更新:

「コクヨ イング」をプロが解説!体が自由に動かせる座り心地を写真付きでレビュー

「コクヨ イング」をプロが解説!体が自由に動かせる座り心地を写真付きでレビュー

バランスボールに座っている感覚のような、座面の可動域が一般的なオフィスチェアよりも優れた「コクヨ イング(ing)」。揺れ幅によって身体を追従するデザイン性が人気を博しただけでなく、4時間着座して揺れるだけで1.5kmのウォーキングと同等の運動量が得られるとされ、「コクヨ イングは痩せるのでは?」との口コミまで見かけられます。

この記事では、そんなコクヨ イングについて、特徴や実機の座り心地などをスタッフがレビューします。おすすめのモデルやスタッフからの口コミもご紹介しますので、あわせてご参照ください。

1.コクヨ イングの特徴は?特徴的な機能やデザインをプロが解説

コクヨ イングの特徴は?特徴的な機能やデザインをプロが解説

国内でも有名なオフィス家具メーカー「コクヨ」の「イング」シリーズは、身体を自由に動かせる座り心地が特徴的なオフィスチェアです。

ここでは、そんなコクヨ イングの特徴について、機能やデザイン面をピックアップしてご紹介します。

1-1.座面が自由に動く360°グライディング

コクヨ イングのレビューでもっとも注目されているのが、座面が自由に動く360°グライディングの機能です。前後左右に傾く仕組みが搭載されており、身体の動きに合わせて追従してくれるため、身体をしっかりと支えられる特徴を持ちます。

また、その可動域から身体を揺らしたデスクワークの実現も可能。4時間身体を揺らし続けてデスクワークをすると、1.5km分のウォーキングと同等の運動量が得られるとされており、健康面からも評判を集めています。

1-2.体が動かしやすいランバーレスデザイン

コクヨ イングの特徴として、ランバーレスデザインがあげられます。通常のオフィスチェアは背骨が自然なS字カーブを描けるよう背もたれがサポートしており、正しい姿勢の維持によって身体が疲れにくい効果を得られるのがほとんどです。

一方でコクヨ イングには、360°グライディング機能によって背骨のS字カーブを自然に作れるよう工夫されています。そのため背もたれにランバーサポートはなく、開放感を得つつも身体が疲れにくい効果を期待できる点がメリットです。

1-3.体圧を適切に分散する3Dポスチャーサポートシート

コクヨ イングの座面には、体圧を適切に分散する「3Dポスチャーサポートシート」が搭載されています。従来よりも座面の切り込み等が深く、腰掛けたときに身体へフィットしやすいデザイン性が特徴です。

体圧が適切に分散されるため”座り疲れ”が起きにくいほか、前傾姿勢をとったときに身体がすべり落ちない効果もメリットのひとつ。コクヨ イングの揺れ動きやすい特徴を適切にサポートしてくれるといえます。

1-4.オンオフを切り替えられるグライディングストッパー

コクヨ イングに搭載された360°グライディング機能は身体のさまざまな動きを追従できますが、一方で動きやすい座面は集中を欠いてしまうシーンも見かけられます。そこで、グライディングのオンオフが切り替えられるストッパーが搭載されています。

必要に応じて、座面が動かなくなるよう固定することが可能です。グライディングをオフにすれば、一般的なオフィスチェアとしても活用できます。

1-5.3種類から選べる肘タイプ

コクヨ イングには、高さを変更できる”可動肘”や高さが固定の”T型肘”、グリップして身体を揺らせる”アルミ肘”などの3種類から肘タイプを選べます。自分好みの肘タイプを選べるため、作業環境に応じてデザインを選びやすいのもポイントです。

応接会議室など短期利用・デザイン性が重視ならT型やアルミ肘、長時間のデスクワークも快適にできるオフィスチェア探しなら高さを変えられる可動肘タイプがおすすめです。

2.座り心地や選ぶ際の注意点などコクヨ イングをスタッフがレビュー

コクヨイングは360°グライディングが特徴のオフィスチェアで、口コミなどでも高い評価を獲得しています。

ここでは、そんな評判を持つコクヨ イングを、オフィスコムのスタッフが実際にレビューします。座り心地や選ぶ際の注意点などを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

2-1.前傾や後傾がしやすい自由な座り心地

コクヨ イング グライディング

コクヨ イングの特徴ともいえる360°グライディングは、実際に座ってみたからこそ分かる自由な座り心地が実に快適でした。意識して身体を動かすまでもなく、身を任せるだけで自然と身体にベストな角度にフィットしてくれます。

デスクワーク中のちょっとした姿勢変更もしやすくなり、腰が固まりにくくなった印象も。考え事をしているときに座面をグリグリと動かせるため、気分転換にも良さそうです。

2-2.座面前部が折れ曲がり圧迫感を解消

コクヨ イングには、座面を前後にスライドして調整する機能が搭載されていません。その分、座面の奥行き調整が不要な「フロントフリーチルト」機能が搭載されています。

コクヨ イング 座面

「奥深く腰掛けても膝裏への圧迫感が少ないため座り心地がよい」とされていますが、ここは身長差による影響が大きそうです。

コクヨ イング 座面

比較的大柄なスタッフが試してみると、思ったよりも効果は実感できませんでした。

一方で、膝裏が座面に触れやすい小柄な方なら、前部が柔らかく折り曲がるため快適な座り心地を味わえる印象です。

2-3.メカ部分と脚部分の色が統一されたおしゃれなデザイン

コクヨ イングのメカ部分と脚部分は、色を統一しておしゃれなデザインを選択できるのもひとつのポイントです。一般的なアルミが目立つデザインではなく、主張を抑えたブラックやホワイトで機構部分を多い隠せるため、オフィスをおしゃれに演出するのにも役立ちます。

コクヨ イング カラー

一般的なオフィスチェアで見られる“メカメカしさ”を感じないため、カジュアルなオフィスでの利用にも最適です。

2-4.背もたれのタイプによる高さの違いに注意

コクヨ イングシリーズは、背もたれのタイプによって高さが異なる点に注意が必要です。背もたれタイプには「ラテラルタイプ」「バーチカルタイプ」「ヘッドレスト付きタイプ」の3種類が用意されており、俗に言うミドルバック・ハイバック・エクストラハイバックの違いがあります。

特に注意すべきポイントが、体格との相性差です。大柄なスタッフが背もたれの低いラテラルタイプのコクヨ イングを使ってみると、腰回りはホールド感があるものの、上半身が大きくはみ出してしまい背中が丸まってしまいました。

コクヨ イング バーチカルタイプ

一方でバーチカルタイプなら、程よく身体を預けられました。逆に、小柄な人がヘッドレスト付きタイプを使用すると、ヘッドレストをうまく活用できない可能性も考えられます。

コクヨ イングを購入するときは、背もたれの特徴を把握したうえで、自分の体格にマッチしたタイプを選択することがベストです。

3.コクヨ イングの人気商品2選!スタッフの口コミも紹介

4時間の揺れ動きで1.5kmのウォーキングと同等の運動量が得られるとされるコクヨ イングは、「デスクワークをしながら痩せる効果が期待できるのでは?」と口コミで触れられている面もありました。

ここからは、そんなコクヨ イングのおすすめモデル2選をスタッフの口コミを交えてご紹介します。

3-1.背もたれがスムーズに動く「バーチカルタイプ メッシュタイプ T字肘 CR-G3403E6」

背もたれがスムーズに動く「バーチカルタイプ メッシュタイプ T字肘 CR-G3403E6」

背もたれがスムーズに動く「バーチカルタイプ メッシュタイプ T字肘 CR-G3403E6」

サイズ 外寸 / 幅710×奥行615~700×高さ975~1065mm
座面 / 幅525×奥行450mm
肘高さ / 615~705mm
座面高さ / 425~515mm
材質 背枠 / 強化ナイロン
張り地 / ポリエステル弾性メッシュ
座板 / ポリプロピレン
座張り地 / ポリエステル
座クッション / モールドウレタン
肘 / 強化ナイロン、ポリウレタンスキンモールド
脚羽根 / 強化ナイロン
キャスター / 直径60mmナイロンキャスター

働くコンディションを高めたい方におすすめのコクヨ イングモデルが「バーチカルタイプ メッシュタイプ T字肘 CR-G3403E6」です。360°グライディングや3Dポスチャーサポートシートなど、身体をサポートする多彩な機能が搭載されています。

そのうえで、バーチカルタイプの背もたれは背中を預けるのに十分なサイズ感です。メッシュ素材のため通気性にも優れており、デスクワーク中の不快感を最小限に抑えられる機能性を持ちます。

○スタッフからの口コミ

  • ・メッシュのおかげで夏場は蒸れにくく、背中の熱が気になる方にはチェックして欲しいモデルです
  • ・見た目がおしゃれなので幅広いシーンに役立つオフィスチェアです

3-2.低めでワイドな背もたれ「ラテラルタイプ クッションタイプ T字肘 CR-GW3201E1」

低めでワイドな背もたれ「ラテラルタイプ クッションタイプ T字肘 CR-GW3201E1」

低めでワイドな背もたれ「ラテラルタイプ クッションタイプ T字肘 CR-GW3201E1」

サイズ 外寸 / 幅710×奥行580~640×高さ830~920mm
座面 / 幅525×奥行455mm
肘高さ / 615~705mm
座面高さ / 425~515mm
材質 背板・座板 / ポリプロピレン
張り地 / ポリエステル
背クッション / スラブウレタン
座クッション / モールドウレタン
肘 / 強化ナイロン、ポリウレタンスキンモールド
脚羽根 / 強化ナイロン
キャスター / 直径60mmポリウレタン巻きキャスター

コンパクトな見た目で可愛らしい雰囲気を持つ「ラテラルタイプ クッションタイプ T字肘 CR-GW3201E1」は、流動性の高いフリーアドレスデスクなどにもおすすめのオフィスチェアです。コクヨ イングモデルのなかでもコンパクトタイプで、低めでワイドな背もたれが動きのある空間をサポートしてくれます。

背面にはホワイトシェルが採用されており、オフィス内のカラーリングに統一感を生み出しやすいのもポイントです。優れた機能性とコンパクトなデザイン性をお求めの方におすすめといえます。

○スタッフからの口コミ

  • ・肘を持って身体を揺らせるのだけでも存在価値が十分あると思う
  • ・ホワイトシェルと淡いパステルカラーの組み合わせが可愛い!機能面も満足してます
  • ・182センチですが正直合いません。163センチの母にあげたら喜んで使っています

3-2.肘掛けを調整できる「ラテラルタイプ クッションタイプ 可動肘 CR-G3211E6」

肘掛けを調整できる「ラテラルタイプ クッションタイプ 可動肘 CR-G3211E6」

肘掛けを調整できる「ラテラルタイプ クッションタイプ 可動肘 CR-G3211E6」

サイズ 外寸 / 幅710×奥行580~640×高さ830~920mm
座面 / 幅480×奥行455mm
肘高さ / 615~805mm
座面高さ / 425~515mm
材質 背板・座板 / ポリプロピレン
張り地 / ポリエステル
背クッション / スラブウレタン
座クッション / モールドウレタン
肘 / 強化ナイロン、ポリウレタンスキンモールド
脚羽根 / 強化ナイロン
キャスター / 直径60mmナイロンキャスター

肘掛けを自分好みの高さへ調整できる「ラテラルタイプ クッションタイプ 可動肘 CR-G3211E6」は、コクヨ イングの360°に注目している方にもおすすめのオフィスチェアです。可動式のグリップアームは上下・内側回転の可動域を搭載しており、背・座とは連動しない仕組みを採用。

そのおかげで自分好みの高さにて肘置きを利用できるだけでなく、身体を揺らす際のサポートアイテムとして、コクヨ イングのグライディング機能を有効活用できます。

○スタッフからの口コミ

  • ・目論見通り机の下にほとんど収納できたので満足しています
  • ・腰が凝る感じが長年の悩みでしたが、ふと気付いたときに身体を揺らせている影響か、最近凝る感じがなくなって開放感があります
  • ・実際に試し座りしてから購入したほうがよいです。座面の奥行きが深く、のけぞったような姿勢になってしまいます

3-2.ヘッドレスト付きでゆったり座れる「ヘッドレスト付きタイプ メッシュタイプ 可動肘 CR-GW3415E1」

ヘッドレスト付きでゆったり座れる「ヘッドレスト付きタイプ メッシュタイプ 可動肘 CR-GW3415E1」

ヘッドレスト付きでゆったり座れる「ヘッドレスト付きタイプ メッシュタイプ 可動肘 CR-GW3415E1」

サイズ 外寸 / 幅710×奥行670~785×高さ1180~1270mm
座面 / 幅480×奥行450mm
肘高さ / 615~805mm
座面高さ / 425~515mm
材質 背枠 / 強化ナイロン
張り地 / ポリエステル弾性メッシュ
座板 / ポリプロピレン
座張り地 / ポリエステル
座クッション / モールドウレタン
肘 / 強化ナイロン、ポリウレタンスキンモールド
脚羽根 / 強化ナイロン
キャスター / 直径60mmナイロンキャスター

長時間のデスクワークも快適に行いたい方におすすめのコクヨ イングが「ヘッドレスト付きタイプ メッシュタイプ T字肘 CR-GW3405E1」です。大型の背もたれとヘッドレストがついており、上半身をしっかりと預けられるオフィスチェアに仕上がっています。

さらに、調整のできる可動肘が付帯しており、肘の高さを自分に合うようカスタマイズできるいのもメリットのひとつ。肘が宙を浮いている状態は肩に負荷がかかり、肩こりの原因になってしまうケースも少なくないため、身体に掛かる負担を最小限に抑えられます。

○スタッフからの口コミ

  • ・ユーザーの口コミでは、身体がまったく疲れないので快適との声も寄せられています。
  • ・152mの身長からすると、ヘッドレストが頭頂部にあたり、少し変な姿勢になってしまいます。体格によって使用感が変わりそうなので、試座をおすすめします

まとめ

コクヨ イングは、「360°グライディング」をはじめとするさまざまな機能が搭載されたオフィスチェアです。注目を集めている「360°グライディング」は、「4時間の揺れ動きで1.5kmのウォーキングと同等の運動量を得られる」として口コミなどでも評判でした。

オフィスコムでコクヨ イングを見る

一方で、ラテラルタイプなど一部のモデルは「サイズ感がミスマッチだった」と残念がる声が見かけられたのも事実です。コクヨ イングを購入するときは、口コミやレビューだけを参照するのではなく、実際に自分で試し座りしてみるのがベストだといえます。

多種多様なオフィス家具を取り扱っているオフィスコムでは、ショールームよりコクヨ イングを試し座りしていただけます。ほかのオフィス家具との相性などもチェックしていただけますので、この機会にぜひ足をお運びください。

オフィスコムのショールームを見る

オフィスコム公式TOP:https://www.office-com.jp/

↑ ページの先頭へ