト / ウレタン、成型合板 |
「ノーリツイス フルフラット リクライニングチェア2」は、フルフラットの文字通り最大180°まで背もたれを倒せるオフィスチェアです。普段のベッドと変わらない姿勢で寝られるオフィスチェアに仕上がっており、オットマンまで内蔵されているため、体を伸ばして仮眠ができます。
背面や座面、肘にはファブリック+クッションが採用されており、それぞれが異なる丸みを持っているのが特徴です。体のホールド感を高めており、普段遣いから寝る際の快適性まで人気を博しています。デスクワーク時と休息時のどちらも機能性に優れているオフィスチェアで、ちょっとした仮眠で寝られるオフィスチェアを探している人には特におすすめです。
○スタッフからの口コミ
- ・肌触りが気持ちよく、フットレストも合わさって簡単に寝られるのが特徴的です
- ・クッションがちょうどよい柔らかさで入眠しやすいです。180°倒しても安定感があるため、寝られる椅子を探している人にもおすすめです
まとめ
近年では、オフィスチェアで寝られる環境が整いつつあり、仮眠しやすいようにフットレストなどが内蔵されたモデルも登場しつつあります。オフィスでの仮眠が生産性向上に役立つとの研究結果も発表されているため、オフィスチェアで寝られる環境を整えれば、作業効率アップの効果も期待できるといえます。
寝られるオフィスチェアを探しているときは、155~180°まで倒せるモデルがおすすめです。それ以下の角度では寝にくいため、本格的な仮眠を求めている場合はミスマッチな可能性があります。
そこで、オフィスコムでは実際にオフィスチェアに試座してみるのを推奨しています。オフィスコムのショールームなら、多種多様なオフィスチェアをお試しいただけるのが特長です。寝られる椅子を探している方にとって、デスクワーク中のイメージも含めて使用感をご体感いただけます。
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