机上ラックの5つのタイプ|選び方からそれぞれの特徴まで徹底解説!
デスク周りをすっきりさせることで、作業効率のアップにつながります。そのためには、どこに必要な物があるのかが瞬時に分かり、余計な動作なく出し入れができる「収納アイテム」が最適です。
そこで今回は、さまざまな形状が販売されている机上ラックを5つのタイプに分け、機能やメリットなど、それぞれの特徴をご紹介します。タイプごとに使い勝手や用途が大きく異なるため、選び方・ポイントを参考に、目的に合った机上ラックを見つけてください。
1.机上ラックの5つのタイプ|それぞれの特徴とは
作業で利用する膨大な資料などを整理するには、オフィスデスクに簡単に取り付けられる机上ラックが欠かせません。しかし、自分の作業スタイルに合わないものを取り入れてはストレスとなり、かえって作業効率の悪化を招いてしまいます。
- ・モニター台タイプ
- ・ブックスタンドタイプ
- ・引き出しタイプ
- ・上置き棚タイプ
- ・フレームラックタイプ
机上ラックには、主に上記5つのタイプが存在します。使い勝手の良さや、目的に合ったものを選ぶことが重要です。まずは、それぞれのタイプの特徴を把握しましょう。
〇モニター台タイプ
モニター台とは、PCモニターを設置するための机上ラックです。セッティングが容易で、天板部分にネジで脚を取り付けるのみの簡易タイプも多く発売しています。
台の下側が空洞になっているものが多く、書類や小物類をスッキリ収納することができます。大きなモニター台タイプの場合、キーボードを収納することも可能です。
〇ブックスタンドタイプ
本の他に書類や資料を立てて整理できるブックスタンドタイプは、紙の書類・資料が多い方に最適です。種類ごとに分けた書類などをクリアファイルやバインダーに収納し、ブックスタンドに立てかけておけば、紛失のリスクを軽減できます。
〇引き出しタイプ
複数の書類を同時進行で処理することの多い方は、引き出しタイプがあると作業効率アップにつながります。引き出しの段ごとに進捗レベルで書類を分け、処理途中の書類を収納すれば、「この段にある書類は確認印をもらう分」など瞬時に作業の進捗レベルを把握できます。
〇上置き棚タイプ
上置き棚タイプは、PCなどを覆うように設置する、背の高い棚タイプの机上ラックです。Pプリンターやスキャナーを置いたり、机上の作業スペースを広く確保したい方に最適です。
作業スペースに困っていないという方も、処理済みの書類の一時置き場として活用できます。処理済み書類を分けて保管することで、ミーティングや外回り中に新しい書類をデスクの上に置かれても、他の書類に混ざり込むリスクが減ります。
〇フレームラックタイプ
机上に取り付けるタイプの棚のような形状をした机上ラックです。イメージとしては、子ども用の学習机に取り付けられた棚が近いでしょう。組み換えユニットタイプなど、高さを変えられる2~3段の複数の棚板があるため、1段タイプの机上ラックよりも、書類などの整理がしやすくなります。
このように、机上ラックにはさまざまなタイプがあり、メリットも異なります。自分の目的に合ったものを選ぶことが、作業効率アップにつながります。
2.机上ラックを選ぶ際のポイントを5つのタイプ別に紹介!
机上ラックは、設置方法や形状だけではなく、機能もさまざまです。
そのため、何を基準に選べば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。見た目や価格で選ぶ手もありますが、取り入れるからには作業効率のアップに貢献してくれる机上ラックを選びたいものです。
ここからは、先にご紹介した各タイプの特徴を踏まえ、より利便性の高い商品を選ぶために見るべきポイントをご紹介します。
2-1.モニター台タイプ
モニター台タイプはモニターの土台部分よりも大きくスペースを要するため、場合によっては以前よりも作業スペースが圧迫されるおそれがあります。
そのため、モニター台タイプを選ぶ際はそれほどの広さを確保するほどのメリットがあるのかどうかに注目しましょう。購入する際は、以下のポイントをチェックしてください。
- ・モニター台の高さ
- ・素材
- ・サイズ
- ・耐荷重
- ・その他の便利機能
- ・その他の収納スペース
最も重要なポイントが、モニター台の高さです。台の下の収納スペースの高さだけではなく、実際にPCモニターを置いた場合に目線の高さと合うかどうかを重視しましょう。
高さが合わなければ、目や首を余計に疲れさせることとなります。高さ調節機能が付いたタイプを選ぶなど、多少調節できるものがおすすめです。
素材やサイズは、視界に与える影響にも大きく関係します。ナチュラルカラーのものはどのような色・素材のデスクにも合いやすく、解放感を重視する場合は、ガラス天板のモニター台も良いでしょう。金属製はスタイリッシュな印象を与えるうえ、耐荷重性に優れています。
より利便性を増した、USBポートやコンセント付きのタイプ、スマートフォンスタンドや小物用の収納スペースが付いたタイプも人気です。
2-2.ブックスタンドタイプ
ブックスタンドは、伸縮可能な横幅のサイズ調節ができるタイプがおすすめです。書類を十分に立てることのできる高さはもちろん、書類の増減に合わせて幅を調節できるブックスタンドであれば、書類の紛失リスクをより軽減できます。
内側に仕切り板のあるものは、書類を整理するうえでも役立ちます。素材は金属製のものが耐荷重性もあり最適ですが、防腐処理がきちんと行われているものを選びましょう。
長年使用していると、防腐処理の有無がサイズ調節のスムーズな動作を左右するためです。
また、PC作業でノートパソコンやタブレットを活用する方には、耐荷重性を重視した厚みのあるタイプが最適です。丈夫なものであれば、デスクの状況に合わせて、パソコンやタブレットをブックスタンドに収納することができます。
2-3.引き出しタイプ
引き出しタイプは、好みや用途に合わせて段数を調節できるものが便利ですが、引き出し数の決まっている既製品でも十分です。
- ①サイズ
- ②引き出し数
- ③引き出しの収納量
選ぶ際のポイントは、上記3つです。サイズはA4サイズの書類が収納できる大きさを選びましょう。進捗やジャンルごとに書類を分けられるよう、少なくとも3段以上の引き出し数は必要です。また、小物類を収納できる小型の引き出しも付いていると、クリップなどデスク周りの小物類を整理できます。
さまざまなデザイン・カラーのものが販売されていますが、利便性をアップさせるためには、引き出し部分が透明になっている(中身が見える)タイプがおすすめです。
2-4.上置き棚タイプ
PCの上部を有効活用する上置き棚タイプの机上ラックは、設置するPCのサイズなどを事前に計測してから購入することがポイントです。スキャナーやプリンターを置く予定がある場合は、それらのサイズも計測しておきましょう。
- ①サイズ
- ②収納量
- ③耐荷重
上置き棚タイプを選ぶ際にチェックする点は、上記3つです。サイズはPCやスキャナーなど、設置するアイテムだけではなく、棚を置くデスクとのサイズ差も考慮しましょう。
大きすぎては作業スペースを圧迫してしまいます。また、中にはモニター台兼用となっているタイプもあるため、このような商品を購入する際は、モニター台としての利便性も加味して選ばなければなりません。
PCやモニターだけではなく、キーボードや小物類を収納できるタイプがおすすめです。
スキャナーなど重いものを設置するのであれば、耐荷重性に優れた丈夫なものを購入しましょう。
2-5.フレームラックタイプ
フレームラックタイプは、さまざまなサイズのものが販売されており、机上ではなくサイドに設置する大型タイプもあります。
- ①サイズ
- ②収納量
- ③耐荷重
基本的にチェックすべきは上記3つのポイントですが、収納量や耐荷重を重視するのであれば、素材にもこだわる必要があります。
机上に設置するタイプのフレームラックは、大きく分けて木製タイプとスチールタイプが主流です。おすすめは、耐荷重性にも優れ、ネジ等でしっかりとデスクに固定できるスチールタイプです。
収納棚が2~3段取り付けられるタイプも多く、耐荷重は安価なものでも20kg前後まで耐えられるようになっています。大型のものは本棚や書類置き場の他、プリンター台としても利用可能です。
まとめ
机上ラックは複数のタイプがあり、用途によっては併用したり、ひとつのタイプで複数の役割を担うこともできます。作業効率をアップさせるには、自分の作業パターンや目的に合ったものを選ぶことが重要です。
多くの書類を一度に処理することが多い場合は、書類整理のしやすいものを選び、PCの利用が多い場合は、PC環境を充実させるものを選びましょう。
商品ごとに耐荷重やサイズが大きく異なるため、机上ラックを購入する際は、事前に設置するデスクサイズの計測も忘れずに行ってください。
ここまでの内容を参考に、ぜひ使用方法に適した机上ラックを購入してください。