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会議室は広さを考慮することが大事|テーブルの選び方と種類も

会議室を設置する目的はさまざまであり、利用用途に応じて適切なレイアウトも異なります。そのため、人数に応じた最適な会議室の広さはどのくらいなのか知りたい方もいるのではないでしょうか。
会議室には1人あたりが確保すべき最適なスペースの目安があり、テーブルの種類や空調・照明器具の配置も手を抜けない部分です。

今回は、最適な会議室の広さや会議室でよく使われるテーブルの種類、最適なテーブルの選び方を解説します。また、空調や照明器具の配置についても解説するため、ぜひ参考にしてください。

1.【人数別】最適な会議室の広さ

【人数別】最適な会議室の広さ

会議室を窮屈で居心地の悪い場所にしないためにも、最適な会議室の広さを知っておくことは重要です。

ここでは、最適な会議室の広さやおすすめのレイアウトを人数別に紹介します。最適な会議室の広さを知りたい方は、ぜひチェックしてください。

1-1. 4〜10人の場合

オフィスの会議室を快適にセッティングするためには、下記のポイントに留意して適切なスペース設計を考慮する必要があります。

  • 1人あたりの所要スペース
  • 通路スペース
  • テーブルのレイアウト

会議室をどのような目的で使うかによって、1人あたりの所要スペースは変動します。人数にかかわらず、幅70~80cm、奥行き60~80cmの範囲を想定すると、十分な空間を確保できます。
通路用のスペースとして、60cm程度の幅を空けておくとスムーズに通行できるでしょう。

会議室の用途次第で最適なテーブルサイズは異なるものの、4~10人の利用をメインとした会議室であれば、次のようなレイアウトがおすすめです。

  • 対面形式
  • 島型形式
  • コの字形式

対面形式は、長方形のテーブルを用意し、長辺に対して向かい合って1列ずつ座る形式のことです。島型形式はテーブルを複数台設置し、それぞれのテーブルを1つの島と見立てて複数チームに分かれて座ります。
コの字形式は文字通り「コの字型」にテーブルを設置して、外周に沿って席を設ける形式です。

チーム内で意見を交わす必要のあるディスカッションや、プロジェクターの画面が見えやすい配置が求められるプレゼンテーションの場合は対面形式や島型形式、作業環境が必要なグループワークの場合はコの字型がおすすめです。

1-2. 10〜30人の場合

10~30人の場合、会議室にどのようにメンバーを収めるかを重視してレイアウトを決める必要があります。室内の広さには限界があるため、効率的かつ快適な作業環境を実現できる会議室づくりを意識しましょう。

所要スペースは幅70~80cm、奥行き60~80cmの範囲が理想的ではありますが、スペース不足に陥ることも考えられます。会議室が手狭であれば、1人あたりのスペースを幅60~70cm、奥行き45~60cmに狭めて計算することがおすすめです。

1人のために確保できるスペースが小さくなればなるほど、作業スペースも狭くなる点に注意が必要です。パソコンを開いて作業をしたり、模造紙を広げたりといった使い方は難しくなるため、手短なミーティングや研修・勉強会、プレゼンテーションなどに適しているレイアウトと言えます。

会議室の広さに余裕があるなら、4~10人と同様のテーブル配置で問題ないでしょう。
スペース不足の場合は、次の2種類のどちらかを検討すると効果的です。

  • スクール形式
  • ロの字形式

スクール形式は、教室のように全てのテーブルを正面に向けて配置します。ロの字形式はコの字形式で空けている1辺にもテーブルを配置して「ロ」の形にすることで実現できます。

1-3. 30人以上の場合

30人以上の場合は1人あたりに割り当てられるスペースがさらに狭くなります。余裕がない場合は10~30人と同様に、幅60~70cm、奥行き45~60cmで対応すると良いでしょう。

大人数で集まる場合、複数のグループに参加者を分けて、それぞれがディスカッションやグループワークを行う方法が一般的です。全ての参加者を収めるためには、島型形式を選択すると効率的です。

勉強会や研修などの会場として使用するなら、スクール形式からテーブルを排除して椅子だけのシンプルな設備に限る「シアター形式」をおすすめします。

2.会議室で使われるテーブルの種類

会議室で使われるテーブルの種類

会議用テーブルにはさまざまな種類があり、シーンや利用用途によって適したものが異なります。
ここでは、会議室で使われるテーブルの形状と利用用途について解説します。

・丸形テーブル/正方形テーブル

天板の形状が、丸形や正方形のテーブルのことを指します。丸形・正方形のテーブルは参加者同士の距離が近くなるためコミュニケーションが円滑になりやすく、簡易的なミーティングや気心の知れた仲間同士の会議などにおすすめです。
丸形・正方形のテーブルは、リフレッシュルームに配置するテーブルとしても活用できます。

・折り畳みテーブル/スタッキングテーブル

脚を折り畳むことができ、使用しない時はコンパクトに収納できるテーブルです。常にテーブルを配置する必要がない多目的ホールや大会議室などに取り入れやすい形状と言えます。
折り畳みテーブル・スタッキングテーブルは、他のテーブルと比較して軽量の製品が多く、扱いやすい傾向にあるため、人数に応じて柔軟に組み合わせて使用することが可能です。

・4本脚テーブル

天板に4本脚が付いている、一般的なタイプのテーブルです。シンプルな造りであることから室内の景観に馴染みやすく、さまざまなレイアウトを試しやすい点が特徴です。
4本脚テーブルは一旦配置すると動かすことは容易ではないため、場所を決めて使用するケースがほとんどです。

・T字脚テーブル

T字型に脚が取り付けられているテーブルです。脚部分がすっきりしているため、収容人数が明確ではない会議などにおすすめです。
キャスター付きの製品を選べば、複数のテーブルを組み合わせる際にも扱いやすいでしょう。

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2-1.最適なテーブルの選び方

会議室用のテーブルを選ぶ場合、次のポイントに注意することが大切です。

  • 人数や利用用途
  • サイズ
  • 天板のカラー

人数が増えるほど、大きなテーブルが必要となります。しかし、利用用途によっても適したサイズは異なります。
例えば、30分以内を目安とした短い会議で作業を必要としない場合は、60~70cm程度のテーブルで十分と言えます。しかし、会議が長時間に及んだり、ノートパソコンや資料などを開いたりする必要がある場合は、80~100cm程度のテーブルを用意する必要があります。

また、天板のカラーも会議室の印象を左右する重要なポイントです。ホワイト系は室内を明るい印象に見せてくれる効果があり、ニューグレー系なら汚れが目立ちにくいメリットがあります。また、ナチュラル系はリラックス効果があるため、ゆったりした空間を演出したい場合に適していると言えるでしょう。
ブラウン系は重厚感や高級感を生み出すことから、重役が集まる席などに最適です。

3.空調・照明器具の配置も重要!

空調・照明器具の配置も重要!

会議室の準備においては、スペースの確保やテーブルの配置だけでなく、空調や照明器具の配置に気を配ることも重要です。広々としたスペースが確保された会議室でも、明るさが十分でなかったり、温度調節ができなかったりするとパフォーマンスの低下につながります。
しかし、人数や広さに応じた適切な空調と照明器具を購入することにより、快適性の高い会議室が完成します。

代表的な照明の方式として、会議室全体を均一に照らす「全般照明方式」や、区画ごとに光量を調節できる「局部照明方式」があります。会議室の用途に合わせて適切な照明方式を選択すると良いでしょう。

空調にもさまざまな種類があります。会議室でよく使われている空調は、下記の4種類です。

  • 天井カセット形
  • 壁掛形
  • 天井吊形
  • 床置き形

天井に埋め込んで使用する天井カセット形が一般的ですが、コストを抑えたい場合は壁掛形や天井吊形、床置き形もおすすめです。

照明や空調がオフィスにもたらす効果は大きいため、利用シーンに合わせた適切な器具を選択することで、従業員の身体的な負担軽減やパフォーマンスの向上につながるでしょう。

まとめ

最適な会議室の広さは、用途や人数によって異なります。また、ノートパソコンなどを用いた作業が必要かどうかによっても必要なスペースは変わります。どのような目的で何人収容するかを考慮したうえで、1人あたりのスペースやテーブルのレイアウトを決定しましょう。

広さやレイアウトにばかり気を取られてしまい、作業環境を軽視してしまうと、十分なパフォーマンスを発揮できない可能性があります。会議室を設置する際は、空調や照明にも十分に気を配ることが大切です。

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