ファミレス席はオフィスに重要!設置のメリット・家具選びのポイント
近年、オフィス内にファミレス席を導入する企業がよく見られます。
ファミレス席を設置すれば、社内コミュニケーションの活性化など複数のメリットを得ることが可能です。
今回は、ファミレス席のメリットや必要な家具から、ファミレス席をより有効に活用するポイントまで解説します。
オフィスにファミレス席を導入し、オフィス空間をより効果的に活用したいと考えている企業の方は、ぜひ参考にしてください。
- 目次
- 1.そもそもファミレス席とは?
- 2.オフィスにファミレス席を設置するメリット3選
- 3.ファミレス席に必要なもの|各家具・備品を選ぶポイントも
- 4.オフィスのファミレス席をより有効に活用するためには?
- まとめ
1.そもそもファミレス席とは?
ファミレス席とは、ソファとテーブルによって作られるファミレスの座席のようなスペースのことです。
オフィスで見られるファミレス席は、4名から8名程度が向かい合わせに座って話し合える形状となっています。
ファミレス席が設置される場所は、業務スペースや窓際など、オフィスによってさまざまです。
ファミレス席は周囲との区切りが少ないセミクローズドな空間となるため、会議室ほど堅苦しくありません。そのため、気軽にミーティングをしたいときにも活躍します。
また、オフィスにファミレス席を設置すれば、オープンな雰囲気の職場を作ることが可能です。
そのためファミレス席は、新しいオフィスづくりに欠かせないスペースとして、多くの企業で導入され始めています。
2.オフィスにファミレス席を設置するメリット3選
オフィス内にファミレス席を新たに設置するためには、スペースが必要となります。
それでも多くの企業にファミレス席が導入されている理由は、多くのメリットを得られるためです。
ここからは、オフィスにファミレス席を設置する3つのメリットを紹介します。
2-1.社内コミュニケーションの活性化に繋がる
オフィスにファミレス席を設置する1つ目のメリットは、社内コミュニケーションの活性化に繋がることです。
ファミレス席は、ソファの背もたれやパーテーションなどで周囲から適度に区切られているため、安心してミーティングができます。
また、オフィスチェアよりもリラックスできるソファの座り心地も、会話がしやすくなるひとつの要素です。
また、ファミレス席は会議室と比較して閉塞感や圧迫感が少ないため、自由でオープンなアイデアが出やすくなります。
ファミレス席を業務スペースの近くに配置すれば、部屋を移動することなく迅速にミーティングを行うことが可能です。
対面して座ったときの距離が近く、親近感が生まれて活発な議論をしやすい点は、ファミレス席の最大の魅力だと言えるでしょう。
2-2.省スペースかつレイアウトの自由度が高い
オフィスにファミレス席を設置する2つ目のメリットは、少ないスペースを活用でき、レイアウトの自由度も高いことです。
限られたオフィス空間に複数の会議室を作ると、仕切りが増えて業務スペースが狭くなります。
一方、ソファとテーブルを置くだけで設置できるファミレス席は、省スペースで導入することが可能です。
また、一度作った会議室は、オフィスレイアウトの変更が容易ではありません。
部屋の間取りを変更するために、手間や内装工事費用が発生します。
ファミレス席なら、ソファとテーブルを移動させるだけでオフィスのレイアウトを変えることが可能です。
2-3.応接室としても使用できる
オフィスにファミレス席を設置する3つ目のメリットは、ミーティングスペースとしてだけでなく、応接室としても使用できることです。
オフィスのスペースが足りずに応接室が作れない場合、ファミレス席で代用することができます。
ファミレス席を応接室として使用すれば、オフィス訪問者に安心感や好印象を与えられるでしょう。
また、ファミレス席からはオフィス内の様子が伺えるため、企業への信頼度を高められる点も魅力です。
3.ファミレス席に必要なもの|各家具・備品を選ぶポイントも
オフィスにファミレス席を設置する際は、オフィス内におけるファミレス席の設置スペースをまず決めることが重要です。
ファミレス席を設置する場所と広さを決めてから、必要な家具を購入しましょう。
ここでは、ファミレス席の設置に必要な家具と、より良い環境を作るために役立つ備品を紹介します。
3-1.テーブル
ファミレス席のテーブルとして、会議テーブルを使用することが可能です。
ファミレス席に使用するテーブルの最適な長さは、利用する人数によって異なります。
人数に応じたテーブルの長さは、下記の通りです。
ファミレス席の利用人数 | テーブルの長さ |
---|---|
4人 | 1.5m |
6人 | 1.8m |
8人 | 2.1m |
テーブルの幅は80cmほどにすると、相手と対面して座った場合に適度な距離感が保てます。
テーブルとソファの間は、20cmほど距離をとりましょう。テーブルの高さは、70cmほどが適切です。
3-2.ソファ
ファミレス席に設置するソファ座面の奥行きは、45cmほどが適しています。
ソファの座面高は42cmほど、ソファの長さはテーブルと同じサイズが適切です。
セミクローズドなファミレス席を作りたい場合は、背もたれの高さが1.5mほどのハイバックソファが適しています。
また、すでに周囲が遮断されている空間にファミレス席を作る場合や、開放感を重視する場合は、背もたれの高さが1m以下のローバックソファが適切です。
このように、ソファの種類やサイズは、ファミレス席を設置する環境に合わせて選択しましょう。
3-3.モニター
ファミレス席にモニターを設置しておくと、資料データや動画などを見ながら軽いミーティングをする場合に役立ちます。
また、プレゼンの準備などをする場合にも、モニターが設置されたファミレス席が便利です。
壁掛け式のモニターを導入すれば、ファミレス席のテーブル上を広く使うことができます。
テーブルにモニターを置いて使用する場合は、脚の部分がスリムなデザインのモニターが適切です。
少しでもテーブルにスペースをとりたくない場合は、モニターアームの活用もおすすめします。
ファミレス席の用途やスペースの広さに合わせて、最適なモニターを選びましょう。
3-4.ホワイトボード
ファミレス席の壁面にホワイトボードを設置すれば、軽いミーティングをしながら使えます。
ホワイトボードはモニターと異なり、電源やパソコンがなくても視覚的にイメージを共有できて便利な点が魅力です。
また、スペースが限られている場合でも、ホワイトボードなら無理なく設置できます。
さらにホワイトボードは、マーカーによる書き込みだけでなく、付箋を張り付けて使用することも可能です。
ミーティング内容に応じて、ファミレス席のホワイトボードを有効活用しましょう。
4.オフィスのファミレス席をより有効に活用するためには?
さまざまな効果や魅力のあるファミレス席をより有効に活用するためには、ファミレス席の利用に関するルールを決めておくことが大切です。
特に決めておくべきルールとして、次の2点について確認しましょう。
〇多目的利用を可能とする
ファミレス席は、多目的利用を可能とすることでより有効に活用できます。
打ち合わせだけでなく、ランチタイムの利用や、一人で集中して業務に取り組みたいときの利用などができるようにルールを決めましょう。
ファミレス席の活用方法や、優先的な利用目的を最初に決めておくことで、トラブルを未然に防ぐことが可能です。
〇予約制・時間制にするかしないかを決める
ファミレス席を設置する際は、利用時の予約や利用時間に関するルールを決めましょう。
ファミレス席は人気が高いため、予約制にしなければ常に席が埋まり、使いたいときに使えなくなる可能性があります。
1回あたりの利用時間を決めることも、ファミレス席の有効活用に効果的です。
社内にいるスタッフの人数や需要に合わせて、適切なルールを予め決定しておきましょう。
まとめ
ソファとテーブルによって構成されるファミレス席は、省スペースを活用し、社内のコミュニケーションを活性化することができます。
レイアウトの自由度が高いことや、応接室として利用できることも、ファミレス席の長所です。
モニターやホワイトボードなどの備品を用意すれば、ファミレス席をより快適な空間として活用できます。
オフィス内にファミレス席を導入しようか検討している方は、ここまでの内容を参考に、ぜひオフィス環境に適したファミレス席の設置と、適切なルールの作成を進めてください。