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デスクのコード配線を整理するコツ|配線収納に役立つ便利グッズまとめ

デスクのコードを整理するには?配線整理に役立つ便利グッズまとめ

デスク周りのコードが整理されていないと、ホコリが溜まって掃除しづらくなったり、見た目が美しくなかったりと問題はさまざまです。また、コードの配線次第では火災事故の原因になってしまう事例も少なくありません。

この記事では、各ケーブルをデスクまで配線するときの注意点や、デスクのコードを整理するのに役立つ便利グッズについてご紹介します。

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▼このコラムを読んでもらいたい方

  • ・デスク周りをスッキリさせたい方
  • ・オフィスのコード配線が美しくないと悩んでいる方
  • ・コードが乱雑で火災等が心配な方

▼このコラムを読んで得られる情報

  • ・デスクの配線整理が大切な理由
  • ・デスク下のケーブルを整理する便利グッズと使い方
  • ・デスク上のコードを整理する便利グッズと使い方

1.デスクのコード配線を整理すべき理由

デスクのコード整理が推奨される理由は?

「使わないコードがそのまま」「必要以上に長いケーブルを使っている」「OA機器のコードがそこらじゅうを走っている」といった状況を放置するのは好ましくありません。デスク周りが汚く見えてしまうほか、実際にホコリなどが積み重なりやすくなり、ハウスダストをはじめとしたさまざまな危害が生じてしまいます。

場合によっては、清掃しづらいと放置した結果火災事故などが発生するおそれも。デスク周辺のコード配線をすっきりさせれば清掃もしやすくなるのはもちろん、デスクに至るまでのコード配線に気を配ればオフィスをスッキリとさせられます。

ここでは、デスクのコード配線を整理すべき理由をご紹介します。

1-1.見た目が美しくない

いろいろな使用デバイスが増えていくにつれて、「デスク上のコード整理をどうすれば良いか分からなくなった」と放置してしまった方もいるかもしれません。コードを整理せずに放置し続けていると、デスク周りがどんどんと汚くなってしまいます。

デスク上のコードを整理すれば掃除をしやすくなるメリットがあり、清潔感も保てます。デスク周りのコード整理をすれば、ホコリの溜まりにくい環境づくりが可能です。

見た目をきれいにするためにも、今一度デスクに不要なケーブルが接続されていないか、コードの配線を見直してみましょう。

1-2.タコ足配線で火災事故が起きる可能性も

タコ足配線で火災事故が起きる可能性も

デスク周りのコード整理を考える前に、タコ足配線になっていないかチェックしておきましょう。コンセントに多数のコードがタコ足配線されているオフィスで、火災事故が発生してしまった事例も少なくありません。

タコ足配線で起きる火災事故の例

  • ・トラッキング
    →ホコリと湿気がたまることで劣化が始まり出火
  • ・過電流
    →テーブルタップに更にテーブルタップを繋げるなど制限容量を超す配線で出火
  • ・断線
    →コードをムリに引っ張ることや折れ曲げることで半断線して発熱・出火

テーブルタップといったコード整理の便利グッズには一度に使える容量が決められています。通常は「一度に1500ワット(W)まで」や「15アンペア(A)/125ボルト(V)」と記載されています。

上限を越したコード配線をすると火災事故の原因となるため注意が必要です。なお、一般的な家庭の壁コンセント出力は2口1セットで1500ワットまでに制限されています。

2.デスク下のコードを整理できる便利グッズと使い方

デスク下のコードを整理できる便利グッズと使い方

コードの配線が綺麗でなければ、どれだけ工夫してもきれいなデスク環境を実現するのが難しいのも事実です。デスク周りのコードを配線整理する方法として、向かう先が同じケーブルはまとめるコツがおすすめです。

ここでは、デスクのコード整理に役立つ便利グッズをご紹介します。

2-1.配線カバー

配線カバー

コンセントからデスク下までのケーブルを整理する場合は、配線カバーを活用してみましょう。テーブルタップなどコンセントの差し替え頻度が低い配線にカバーを掛けると、踏みつけや引っ掛けによる断線を未然に防げます。

2-2.テーブルタップ

テーブルタップ

いろいろなデバイスを使っている人にとってテーブルタップの存在は見逃せません。デスクのコードを整理する目的以外に、現在でも多くの方がテーブルタップや延長ケーブルを利用しています。

とはいえ、複数のコネクタを使ってタコ足配線にしてしまうのは避けるのがベストです。テーブルタップから更にテーブルタップを繋げるなど、制限容量をオーバーした運用をすると火事の原因となってしまいます。

テーブルタップの制限容量をチェックして、ケーブルの接続先をまとめるようにイメージするのが大切です。

2-3.結束バンド

結束バンド

デスクのコードをまとめるグッズとして結束バンドが役立ちます。テーブルタップやデスク上、パソコンなど向かう先が同じコード同士をまとめるだけでも、デスク周りをすっきりさせられるのが特徴です。

結束バンドには再調整可能なタイプや、マジックテープ式で取り扱いのしやすいモデルも登場しています。多くは100均ショップで入手できるため、好みによって活用する結束バンドをチョイスしましょう。

なお、力強くまとめすぎるとコードが断線する原因となる点にご注意ください。断線するとコードが使い物にならないだけでなく、半断線を放置した結果火災事故の原因となるケースもあるため、結束バンドでデスクのコードを整理する場合はキツく締めすぎないよう注意が必要です。

2-4.スパイラルチューブ

スパイラルチューブ

ケーブルを保護しつつ1本にまとめられるスパイラルチューブは、デスクのコード整理に役立つ便利グッズのひとつです。まとめて管理できるほか外装として中にあるケーブルを守れるため、踏みつけなどの衝撃を受けても断線しにくい効果が期待できます。

ただし、1度まとめたケーブルに別のコードを追加する場合は始めから巻き直す手間がかかるのも事実です。デスク周りのコード環境が変わりやすい場合は専用トレーや配線ボックスの利用をおすすめします。

2-5.メッシュパネルやトレー

メッシュパネルやトレー

デスクの足まわりに結束バンドを巻き付けられる場合は、メッシュパネルやトレーと合わせてデスクのコード整理をしてみるのもポイントです。メッシュパネルをデスク下へくくりつつけた後、S字フックを掛けると、そのままデスク上までケーブルを繋げるトレー代わりのような役割をします。

また、メッシュパネルにトレーをくくりつけると、テーブルタップやケーブルについているACアダプターの保管場所にも活用できます。ケーブル配線トレーとして活用するとケーブルを宙に浮かせられるため、床の清掃がしやすくなるのもポイントです。

2-6.ケーブル配線ボックス

ケーブル配線ボックス

ケーブル配線ボックスを使って、テーブルタップを含め複数のコードをまとめるのも主流な整理方法です。もっともお手軽にコード類を管理でき、カバーを掛けるだけでホコリがたまるのも防げます。

また、ケーブルをまとめて管理できるため床掃除もやりやすくなるのもメリットです。一方で、管理の仕方によっては熱がこもりやすくなってしまうため、通気性の確保やフタ付きテーブルタップなど、使用するグッズの見直しが大切です。

3.デスク上のコード整理に役立つ便利グッズと使い方

デスク上のコード整理に役立つ便利グッズと使い方

デスク下のコードを整理しても、卓上のケーブルが整っていなければ整理できているとは言えません。卓上のコード整理に役立つ便利グッズとして、主に2つのアイテムをチェックしましょう。

3-1.ケーブルホルダー

ケーブルホルダー

卓上のコード整理に役立つまとめグッズとして、ケーブルホルダーの利用は欠かせません。キーボードやマウス、スマートフォンやパッド系デバイスなど複数の道具に使うコードを整理できます。

ケーブルホルダーにはクリップ式やマグネット式といったさまざまなモデルが存在するため、デスクの性能にあわせて使い勝手のよいタイプを選ぶのが大切です。一般的にはマグネット式が使い勝手がよいとされていますが、デスクの素材によっては接着できなかったり、使用コードの重みでずり落ちてしまったりします。

なお、マウス向けケーブルホルダーとして、「マウスバンジー」といったツールも登場しています。マウスの操作性を考えたケーブルホルダーで、デスクワークがしやすくなる点がメリットです。作業のしやすさを考えてデスクのコード環境を整える場合は活用してみるのも選択肢といえます。

3-2.USBポート(ハブ)

USBポート(ハブ)

複数のデバイスを使う人にとって、USBポートは必要不可欠です。デスク下のケーブル管理がしやすくなるだけでなく、デスク上のケーブルの向きを1点に絞ることで、キレイなデスク環境を整えられます。

とはいえ、そもそも卓上にUSBポートやケーブルを載せたくない人もいるかもしれません。そのようなときは、デスク下やサイド部分に両面テープで貼り付けられるタイプを選ぶと卓上をスッキリさせられます。

4.お手軽なコード整理は配線管理のできるデスクで実現可能

「デスクまでのコードをまとめて整理し、中間地点でカゴやワイヤーネットを経由させ、デスク上のコードをさらにまとめる」
言葉では簡単そうですが、グッズを購入したり、ケーブルを追加するたびに調整が必要になったりするのは意外と労力が必要です。

デスクのコード整理に迷った場合は、あらかじめ配線管理ができるデスクを採用してみるのもひとつの選択肢です。ここでは、オフィスでも活用できるコード整理がしやすいデスクについてご紹介します。

4-1.配線機能付き!コード整理のしやすいデスク

メティオ システムデスク

背面に配線用のケーブルトレーがついており、コンセント差し込み口としての機能性を合わせ持ったデスクです。机にコンセントの収納スペースが設けられています。

「ケーブルの量はそこまで多くない」といった状況でデスクのコード整理を考えている方にとって、ケーブルボックスの収納スペースが役立つでしょう。

また、複数のケーブルが地面を這う心配もありません。デスクについたケーブルボックスを有効活用することで、デスク下をスッキリとさせることができます。

メティオ システムデスク

また、机上ラックがセットのモデルであれば、タブレットやスマートフォンを充電しつつ立てかけられるユーティリティレール(奥行20mm)を利用できます。電卓やメモ帳など、”ちょっとした物置き”としての活用も可能です。

メティオ システムデスク

机上ラックには、モニター類のコードを通せる配線用スリットもついています。また、デスクとラックにある高低差を活かせば、ラック下を収納スペースとしても活用できます。

奥にケーブルをまとめれば、デスク上をスッキリとさせることが可能です。複数のデバイスを使うマルチタスクの方や、卓上のコードはできる限り隠したい方におすすめの配線機能付きデスクだといえます。

メティオ システムデスク 木製デスク 幅1000mm + 机上ラック ロータイプ セット

メティオ システムデスク

サイズ 机上ラック:幅990×奥行285.5×高さ300mm
デスク:幅1000×奥行700×高さ720mm、天板厚さ25.5mm
素材 天板 / メラミン樹脂化粧板、フラッシュハニカム構造
その他木部 / フラッシュ構造
脚部、配線ボックス / スチール製

4-2.配線機能付きデスクを選ぶ前に!自分にあったデスク環境をチェックしよう

新しいデスクを探すときは自身の身長と合っているかのチェックが重要です。高さが合わないと、体に大きく負担が掛かってしまい、肩こりや腰痛、頭痛などの症状を招いてしまう恐れがあります。オフィスチェアを含むデスク環境の一新を考えている場合は、あらかじめ机と椅子のベストな高さを確認するのが大切です。

まとめ

デスクのコード整理には、便利グッズの活用をおすすめします。結束バンドをはじめとしたケーブルをまとめる整理方法や、メッシュパネルを使った地にケーブルを這わせない整理方法。また、卓上のコードをまとめてスッキリさせるなど、整理する手法は人によってさまざまです。

簡単にコードを配線整理したい場合は、デスクそのものを買い換えるのもポイントです。配線機能がついたデスクであれば卓上のコードやデスク下のケーブル整理もやりやすくなります。

もし、オフィスの新設・移転をはじめとしたコード配線をお考えの場合は、ぜひオフィスコムまでご相談ください。さまざまな資格をもつプロが、お客様のご希望に沿ったオフィスデザイン・レイアウトを提案するほか、洗練されたケーブル配線を実施いたします。

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