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リモートワークの生産性を向上させるコツ|自宅で揃えるべきオフィスグッズおすすめ4選

多くの企業が通勤ラッシュの回避、費用削減などを目的として、リモートワークを実施しています。リモートワークとは、既存のオフィスから離れた場所で業務を行うことを指します。リモートワークの中には、出勤せず自宅で仕事をする在宅勤務や、従来のオフィスとはまた別のオフィスで勤務するサテライトオフィスなど、さまざまな種類があります。

また、国や自治体ではテレワークという表現をよく使います。テレワークはWeb会議など、IT技術を駆使して既存のオフィスから離れた場所でも仕事ができることを意味するので、厳密にいうとリモートワークの下位分類にはなりますが、今回はテレワークと同意味としてリモートワークを説明します。

毎朝、込み合う通勤電車に長時間揺られながら出勤する必要もなく、自由な服装で仕事ができるので一見楽そうに見えますが、リモートワークには落とし穴も存在します。オフィスワークに比べて生産性が下がるケースがあることです。まずは生産性とは何かという部分から話していきましょう。

1.リモートワークで生産性はどう変わる?

1.リモートワークで生産性はどう変わる?

リモートワークをすると、通勤で時間を取られないイメージがありますよね。また、楽な環境で仕事をしているのでオフィスより短時間で業務を終えられ、その余った時間を自己啓発などに充てられるので会社も従業員もWin-Winだと思いがちです。しかし、実際リモートワークでの業務を経験している方々の声はそれとは違います。「周りの目がないからダラダラ仕事をし、結局労働時間が増えた」「仕事の生産性が下がった」などの声も珍しくありません。

ここでは、生産性とはいったい何なのかを含め、米国と日本で行われた調査に基づき、リモートワークの生産性に関する実情を説明していきます。

1-1.生産性とは

生産性とは、仕事を行うために必要とする生産要素(時間や人的資源、原材料など)に比べて、どれほどの成果を出しているかという効率性を表す言葉です。簡単な数式にすると、下記のとおりです。

生産性=算出÷投入

リモートワークにおける生産性は、どれほど短時間で無駄なプロセスなく、予定されている業務を行えるかで決まるでしょう。たとえば、今までは1日かけて行っていたAという業務をプロセス改善により半日に短縮できたとしたら、2倍生産性が向上したことになります。

1-2.日本では43%が「生産性が下がった」と回答

2020年9月、デザイン系のソフトウエアで有名なアドビ社が、米国と日本の労働者約1000名を対象にリサーチを行っています。コロナ禍におけるリモートワークと生産性に関する調査で、日本人の43%がリモートワークで生産性が下がったと回答しています。その理由としては勤務環境が整っていない、集中しづらい、同僚とコミュニケーションと取りにくいなどが挙げられています。

一方、米国の回答者の約8割がリモートワーク移行後の業務効率が以前と同じかそれ以上と答えています。このような違いは、日本と米国の住居タイプの違いや社会認識なども関係していると見られますが、より対面コミュニケーションを重視する日本の社会雰囲気も一因だとされます。

2.リモートワークの生産性が下がる理由

2.リモートワークの生産性が下がる理由

2-1.社内コミュニケーションが取りにくい

上記で述べたリサーチ結果にもありましたが、リモートワークを経験した多くの方が、同僚とのコミュニケーションに難しさを感じています。オフィスでの勤務なら、隙間時間に同僚との雑談を通じて情報交換をしたり、比較的に短い時間でコミュニケーションを取ったりできるでしょう。しかしリモート環境ではお互いの状況が見えず、コミュニケーションを取るためにもわざわざ時間を割かなくてはいけません。

コミュニケーションの低下は業務の意思決定の遅れを招き、個々人の業務速度にも影響を与えるでしょう。

2-2.プライベートと仕事の切り替えが難しい

リモートワークでは普段生活を行う自宅で仕事も行うケースが多いため、仕事と休息の時間を分けることがなかなか難しいものです。休憩を取ろうと思っても、進捗が遅い業務が気になってついつい休憩時間を削って仕事をする方もいるでしょう。

オンとオフの切り替えが難しいということは、長時間労働の原因になり得ます。結局従業員の健康管理や自己管理にまで悪影響を及ぼし、会社全体としての生産性にも影響を与えるでしょう。

2-3.自宅での作業環境が整っていない

日本の住居の約4割はマンションで、都市部になると5割を超えるケースもあります。マンションタイプの住居では、書斎など仕事専用のスペースを確保することが難しく、多くの方がリモートワークにリビングのテーブルや簡易テーブルを利用しているのが実情です。

また、高速の通信網が設置されているオフィスと比べると、自宅の通信速度が遅いケースや、そもそも自宅にWi-Fi環境がないケースもあります。

仕事の環境が整っていない場所で長時間業務を行うと、精神的なストレスはもちろん、体にもストレスが蓄積されます。肩こりや頭痛などの原因になり、仕事のパフォーマンスにも影響するので注意が必要です。

3.リモートワークで生産性を向上させるためには

3.リモートワークで生産性を向上させるためには

リモートワークで生産性を上げるためにはどうすればいいでしょうか。企業と個人で実践できる方法を4つまとめてみました。

3-1.ツールを導入・活用し社内コミュニケーションを意識的に増やす

社内コミュニケーションを円滑にするため、IT技術など、さまざまなツールを活用するといいでしょう。多くのIT会社がリモートワークのためのWeb会議システムやスケジュール共有システムなどを提供しています。自社に合ったシステムを積極的に導入してみましょう。

また、社内制度として、上司と部下の面談、グループ間の情報共有会議などを導入することもおすすめです。迅速な情報共有により、業務の生産性も向上するはずです。

3-2.勤怠管理や評価制度を見直す

多くの日本企業で使っている勤怠管理は、主に勤務時間によるものです。また、評価制度にも、上司が目視で確認した勤務態度が多く反映されています。

多くの日本企業で使っている勤怠管理は、主に勤務時間によるものです。また、評価制度にも、上司が目視で確認した勤務態度が多く反映されています。

3-3.自宅の作業環境を整える

従業員個人で行える対策として、まずは自宅の仕事環境を整えることが大切でしょう。普段あまり使われていないスペースがあるなら、そこをリモートワーク専用のスペースに変身させてみましょう。また、専用のスペースを確保することが難しいなら、簡易的なパーティションを設置する方法もあります。

オフィス専用の家具をそろえることも、効果的な対策です。スペースの制約があってすべてをそろえることが難しい場合は、デスクや椅子だけでもオフィス専用にしてみてください。仕事から来る疲労や集中力が格段と変わってくるはずです。

3-4.オフィス家具は椅子にこだわる

オフィス家具の中でも特に椅子にこだわることをおすすめします。リモートワークでは長時間座ったまま作業を行うことが多いため、全体重を支える椅子こそ、仕事から来る疲れを軽減させてくれるカギとなるでしょう。

よく選ばれているオフィスチェアには、背中や座面の動きに沿って椅子が動くシンクロロッキング機能や、腰を支えるランバーサポートなど、体の負担を軽減させる工夫が施されています。自分のワークスタイルに合わせ、必要な機能をいくつかに絞って椅子選びをするといいでしょう。

1万円以下の安価な椅子を選ぶと、体のサポート機能がしっかりしていなく、長時間の作業に向かない場合があります。10万円以上の高級オフィスチェアでなくても、1~2万円代のオフィスチェアでも十分高スペックのものがありますので、参考にしてください。

4.リモートワークでの生産性アップにおすすめのオフィスグッズ5選

4.リモートワークでの生産性アップにおすすめのオフィスグッズ5選

自宅でのリモートワークに活躍しそうなオフィス家具、グッズを5つ厳選しました。デスクや椅子だけでなく、ライトなどの便利グッズもあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

長時間の作業でも疲れにくい!メッシュタイプオフィスチェア

長時間の作業でも疲れにくい!メッシュタイプオフィスチェア

サイズ ・外寸/幅463×奥行541×高さ824~916mm
・座面高さ/385~477mm
・脚 /直径597mm
素材 ・背フレーム /樹脂成型品
・座シェル /樹脂成型品
・支基 /スチール
・脚 /樹脂成型品
・キャスター /直径60mmナイロン双輪キャスター

コンパクトで柔らかい素材が特徴のオフィスチェアです。強度が違う3種類のウレタンを使用した座面や背面ロッキング機能を搭載して、座り心地も抜群です。カラーバリエーションも7色と豊富で、場所の雰囲気に合わせたぴったりの椅子を選択できます。

手元を明るく照らして作業効率化を実現!LEDデスクライト

手元を明るく照らして作業効率化を実現!LEDデスクライト

サイズ ・外寸/幅160×奥行230×高さ340mm
素材 ABS樹脂

折りたたみ収納も可能なコンパクトデスクライトで、狭いデスクの上でも仕事の邪魔をしません。USBポートも付いており、電子機器の充電が可能なことはもちろん、スマホのワイヤレス充電も可能です。明るさを3段階で調整できるので、休憩や仕事など、シーンによって使い分けもできます。色はブラックとホワイトの2色です。

自宅で集中空間を手軽に作れる!卓上簡易ブース

自宅で集中空間を手軽に作れる!卓上簡易ブース

サイズ ・外寸/幅600×奥行500×高さ600mm
素材 PET(フェルト)

仕事に集中したい時に活用できる折り畳み式パーティションです。フェルト素材で吸音性もあり、軽いのでリモートワークやフリーアドレスオフィスなど、さまざまなシーンで活躍します。使用後は折りたたんでコンパクトに収納できます。

姿勢改善や立ち作業で作業効率アップ!ノートパソコンスタンド

姿勢改善や立ち作業で作業効率アップ!ノートパソコンスタンド

サイズ ・最大可動範囲時/幅265×奥行210×高さ310mm
・折り畳み時/幅265×奥行235×高さ50mm
素材 アルミニウム

高さや角度調整が可能な卓上用パソコンスタンドです。リモートワーク時など、高さが合わないデスクに設置すると目線が合う位置にパソコンを配置でき、疲労度を軽減させます。アルミ素材でパソコンの設置面には大きな通風孔もあるので、パソコンに熱がこもる心配はありません。ノートパソコン以外にはタブレットなど、ほかの電子機器にも使用できます。

まとめ

リモートワークでは、コミュニケーションの低下や環境整備不足などで仕事の生産性が落ちやすいとされてきました。しかし、IT技術の導入やオフィス家具の配置などによって、そういったデメリットを払拭させることもできます。

リモートワーク用のオフィス家具をお探しなら、ぜひオフィスコムのホームページやショールームを訪問してみてください。リモートワークに役立つ約17万点以上の商品をそろえて、皆様をお待ちしております。

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