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【エンジニア向け】おすすめの椅子4選|選ぶ際のポイントも紹介【動画解説あり】

エンジニアは、システム開発・データ管理・サービス運用業務などロングワークのパソコン作業が多く、仕事終わりには背中や腰に疲労をおぼえてしまいます。エンジニアの人にとって、仕事用の椅子が疲れにくいものかどうかは重要なポイントです。

エンジニア向けの椅子は、家庭用の椅子とは異なった基準で選ばなければなりません。椅子に求めたい機能や、椅子を選ぶ時のポイント、おすすめのタイプも紹介するため、ぜひ参考にしてください。

1.エンジニアの仕事における椅子の重要性

エンジニアの仕事における椅子の重要性

パソコン作業を行うエンジニアは、1日中座り作業であるため椅子に座る時間が長くなります。しかし、長時間椅子に座ったままでいることは、体に良くありません。椅子に座って仕事し続けて、背中の痛みや腰痛を経験した人も多くいるでしょう。

人間が立っている状態では、背中にある脊椎が上半身を支えています。

脊椎はS字にカーブした形状をしていて、S字から生まれるバネの力で体にかかる負担を軽減する仕組みです。しかし、座っている状態では脊椎が丸くC字になってしまうため、バネの力を生み出せません。
上半身の重みが腰にかかってしまうことが、椅子に座っていて腰痛になる主な原因です。

エンジニアの人が使用する椅子は、脊椎のS字カーブを自然と保てることが基本的な条件となります。適した椅子を使用することは、以下のようなメリットがあります。

  • 着座姿勢が良くなり、体が痛くなりにくい
  • 集中力が上がり、開発内容や分析業務への没入感を得られる
  • 作業効率がアップして、生産性が上がる

毎日の仕事で体の痛みや集中力低下を感じている人は、使用する椅子を変えることから始めてみましょう。

2.エンジニアの仕事に適した椅子選びのポイント

エンジニア向けの椅子は、さまざまな製品が販売されています。しかし、エンジニア向けの椅子が全て使いやすいとは限りません。椅子は1年中使うものであるため、各種機能や素材を良く確認して選びましょう。
エンジニアの仕事に適した椅子を選ぶ際のポイントを、具体的に紹介します。

2-1.ロッキング・アームレストがついている

ロッキング・アームレストがついている

ロッキング・アームレストは、どちらも座っている状態の疲れを軽減してくれます。

●ロッキング
背もたれの面に体重がかかると、背もたれが後ろに倒れる機能です。座面と背もたれの角度が固定されないため、背もたれの角度を着座姿勢に合わせて変えられます。
シンプルなロッキングだけでなく、「ロッキングの強弱調節」や、「角度固定できる機能」があると便利です。

●アームレスト
椅子の両脇についている、肘掛け部分のことです。パソコンのマウス操作が肘を置いたままできるため、肩にかかる負担を軽減できます。アームレストの機能は、デスク天板と高さを合わせるための「高さ調節付き」がおすすめです。

2-2.座面や背面が調節できる

座面や背面が調節できる

座面や背面は、座っている体と長時間接触している部位です。座面・背面の各種調節機能は、座り心地や疲労軽減のために欠かせません。

●座面の調節
ほとんどの椅子は、基本機能として「座面の高さ調節」があります。ガス圧や油圧により、座面の高さを無段階で変えられるため、座高やモニターの高さに合わせられることが特徴です。
一部のオフィスチェアには、座面が前後にスライドする「座面の奥行調節機能」もついています。

●背面の調節
エンジニア向けである椅子の背面には、頭や腰の姿勢維持に役立つヘッドレスト・ランバーサポートがついています。背面パーツは体にフィットすることが重要であるため、「位置や角度の調節機能」があるかを確認してください。

2-3.座面にファブリック・メッシュ素材を使用している

座面に使われるメッシュ素材・ファブリック素材の特徴を紹介します。

●メッシュ素材
無数の小さな穴が規則的に開いている素材で、通気性の良さが特徴です。夏場に座り続けても熱がこもりにくく、ムレません。一方で冬場は座面が冷えてしまいます。

●ファブリック素材
布生地のファブリック素材は、オフィスチェアでよく使われる素材です。座り続けると座面に熱がこもるため、冬場の椅子に適しています。汗を吸いやすく、ムレることは欠点です。

3.エンジニアにおすすめの椅子4選

エンジニア向けの椅子を選ぶポイントが把握できたなら、いよいよ購入する椅子を選びましょう。以下では、エンジニアにおすすめの椅子を4つ紹介します。
それぞれの特徴やおすすめとなる人も解説するため、エンジニア向けの椅子を選ぶ際はぜひ参考にしてください。

3-1.ゲーミングチェア

ゲーミングチェア

ゲームプレイ用の椅子として知られるゲーミングチェアは、長時間座っていても疲れにくいように設計されています。デザイン性が高く、パソコン作業が多いエンジニア用の椅子としてもぴったりです。

ゲーミングチェアは、以下に挙げる機能が複数付いています。

  • アームレスト
  • ヘッドレスト
  • オットマン
  • ランバーサポート
  • ロッキング機能
  • 座面・背面調節機能

「機能がなるべく多い椅子を購入したい」「エンジニア向けのハイエンドなチェアが欲しい」といった人におすすめです。

3-2.ランバーサポート付チェア

ランバーサポート付チェアは、理想的な着座姿勢を保ちたい人におすすめです。ランバーサポートは背もたれの中程にあるクッションで、椅子に腰掛けると腰骨の上あたりにフィットします。
脊椎が自然とS字カーブを描いて、猫背を防げるため、座り続けていても体の負担が大きくなりません。

ランバーサポート付チェアは、ランバーサポートの機能性が高い製品を選びましょう。ランバーサポートの位置調整ができることはもちろん、通気性や耐久性も選ぶ際のポイントです。

3-3.ハイバックチェア

ハイバックチェア

ハイバックチェアとは背もたれが大きい椅子のことであり、背もたれが小さい椅子はローバックチェアと呼ばれます。エンジニア用の椅子は、ハイバックがおすすめです。

エンジニアはパソコンと長時間向かい合う仕事内容であり、しっかりと体を支えてくれる座り心地が必要となります。体が支えられるためには、大きな背もたれが欠かせません。
ハイバックチェアの背もたれは肩や後頭部まで支えられるため、安心して体重を預けられます。

ハイバックチェアを選ぶ際は、背もたれの素材が社内環境に合っているかも注意しましょう。一例としてエアコンの効いたオフィスでは、熱のこもりにくいメッシュ地がおすすめとなります。

3-4.シンクロロッキングチェア

シンクロロッキングチェアは、ロッキング機能で背もたれを後ろに傾けると、座面も後ろへ少し傾きます。背もたれに体重を預けたまま作業していても、脊椎のS字カーブを保ったままにできるため、腰を痛めにくい点が魅力です。

シンクロロッキングチェアを選ぶ際は、ロッキングの強弱調節機能があることを確認してください。体に合ったロッキングができなければ、シンクロロッキングの魅力は薄れてしまいます。

4.エンジニア向けの椅子を探すなら?

エンジニア向けの椅子を選ぶポイントが分かっても、どのようなお店で探せば良いのか迷う人も多くいるでしょう。エンジニア向けの椅子を探す際は、オフィス家具を専門に扱っている通販サイトの利用がおすすめです。

椅子を販売しているお店の中には、家庭用の椅子も取り扱っているところもあります。多彩すぎる商品群から仕事用の椅子を探して、機能や素材まで絞り込むことは簡単ではありません。

オフィス家具専門の通販サイトは、オフィス家具の中から椅子をすぐに見つけることができます。選びたいタイプの椅子を探して、商品詳細を調べ、機能を比較検討する流れがスムーズに行えます。

また、エンジニア向けの椅子は10kg超えがほとんどであり、中には20kg近い製品も少なくありません。通販サイトで購入すると、商品を自宅や会社まで配送してくれます。
用途に適した商品を探しやすく、クリックするだけですぐ購入できることが、オフィス家具専門の通販サイトがおすすめの理由です。

オフィス家具通販のオフィスコムでは、エンジニア向けの椅子を多数取り扱っております。

まとめ

エンジニア向けの椅子は、長時間座っていても疲れにくい椅子でなければなりません。脊椎のS字カーブを保てることは基本条件として、座り心地や機能性が高い製品を選びましょう。
ゲーミングチェアやランバーサポート付チェアなど、姿勢保持しやすい椅子はおすすめとなります。

エンジニア向けの椅子を探す時は、オフィス家具専門の通販サイトがおすすめです。
仕事用の椅子を簡単に探せて、希望の住所まで配送してもらえます。ロングワークでも疲れにくいエンジニア向けの椅子で、作業の生産性をアップしましょう。

【椅子選び】現役エンジニアにオススメしたい椅子と注意点について在宅ワークにも最適なチェアの選び方

この記事の監修者

那波 伸晃

オフィスコム株式会社
商品・物流本部 執行役員 本部長
那波 伸晃

オフィス家具業界歴17年、オフィスコム創業期のメンバー。数々のヒット商品を生み出し、ユーザー目線での商品開発を得意としている。

この記事を書いた人

オフィスのギモン編集部

オフィスのギモン編集部

“快適にはたらく”をテーマにオフィスに関わる様々な疑問を解決!おすすめ商品や、明日の仕事に役立つ情報・豆知識を発信しています。

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