オカムラ フルーエントの人気チェア3選! 座り心地や機能性をプロが解説
高品質なオフィスチェアが勢ぞろいと評判の国内メーカー「オカムラ」には、ワンランク上の座り心地を追求してデザインされた「フルーエント」シリーズが登場しています。
オカムラ フルーエントは立体的に包み込まれるようなフィット感が評判で、レビューでも座り心地は好評です。
この記事では、そんなオカムラ フルーエントの特徴について解説するほか、実際に使ったユーザーからの口コミやレビューをご紹介します。また、多種多様なオフィス家具を取り扱うオフィスコムより、人気商品の使用感もレビューしますのであわせてご参照ください。
1.オカムラ フルーエントの特徴は?座り心地や機能性をプロが解説
オカムラ フルーエントは、ワンランク上の座り心地を追求して作られたシリーズです。背中を包み込むような新技術「ラウンドフィットバック」によって、フィット感が高められている特徴を持ちます。
ここでは、オカムラ フルーエントの特徴について、細かい機能性を個別に解説します。
1-1.背中を立体的に包み込むラウンドフィットバック
人の身体に沿う立体的フレームに、部位ごとに変えたテンションを張った「ラウンドフィットバック」は、オカムラ フルーエントの特徴ともいえる機能です。立体的な独特のフレームにより、張られているメッシュ生地のテンションが部位ごとに変動します。
その結果、立体的なカーブを実現して小柄な人でも身体に馴染みやすいフィット感を生み出しました。また、多様な体格にも対応する3次元カーブによって、大柄な人の腰回りもしっかりとサポート。背もたれの独特なデザインが、オカムラ フルーエントの特徴といえます。
1-2.背もたれと座面が連動するアンクルチルトリクライニング
オカムラ フルーエントには、背もたれと座面が連動してスライドする「アンクルチルトリクライニング」機能が搭載されています。くるぶしを支点に、背もたれへ寄りかかるとリクライニングと同時に座面が後方にスライドする機能です。
身体を支えるポイントがずれずにリクライニングできるため、姿勢が崩れにくいのもメリットのひとつ。腰や太もも周りに負担がかかりにくいため、自然な姿勢を保持できます。
1-3.座ったまま調節できるリクライニング機能
オカムラ フルーエントなら、腰掛けたままリクライニングの固定や解除を行えます。リクライニング角度は最大20°で、好みのタイミングで簡単に固定することが可能です。
また、リクライニング反力の強弱を調整できるのもオカムラ フルーエントの特徴です。リクライニング反力の強弱も座面右下のレバーから調節できるため、カスタマイズするために椅子を降りたり、腰を落としたりする必要もありません。
1-4.座面の高さ・奥行き調整機能
オカムラ フルーエントには、座面の高さや奥行きを調節する機能が搭載されています。座面の高さが自分に合っていないと、身体に疲労がたまりやすいといわれているのも事実です。オカムラ フルーエントなら、座面下のレバー操作ひとつで座面の高さを420~512mmの範囲で微調節できます。
また、座面の奥行きを調節できるのもポイント。奥深くまで腰掛けたとき、座面が膝裏にあたってしまい血流の流れが妨げられている人も少なくありません。オカムラ フルーエントなら体格にあわせて座面高の奥行きを40mm範囲で調節できるため、適切な作業環境を構築しやすくなっています。
1-5.座り心地を高める異硬度クッション&ブリッジベンディングシェル
座り心地を追求したオカムラ フルーエントは口コミでも評判ですが、なかでもレビューで好評な仕組みが「異硬度クッション&ブリッジベンディングシェル」です。
座り心地を高めるため異なる硬度のクッションを組み合わせており、前方の太ももは柔らかく、後方のお尻はハードでしっかりホールドします。そのため、身体が接する部位にあわせて適切に体圧を分散できる点がオカムラ フルーエントのメリットです。
また、ブリッジベンディングシェルによって座った瞬間の衝撃を吸収する仕組みも特徴のひとつ。長時間のデスクワークでもお尻が適度なスポットに収まるため、座り心地のよさを継続して味わえます。
2.オカムラ フルーエントの人気商品を3つ紹介
オカムラ フルーエントはコストパフォーマンスに優れているオフィスチェアとして評判です。
腰回りをしっかりとサポートする「ラウンドフィットバック」や、多様な体格に沿う3次元カーブ。異なる硬度で部位ごとにしっかりと支える異硬度クッションなど、快適な座り心地を実現する機能が満載です。
ここでは、そんなオカムラ フルーエントの人気モデルのなかから、背もたれの高さやパーツが異なる3種類をピックアップ。オフィス家具を多数取り扱うオフィスコムより、その使い心地や特徴をレビューします。
2-1.小柄な方でも使いやすい「ローバック 肘なし CB31XW」
2-2.肘の高さが調整できる「ローバック アジャストアーム CV81ZR」
肘の高さが調整できる「ローバック アジャストアーム CV81ZR」
オカムラ フルーエントの「ローバック アジャストアーム CV81ZR」は、自在に調節できるアジャストアームが搭載されたモデルです。フルーエントシリーズが持つ座り心地の快適さはもちろん、調節のできる肘置きの存在で快適な作業環境を構築しやすくなっています。
肘パッドは上下・角度・前後の調節が可能で、「可動域は上下100mm」「内・外15°」「前後50mm」から変更できます。ひじの高さを自由に調節できるため、パソコンを使ったデスクワークで腕を支えやすいのがメリットです。
実際にひじの高さを合わせて作業をしていると、普段よりも肩こりになりにくくなった印象を受けます。腕の重みを肘置きで支えると肩周りの負担を軽減できるため、肩こりに悩まされている方は要チェックです。
サイズ: | 外寸 / 幅590×奥行551~591×高さ882~974mm 座面高さ / 420~512mm 脚 / 直径667mm |
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素材: | 背フレーム / 樹脂成型品 アジャストアーム / 樹脂成型品 肘パッド / 熱可塑性ポリウレタン 座シェル / 樹脂成型品(PP) 支基 / スチール 脚 / 樹脂成型品 キャスター / 直径60mmナイロン双輪キャスターまたは、直径60mmウレタン双輪キャスター |
2-3.体格の大きい方でも座りやすい「ハイバック アジャストアーム CB86WW」
体格の大きい方でも座りやすい「ハイバック アジャストアーム CB86WW」
体格の大きな方でも身体を預けやすい「ハイバック アジャストアーム CB86WW」は、オカムラ フルーエントのなかでも背もたれが高いタイプのモデルです。体格が大きい方でも無理なく使用しやすくなっており、メッシュ素材のため背中も蒸れにくくなっています。
残念ながらヘッドレスト付きモデルは存在しませんが、背中上部までしっかりと支えてくれるため、ローバックモデルに比べると身体を預けやすい印象です。また、3Dカーブなどのフィット感も素晴らしく、包み込まれるような座り心地を味わえます。
サイズ: | 外寸 / 幅590×奥行551~591×高さ942~1034mm 座面高さ / 420~512mm 脚 / 直径667mm |
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素材: | 背フレーム / 樹脂成型品 アジャストアーム / 樹脂成型品 肘パッド / 熱可塑性ポリウレタン 座シェル / 樹脂成型品(PP) 支基 / スチール 脚 / 樹脂成型品 キャスター / 直径60mmゴムキャスターまたは、直径50mmウレタンキャスター |
3.使いやすさやデザインなどオカムラ フルーエントの口コミを紹介
オカムラ フルーエントは優れた座り心地が評判で、スタッフレビューでも座り心地の快適さが注目されていました。
加えて、口コミでは使いやすさやデザイン面などでも好評を集めています。
ここでは、オカムラ フルーエントを実際に使ったユーザーの口コミレビューをご紹介します。良かった点や悪かった点を交えて解説しますので、オフィスチェアを購入する前のご参考になれば幸いです。
3-1.価格が安いのに安定感があって満足
色味がすごく好き/★5
自宅用に購入しました。シルフィとも迷ったんですが、色味がこちらの方が好みだったのでフルーエントにしました。
試座した時に、ローバックとハイバックで触り心地が全然異なり、ハイバックだと腰の部分がすっぽりおさまる感じで、座っててもお尻が痛くならないのが良かったです。価格も比較的手が出やすいのにこれだけ安定感があるのは大満足です。ありがとうございました!
オカムラ フルーエントの口コミでは、その座り心地や安定感に満足のいったレビューが多く見かけられます。しっかりとした座り心地と安定感があるため、身体を預けてデスクワークできると喜びの声が多く見かけられました。
また、淡い色味のモデルもあり、カラーリングを気に入った人も少なくないようです。優れた機能性を持ちつつも価格が比較的安価に収まっているため、コストパフォーマンスのよさでオカムラ フルーエントは人気を集めています。
3-2.ウレタンキャスターで静かに動く
シルフィーと悩みましたがこちらに決めました/★4
大きな家具なので目に入ったときにあまり刺激にならないような色がいいということで、グレーを選択。実物はネットで見た写真通り薄めのグレーで期待通りです。また、ウレタンキャスターにしてみましたがこれが予想以上に静かに動いてビックリ。シルフィーと比べて軽いのもあってかスムーズに動きます。
また、一軒家の2階に置くのでできる限り軽いものをという観点でも選びました。シルフィーと比べてシステムやデザインも簡素ですが、シンプルな見た目と掃除のしやすさなど利点もあります。
オカムラ フルーエントのレビューでは、同メーカーのシルフィーと比較検討してから選んだ人も。薄めのカラーリングがこちらの口コミでも好評なほか、ウレタンキャスターの静音性に満足したとの声もあります。
オカムラ フルーエントは受注生産でウレタンキャスターに交換できるため、フローリングやカーペット上でオフィスチェアを使いたい場合におすすめです。静かでスムーズに動くため、周囲へストレスを与えずに活用できます。
3-3.レバー類が操作しやすい
思ったより使いやすい/★4
全般的にいい感じです。レバーが邪魔にならない位置にあり操作がしやすいです。微調節できる機能も個人的には十分でした。ただ座面が思ったよりも薄い感じでしっくりきません。クッションを1枚かませようか考えましたがこのくらいの方が仕事に集中できるのかもなとも思いました。
オカムラ フルーエントにはリクライニングの固定・解除や、座面の高さ・奥行き等を調節できる機能が備わっています。そんな調節レバーは座面下に揃っており、腰掛けたまま微調節を行える点が口コミで評価されています。
一方で、座面が薄いと感じられてしまう一面も。「異硬度クッション」「ブリッジベンディングシェル」などの技術で座り心地を高めているため、クッションの厚さをそこまで重視していない点に注意が必要です。
3-4.ヘッドレストがないためくつろぐ用途には向かない
セールで購入しました/★4
相場よりも安く手に入れられたので満足しています。背もたれの調節機能や具合などが丁度良いです。アームレストの微調節機能も気に入っていて仕事をしているときの腕がすごく楽になります。ただヘッドレストがないのでくつろげる感じはしません。
オカムラ フルーエントのレビューでいくつか見かけられたのが「ヘッドレストがほしかった」と述べる口コミです。オカムラ フルーエントシリーズには高くてもハイバックモデルまでしかなく、ヘッドレスト付きのエクストラハイバックモデルが存在しません。
クッションや背もたれで快適な座り心地を味わいやすい一方で、身体を大きく預けた姿勢には向いていない点にご注意ください。首の重みまでサポートしてもらいたい方は、ヘッドレストが搭載されているほかのオカムラ製オフィスチェアもおすすめです。
まとめ
オカムラ フルーエントは価格帯が抑えられながらも機能性に優れており、コストパフォーマンスに優れたオフィスチェアです。新技術のラウンドフィットバックで背中が包まれるような立体カーブや、異なる硬度のクッションで体圧も適度に分散できます。
さらに、アンクルチルトリクライニングで適切な姿勢を保ったまま身体を預けやすくなっているのもポイントです。
オフィスコムでオカムラ フルーエントを探す
とはいえ、オカムラ フルーエントの口コミにも有ったとおり、ヘッドレスト付きモデルは現状ありません。身体を大きく預けてデスクワークをしたい人や、体格の大きな人からするとオカムラ フルーエントの使用感が想像とは違ったモノになってしまう可能性も。
そのため、実際に試し座りをしてから購入するのをおすすめします。オフィスコムではいくつかのショールームを提供しており、多種多様なオフィス家具の使い心地をお試しいただけます。ぜひオフィスコムのショールームにて、オフィスチェアの座り心地をお試しください。
オフィスコムでショールームを見る
オフィスコム公式TOP:https://www.office-com.jp/
小柄な方でも使いやすい「ローバック 肘なし CB31XW」
「ローバック 肘なし CB31XW」は、オカムラ フルーエントでも背もたれの高さが低く設定されているため、小柄な方でも使いやすいオフィスチェアです。エクストラハイバックとは違って上半身全体を預けられはしないものの、3次元カーブの背面が姿勢をサポートしてくれるおかげで楽に腰掛けられます。
また、異硬度クッションの座り心地も快適で、デスクワーク中にお尻周りの負担が気になることはありませんでした。微調節のできるレバーは自然と手が届く位置にあるため、微調整も簡単に行えます。肘なしモデルは流動性のあるオフィスにも向いており、フリーアドレスデスクでの運用にも最適です。
座面高さ / 420~512mm
脚 / 直径667mm
座シェル / 樹脂成型品(PP)
支基 / スチール
脚 / 樹脂成型品
キャスター / 直径60mmゴムキャスターまたは、直径50mmウレタンキャスター