オカムラ ストライカーEXレビュー|ゲーミングチェアの機能や特徴をプロが解説
近年、ますます人気の高まっている「eスポーツ」。ゲーミングチェアやゲーミングデスクなど、eスポーツゲームを快適にプレイするための環境が重要視されつつあります。
そのような背景から、国内でも根強い人気を誇るオフィスチェアメーカー「オカムラ」が、長時間の着座も快適な高品質ゲーミングチェアモデル「ストライカーシリーズ」を発売しました。
この記事では、オカムラ ストライカーEXがどのような性能を持っているのか、スタッフが実際に1ヶ月使用したオカムラ ストライカーのレビューをご紹介します。実際に使ってみてわかったポイントや、使う際の注意点についても解説していますので、あわせてご参照ください。
▼このコラムを読んでもらいたい方
- ・高品質なゲーミングチェアを探している方
- ・デスクワークにゲーミングチェアを使いたい方
- ・身体が疲れにくいオフィスチェアを探している方
▼このコラムを読んで得られる情報
- ・オカムラ ストライカーとはなにか
- ・オカムラ ストライカーEXの特徴やスタッフレビュー
- ・実際に使って気になったポイント
- ・利用してみたスタッフの口コミ評判
- 目次
- 1.オカムラ ストライカーEXとは?特徴について
- 2.オカムラ ストライカーEXをスタッフがレビュー
- 3.オカムラ ストライカーを実際に使って気になった点
- 4.オカムラ ストライカーを調節するときのポイント
- 5.オカムラ ストライカーEXを使ったスタッフの口コミ・評判を紹介
- まとめ
1.オカムラ ストライカーEXとは?特徴について
オカムラ ストライカーEXとは、根強い人気を誇る「オカムラ」が制作するゲーミングチェアモデルです。従来のゲーミングチェアのなかでも高品質さを追求しており、人間工学的に考慮された座り心地や、快適な操作性など優れた性能を誇ります。
そんなオカムラ ストライカーEXの特徴のひとつに、さまざまなプレイスタイルを支える「3つの姿勢」があげられます。つい熱中して前のめり姿勢になってしまうゲーマーから、後傾姿勢でまったりゲームをプレイするのが好きなゲーマーまで、オカムラ ストライカーなら幅広い姿勢の変化に対応することが可能です。
eスポーツ向けモデルとして“ゲーミングチェア”と冠されているものの、事務作業やデスクワークなどにもピッタリの椅子として仕上がっています。
1-1.オカムラ ストライカーEXのスペック
製品名 | ストライカー シーティングEX |
背座シンクロリクライニング | ◎ 前傾10°、後傾23°まで可動 |
ヘッドレスト | ◎ 上下50mm、奥行き44mm、角度23°まで可動 |
アジャストアーム | 上下100mm、前後50mm、左右(内)20°、左右(外)30° |
キャスター | 中空きのポリウレタン/ナイロン。本体とカラー連動 |
座面の高さ調整 | 上下100mm(432~532mm) |
座面の奥行き | 前後50mm(408~458mm) |
座面素材 | ファブリック/ビニルレザー |
カラーリング | ブラック/レッド/ブルー |
特徴 | 視線を遮り丁度よい”こもり感”を生み出すプレイヴェール、高性能な微調整機能 |
「ストライカー シーティング EX」には、ゲーミングチェアモデルには珍しい「前傾姿勢のサポート」「姿勢を遮るプレイヴェール」が搭載。
また、国内有数のオフィスチェアメーカー”オカムラ”のノウハウが詰め込まれており、大人気シリーズ”シルフィー”に近い工夫で身体に掛かる負担を適切に分散させる効果が期待できます。
そのため、1ゲームが長いeスポーツタイトルをプレイするゲーマーや、椅子に腰掛けて長時間デスクワークを行うビジネスシーンにも最適です。
1-2.オカムラ ストライカーSDとEXの違い
オカムラ ストライカーシリーズには、「SD/EX」の二種類が存在します。SDとEXの大きな違いは、「プレイヴェール」「座面の前傾機能」「座面の前後スライド機能」の有無があげられます。
基本的には、オカムラ ストライカーEXモデルのほうが高機能です。一方で、プレイヴェールなどが不要な人にとっては、いらない機能を削ぎ落としてコストパフォーマンスを追求したストライカーSDシリーズが魅力的に見えるかもしれません。
オカムラ ストライカーシリーズ自体がコストパフォーマンスに優れている傾向にありますが、よりコストを追求している方はオカムラ ストライカーSDモデルもおすすめです。
2.オカムラ ストライカーEXをスタッフがレビュー
オカムラ ストライカーにはSDとEXと2種類のモデルが存在しますが、ここでは機能的に上位モデルともいえる「オカムラ ストライカーEX」をスタッフが実際にレビューします。
“実際の使い心地”を重視するため、今回はゲーム好きスタッフの自宅でじっくり1ヶ月使用したレビューをご紹介。なお、オフィスコムで「オカムラ ストライカーEX」をご購入いただければ、完成品がそのまま届くため組み立て等の手間がかかる心配もありません。
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前評判もあわせて気になったポイントなどをご紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
2-1.ノウハウが詰まった座り心地は快適
ストライカー シーティングEXを開発・販売したオカムラには、長年オフィスチェアメーカーとしてさまざまな技術力が集約されており、今回のゲーミングチェアにもノウハウが活かされています。
一般的なゲーミングチェアに比べて、座面や背もたれが身体全体をサポートできるようにデザインされており、体圧も適切に分散。その結果、一部分にだけ圧が掛かりにくくなっており、”座り疲れ”を感じにくいのもメリットのひとつです。
また、ランバーサポートは基礎デザインに組み込み済み。ゲーミングチェアでよく見られるのは別添えのクッション方式ですが、長く使っているとクッションがヘタれてしまったり、逆に主張が強めでフィットする感覚が薄れてしまったりするモデルも少なくありませんでした。
そこで、オカムラ ストライカーでは背もたれが身体にしっかりとフィットする形状を採用。背もたれ全体が腰回りを自然とサポートする仕組みで体圧を適切に分散できるため、快適な座り心地を味わえます。
さらに、身体の接地面はファブリック素材を活用しており、一定の通気性を確保。手に汗にじむゲームプレイ中も、比較的快適に過ごしやすい工夫が搭載されています。
主流のゲーミングチェアモデルに比べて柔らかいファブリック座面は心地よく、個人的にいつも使っていたクッションを使用せずとも快適な座り心地を感じられます。ただし、ユーザーレビューでは”固く感じる”との声もあったため、好みが分かれるポイントかもしれません。
2-2.特徴的な”こもり感”で集中力UP
オカムラ ストライカーEXのレビューで欠かせないポイントが、オカムラ シルフィ(Sylphy)用に開発された「プレイヴェール」の存在です。サイドの視線を遮るようなパネルデザインはゲームや仕事への集中力を高める効果が期待できるとされ、大手のゲーミングモニターメーカーなども採用しています。
ただし、オカムラ ストライカーEXのプレイヴェールは、着座していても思ったより視野角が狭まる印象はありませんでした。どちらかというと、周囲からの視線を遮る効果の方が優れている印象です。
そのため、eスポーツカフェなどで大規模導入すれば、利用者同士のプライベート感を確保しやすいメリットも。実際にオカムラ ストライカーはeスポーツ施設に搬入された実績もあり、ほどよい”こもり感”からゲームプレイに集中しやすくなっています。
今回は個人的な空間でレビューをしているためあまり効果を感じられませんでしたが、オフィスなど周囲に人がいる環境では心強い味方になってくれそうです。
※本機能はオカムラ ストライカーEXのみ搭載。ストライカーSDは非対応です。
2-3.背面・座面のシンクロリクライニングが最高
オカムラ ストライカーEXには、前傾姿勢までサポートした背面・座面のシンクロリクライニング機能が搭載されています。シンクロリクライニング機能とは、背もたれのリクライニング角度に合わせて、座面も適切な”傾き”を取る仕組みです。
操作の激しい対戦ゲームをマウス・キーボードでプレイするときは前傾~基本姿勢。アドベンチャーやMMORPGゲームをコントローラーでプレイするときはリクライニング(後傾姿勢)でまったりなど、自分好みの体勢でゲームをプレイしやすくなっています。
公式サイトではゲームジャンル別に紹介されていますが、個人的な所感を述べると、実際のゲームプレイ中の姿勢はプレイスタイルに応じて千差万別です。そんなプレイスタイルに応じて背面・座面が適切な角度を自動で追従してくれるため、オカムラ ストライカーの身体が疲れにくい機能性はゲーマーからも評判です。
特に、ストライカーの前傾姿勢がもたらすメリットはレビューで特筆すべきポイントのひとつ。座面自体が傾くため、膝先が少し下を向く形となり、結果として腹部の内蔵が圧迫されにくくなります。
普段からモニターを食い入るように見つめてeスポーツゲームをプレイしていたり、書類仕事などデスクに向かって身体を預けていたりする人にとって、前傾姿勢をサポートするオカムラ ストライカーの座り心地は魅力的に感じられるかもしれません。
2-4.リクライニングの反力は無段階で調節可能
オカムラ ストライカーの背もたれは、「前傾10°・後傾23°」まで角度をつけられます。背もたれを倒すたびにレバーを引く必要はなく、座面左下にあるリクライニングのレバーで設定すれば体重を預けるだけでリクライニングできます。
リクライニングの反力は無段階で調整できるため、自分好みの反発力で快適な座り心地を実現しやすいのもポイントです。座面右側にあるレバーで反発力を強めると、すこし身体を預けただけでは背もたれが下がりません。
172cm/60kgの標準体型からすると、反発力MAXの状態から1回転半ほど戻した状態がほどよい反発力を感じられました。普段から後傾姿勢で使うケースが多い場合は、逆に反発力をなくしたほうが使いやすい印象です。
調整できる状態で反発力をMAXまで持っていくと調節レバーから「カンッ」と音がして素回転するため、どこが最大かわかりやすくなっています。ただし、リクライニングをしながら反力を調整できないため、何度か微調整する手間がかかりそうです。
なお、リクライニングの固定は基本姿勢~後傾姿勢の間で3段階角度を固定できます。フルリクライニング状態よりもすこし浅い角度で固定されてしまうものの、リクライニング反力を弱めればフルリクライニング状態で容易に身体を預けられるため、実質4段階のなかから好みの角度を選べます。
2-5.ハードな質感ながらもソフトな触り心地の肘置き
3Dアジャストアームは、オカムラ ストライカーのレビューで注目したいポイント。一見するとハードな印象を受けますが、実際に触ってみると柔らかな触り心地で、つい撫でてしまうような質感を持ちます。
また、肘置きにはソフトな素材が活用されており、若干のクッション性を持ち合わせているのも特徴のひとつです。
加えて、アームレストは前後スライド・左右の角度調節が行えるため、自分好みの肘置きを実現しやすくなっています。
個人的にゲーム中は椅子の上に大きくあぐらをかいて座るのが好みですが、オカムラ ストライカーなら肘置きを外開きに全開すれば脚と干渉しないため、快適に座ることができました。
「ハンコンを使ったレーシングゲーム」「あぐらをかいたリラックス体勢」「ゲームに熱中して前のめりの姿勢」など、オカムラ ストライカーならさまざまなシーンに合わせてアームレストの位置を微調整できるのは大きなメリットです。
2-6.座面の微調整機能で多様な体格に対応
オカムラ ストライカーが高評価を集める理由のひとつに、座面の微調整機能があげられます。座面を前後50mmにスライドできるため、奥深く腰掛けたり、浅い座りが好きだったりとそれぞれの座り方を実現しやすいゲーミングチェアとして仕上がっています。
また、座面の高さも100mm(432~532mm)の範囲で微調整が可能です。ただし、最低の座面高が432mmからと、一般的なオフィスチェア類に比べてすこし高めな印象を受けます。適切な座面高は「身長×1/4」とされており、身長で表すとオカムラ ストライカーは172cmから適切に使いやすい高さです。
かかとが浮く状態のように、座面の高さが自分に合ってないと血流の流れが悪くなったり、身体に負担がかかったりしてしまうおそれも。とはいえ、それ以下の身長ではオカムラ ストライカーが使えない、というわけでもありません。
かかとが浮くなどの状況を改善すれば、身長がマッチしない人でも快適に座ることができます。状況によって「スツール」や「クッション」で足置き場(フットレスト)を用意してみるのも選択肢のひとつです。
※座面の前後スライド機能はオカムラ ストライカーEXのみ搭載。ストライカーSDは非対応です。
2-7.ヘッドレストは細かく調整できるが身長に注意
オカムラ ストライカーのレビューでも高評価を集めているウレタンフォーム使用のヘッドレストは、「上下50mm、奥行き44mm、角度23°」と細かく調整できる高機能さが特徴です。ゲームプレイ中の姿勢に応じて、的確に首筋を支えやすくなっています。
ヘッドレストを正しく活用すれば頭部の重みを分散させられるため、肩こりなどの症状を軽減・発生しにくくなる点がメリットです。
ただし、先述した通り、オカムラ ストライカーは比較的身長が高い人に向けて設計されており、172cmの筆者からするとヘッドレストの想定位置がすこしだけ高く感じてしまいました。
角度や高さなどを最低値にしてヘッドレストを引き出すと丁度よい具合に感じられるものの、ほかの角度や高さにするとまったくフィットしない印象です。
細かく微調整できるヘッドレストはとても魅力的ですが、高身長でなければそれらのメリットを受けるのは難しいかもしれません。言い換えれば、オカムラ ストライカーは大柄な人も快適に使いやすいデザインに仕上がっています。
2-8.キャスターの静音性が優れている
オカムラ ストライカーをレビューするために試用していて気に入った点が、キャスター部分の静音性です。今回はゲーム好きスタッフとして自室でオカムラ ストライカーを使用する機会を得ましたが、賃貸物件に住んでいるため「大型のゲーミングチェアは階下の人に迷惑をかけてしまうのでは」と心配でした。
しかし、オカムラ ストライカーのキャスター部分は思ったよりも静音性に長けており、ある程度のスピードでフローリング上を移動させてもほとんど音は発生しません。自宅に複数のオフィスデスクを構えているなど、椅子に乗りながら移動をするような人にとっては嬉しいポイントです。
一方で、繊維の長いカーペット上を移動させるのは手こずってしまうようなシーンも。オカムラ ストライカーはフローリングやチェアシート上での使用をおすすめします。
2-9.清掃しやすいデザイン性
オカムラ ストライカーEXは座面と背面が離れるため、清掃しやすいのもレビューで特筆すべきポイントのひとつ。ゲーミングチェアを長く使用していると座面と背もたれの間にホコリなどの汚れが溜まりがちですが、オカムラ ストライカーEXなら座面を前後に移動させるだけで隙間が生まれるため簡単に清掃できます。
接地面はファブリック素材で快適な座り心地を実現しつつ、それ以外の部分では汚れに強いビニールレザーで揃えられているのもメリットです。定期的に清掃メンテナンスをすれば、長く愛用できるゲーミングチェアといえるでしょう。
※座面の前後スライド機能はオカムラ ストライカーEXのみ搭載。ストライカーSDは非対応です。
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3.オカムラ ストライカーを実際に使って気になった点
オカムラ ストライカーを実際に使ってみたレビューでは、快適な座り心地や微調整機能が評判を集めていました。全体的に優れた高品質モデルに仕上がっているとは感じたものの、実際に使ってみたことでいくつか気になった点が生まれたのも事実です。
ここでは、今回オカムラ ストライカーを実際に使って気になった点をご紹介します。
3-1.肘置きとデスクに挟まれないよう要注意
オカムラ ストライカーを使用するうえで注意したいポイントが、肘置きとデスクに手が挟まれてしまう危険性です。リクライニングに合わせて後傾する肘置きは、そのまま基本姿勢へ戻ると位置が押し上がるような動きをします。
そのため、リクライニングしたままオフィスデスク下に肘置きを入れる姿勢を取ると、肘置きとオフィスデスクに手が狭まれる可能性も。
肘置きに若干のクッション性があるため大きなケガはしにくいものの、オフィスデスクとのスペースによっては痛みを感じてしまうかもしれません。
ただし、このトラブルはオフィスデスクと肘置きを自分の体格に合った適切な高さへ調整すれば避けられます。適切なオフィスデスクの高さは上腕を開いた角度が90°程度がよいとされているため、デスクの高さをあわせたうえで肘置きも調整すれば、手を挟んでしまう心配もなくなります。
3-2.立ち座りで肘置きがすこし不満
3Dアームレストは前後・左右・上下と可動するため満足感が高い一方で、実際に固定できるのは高さのみです。左右・前後のスライドは簡単には動かないものの、固定式ではないため、意図しないタイミングで勝手に動いてしまう場合があります。
たとえば、筆者は姿勢が崩れてしまうことが多いため、気付いたときに肘置きをつかんで座面奥まで座り直そうとします。このとき、肘置きが手前に引いてある状態だと、「ガッ」と奥まで動いて一瞬姿勢が崩れてしまうようなシーンも。
逆に、せっかちに立ち上がろうとするときは肘置きが手前側にズレてしまいます。高さの調整は固定式なので、「前後も固定式だったら……!」と感じてしまったのは否めません。肘置きはあくまで肘置きとして、立ち座りや姿勢を変化させるときは座面に手を置くのをおすすめします。
3-3.リクライニングの最大幅がもうすこし欲しかった
筆者の個人的な意見を述べると、オカムラ ストライカーEXの背もたれリクライニングが思ったよりも倒れません。スムーズに姿勢を変化させられる仕組みのため致し方ない面もありますが、最大リクライニング幅は23°と、ほかのゲーミングチェアモデルと比較すると少々控えめです。
実際にゲームパッドを使ってプレイしたり、後傾姿勢でマウス+キーボードを操作したりするときは、23°のリクライニング角度が実に快適でした。しかし、ふとした瞬間に「もうすこし倒せれば……」と少々残念に感じてしまうのも事実です。
180°などのリクライニングはできないため、オカムラ ストライカーは「身体が疲れにくい」のであって「身体を休めたい」タイプには向かない点を押さえておきましょう。
とはいえ、筆者は「少し休もう」と椅子を大きくリクライニングさせると気付いたら数時間の記憶を失ってしまうタイプなので、身体を預けられるが寝られはしない絶妙な角度が逆に作業効率を上げてくれるのは大きなメリットかもしれません。
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4.オカムラ ストライカーを調節するときのポイント
オカムラ ストライカーは細かく微調整ができるため、幅広い人が活用しやすくなっているゲーミングチェアです。オフィスなどのデスクワークにも役立つ仕組みが盛りだくさんですが、それぞれの体格にあった調整をしなければ効果が薄くなってしまうのも事実です。
ここでは、オカムラ ストライカーを調節するときのポイントについてご紹介します。
4-1.座面の高さは普段の姿勢に合わせて調整
オカムラ ストライカーで座面の高さを調整するときは、「前傾姿勢・基本姿勢・後傾姿勢」の3つから、普段もっとも活用している姿勢をメインに据え置きましょう。前傾姿勢がメインのときは、座面を前傾姿勢に固定した状態で座面高を調整するのがベストです。
なぜなら、オカムラ ストライカーには背座シンクロリクライニング機能が搭載されており、前傾から後傾にリクライニングするほど座面前部が持ち上がる仕組みになっています。
そのため、前傾姿勢で座面高を調整したのちにリクライニングで後傾姿勢を取ると、膝裏が持ち上がり足のかかとが少し浮く姿勢になってしまいます。足裏をつけて重みを分散させられないと、脚先の重みが太もも部分にかかり、血の巡りを悪くしてしまうため注意が必要です。
一方で、後傾姿勢(リクライニング状態)で座面の高さを調整した後に前傾姿勢を取ると、膝裏が浮いてしまってせっかくの前傾姿勢サポートが効かず、腹部に圧迫感を生み出してしまいます。
基本姿勢から前後する方は基本姿勢の状態で座面高を調整するのがベストですが、普段の作業・ゲームプレイ中の姿勢がほぼ定まっている方は、それぞれの体勢で座面高を調整してみると快適な座り心地を実現しやすくなります。
4-2.肘置きの高さは自分に合った環境へ調整
デスクワークをはじめとして、オフィスチェアとオフィスデスクの組み合わせには適切な高さが存在します。なかでも肘置きの高さは、肘を90°以上に曲げた地点で肘先が程よく乗る高さがベストだとされています。
オカムラ ストライカーは、レビューでもご紹介した通り自然と身体にフィットするデザインに仕上がっており、前傾姿勢・後傾姿勢までワンタッチで操作できる使い勝手のよさが特徴です。
しかし、肘置きは自分に合った高さへ調節しなければ、効果を発揮しづらくなるのも事実。特に肘置きは、腕の重みを適切に分散させ、肩こりの症状を軽減・解消する効果も期待できるとされています。長時間椅子に座ってゲームやデスクワークをする人にとって、肘置きの高さ調整は必要不可欠です。
もし可能であれば、肘置きの高さに合わせてデスクの高さも調整できるとよいでしょう。ストライカーシリーズには天板の高さを調整できるデスク「STRIKER DESK Swift」も登場しているため、そちらも合わせてチェックしてみるのをおすすめします。
5.オカムラ ストライカーEXを使ったスタッフの口コミ・評判を紹介
オカムラ ストライカーEXのレビューをまとめると、高品質なゲーミングチェアとしてeスポーツに熱中しているゲーマーには特におすすめのモデルです。
ゲーミングチェアには珍しい「前傾姿勢」をサポートしているため、気付いたらゲーム画面へ顔が近づいているゲーマーにも最適。もちろん、書類仕事などのデスクワークでもその魅力を発揮できるのは間違いないでしょう。
ここでは、そんなオカムラ ストライカーEXがどのような使い心地なのか、試用してみた複数スタッフの口コミ評価をご紹介します。
5-1.「ストライカー シーティングEX」の好意的な評価
- ほかの高級モデルと比べると機能が詰まっているのに価格が安い
- 絶妙に視野を遮ってくれるプレイヴェールが落ち着く
- 頭のてっぺんまで背中全体をカバーしてくれる座り心地が気持ち良い
- 自宅テレワークのワーキングチェアとしても十分性能を発揮できる
- 組み立ての手間がかからないのが嬉しい
- 前に傾く機能が意外と快適でデスクワークがやりやすくなった気がする
- 大柄(182)の自分もどっしり落ち着いて座れる椅子。使い勝手が最高
5-2.「ストライカー シーティングEX」の否定的な評価
- リクライニングできる角度がいまひとつ。もう少し倒せる余裕が欲しい
- デザインに組み込まれているとは言えランバーサポートの位置を調整したかった
- 身長160ですが本当にギリギリ座れるという感じで、ヘッドレストは快適に使えない
- 想像していたよりも座面のクッションが固いので別途購入する必要がありそう
まとめ
オカムラ ストライカーEXは、国産オフィスチェアメーカーとして名高い「オカムラ」が製造したゲーミングチェアモデルです。実機のスタッフレビューでもご紹介した通り、使い勝手のよさや優れた座り心地、腰掛ける人の疲労感を最小限に抑える工夫まで、幅広い人が納得できる高品質モデルに仕上がっています。
長時間腰掛けていても身体が疲れにくい仕組みが整っており、デスクワークなどにゲーミングチェアを活用したいと考えている方にもオカムラ ストライカーはおすすめです。
また、「オカムラ ストライカー シーティングEX」なら、プレイヴェールも相まってほどよい”こもり感”を演出してくれるため、eスポーツカフェなどでの導入にも最適。eスポーツ施設に搬入実績のあるオカムラ ストライカーは、eスポーツに熱中している人にもおすすめできるゲーミングチェアと言えるでしょう。
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とはいえ、長く使う予定の製品を試し座りもせずに購入してしまうのは少々リスキーかもしれません。実際に座ってみたからこそ分かる使用感や、満足・不満なポイントも生まれるため、購入前に試し座りしてみることをおすすめします。
オフィスコムでは、オカムラ ストライカーを始めとするさまざまなオフィス家具のお試しが可能なショールームをご提供しております。興味のある方は、ぜひ一度オフィスコムのショールームまでお越しください。
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