ローバックオフィスチェアの特徴は?コスパや機能性の高いおすすめ商品9選
背もたれが低くデザインされたローバックタイプのオフィスチェアは、本体の軽さや圧迫感の少ない見た目が特徴です。オフィス全体に広々とした印象を与えやすいほか、アームレスタイプなど収納力が高いモデルが多いのもメリットのひとつ。
コンパクトなオフィスを有効活用するのにも、ローバックタイプのオフィスチェアはおすすめだと言えるでしょう。
この記事では、ローバックタイプのオフィスチェアが持つ特徴やメリット・デメリットを解説します。そのうえで、プロが選んだおすすめのローバックオフィスチェアをタイプ別に紹介しますので、あわせてご参照ください。
- 目次
- 1.ローバックのオフィスチェアとは
- 2.ローバックのオフィスチェアのメリット
- 3.ローバックのオフィスチェアのデメリット
- 4.【コスパが高い】ローバックのオフィスチェアのおすすめ商品3選
- 5.【疲れにくい】ローバックのオフィスチェアのおすすめ商品4選
- 6.【おしゃれ】ローバックのオフィスチェアのおすすめ商品2選
- まとめ
1.ローバックのオフィスチェアとは
ローバックのオフィスチェアとは、背もたれのサイズがコンパクトに仕上がったモデルを指します。一般的なオフィスチェアに比べて腰の中ほどまでしか背もたれがないものの、おしゃれなデザインやコンパクトなサイズ感、価格を抑えた製品が多い背景から根強い人気を誇っているモデルです。
厳密な定義はありませんが、腰まわりまでカバーしているサイズは「ローバック」、肩周りまでカバーする大きなサイズは「ミドルバック」、ヘッドレスト付きなど頭部までカバーするサイズは「(エクストラ)ハイバック」とジャンル分けされています。
2.ローバックのオフィスチェアのメリット
ローバックのオフィスチェアは、そのコンパクトさがもたらすメリットから多くのオフィスで導入されているモデルです。具体的には、以下のようなメリットがあります。
- 本体が軽い
- 収納しやすい
- 圧迫感が少ない
- ほかのモデルに比べて安価
ここでは、ローバックのオフィスチェアがもつメリットについてご紹介します。
2-1.コンパクトで移動・収納がしやすい
ローバックのオフィスチェアは、コンパクトなデザインで軽やかなため、移動・収納しやすいのがメリットです。一般的なオフィスチェアに比べて移動させる労力が掛かりにくいほか、アームレスタイプも多いため、デスク下に収納しやすくなっています。
必要なときだけ引き出して活用できるため、省スペース化に役立つのもメリットのひとつ。普段はスタンディングワークで、小休憩のときだけ簡単に椅子を使いたいといったニーズも満たしやすいのが特徴です。
2-2.見た目の圧迫感が少ない
ローバックのオフィスチェアがおすすめされる理由のひとつに、見た目の圧迫感が少ないデザイン性があげられます。背もたれのサイズが腰の中ほどまでしかないため、オフィス全体の見通しが良くなり、広々とした空間に感じられるのが特徴です。
そのため、オフィスで複数のチェアが並ぶような配置だったり、在宅ワークで自宅のインテリアと調和させたかったりするシーンでもローバックタイプのオフィスチェアが大きく貢献してくれます。
2-3.ミドルバック・ハイバックと比べて安い
ローバックのオフィスチェアは、ミドルバック・ハイバックと比べて価格設定が安めに仕上がっているのもおすすめポイントです。コストを抑えてオフィスチェアを導入したいシーンでも、ローバックモデルなら導入費を抑えやすくなっています。
ローバック・ハイバックなど複数のタイプが存在するオフィスチェアを見比べてみると、ローバックは数千円から1万円前後と価格が安めになっているモデルも少なくありません。
「長時間のデスクワークは考えていない」「ちょっとした作業で使えるオフィスチェアがほしい」といったシーンにおいて、ローバックのオフィスチェアは心強い味方だと言えます。
3.ローバックのオフィスチェアのデメリット
ローバックのオフィスチェアにはいくつかのメリットがある一方で、「ほかのタイプより体の負担を分散させにくい」「リラックス姿勢を取りにくい」といったデメリットがあるのも事実です。
ここでは、ローバックのオフィスチェアがもつデメリットについてご紹介します。
3-1.ハイバックと比べて体への負荷が大きい
ローバックのオフィスチェアには、ハイバック等と比べて体の負荷を分散させにくいデメリットがあります。
たとえば、ミドルバックは肩甲骨まで支えてくれるため、背中をゆったりと預けて作業しやすいのがメリットです。また、ハイバックなら頭部まで支えてくれるため、首周りに掛かる負担を軽減する効果も期待できます。
一方で、ローバックのオフィスチェアは正しい姿勢の維持をサポートする仕組みが少ないのも事実です。背中を預けて作業しにくいため、長時間のデスクワークで体が疲れやすくなってしまいます。
3-2.リラックス用には向いていない
長時間のデスクワークや私用で使うオフィスチェアとして探している場合、ローバックタイプはあまりおすすめできません。ふとした時にロッキングやリクライニングでリラックスすることができないため、作業中にリフレッシュするのが難しくなっています。
また、ローバックは美しい姿勢の維持を自主的に行わなければならず、余計に力が入ってしまう可能性も。体の負担が気になっていたり、リラックスした姿勢で作業したかったりする場合は、ローバックタイプのオフィスチェアは向いていないと言えるでしょう。
4.【コスパが高い】ローバックのオフィスチェアのおすすめ商品3選
ローバックタイプのオフィスチェアはミドルバック・ハイバックモデルよりも価格が抑えられているのがメリットです。そのため、コストパフォーマンスに優れたオフィスチェアも多数登場しています。
ここでは、コスパに優れたローバックタイプのオフィスチェアから、おすすめモデルをピックアップしてご紹介します。
4-1.軽くてコンパクト「オフィスチェア レプリ2」
軽くてコンパクト「オフィスチェア レプリ2」
サイズ | 幅530×奥行560×高さ760~875mm |
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材質 | 背・座面:合板、ポリプロピレン、背もたれ:ナイロンメッシュ、脚・キャスター:ナイロン、張り材:ポリエステル、クッション材:モールドウレタン、ウレタンフォーム |
とても軽量でコンパクトなデザインに仕上がった「オフィスチェア レプリ2」は、コストを抑えてローバックタイプを求めている人におすすめのオフィスチェアです。オーソドックスなデザインをしており、幅広いオフィスと調和する設計に仕上がっています。
柔らかなファブリック素材と共に、座り疲れを軽減する暑いクッションを搭載しているため、快適な座り心地を味わえるのもポイントです。キャスターには、転がりの良いナイロン素材を採用しており、床材を傷つけにくいのもメリットです。カーペットなどの柔らかい面でもスムーズに椅子を移動させやすくなっています。
○スタッフからの口コミ
- ・キャスターが静かで、よく滑るので快適に移動できます
- ・コンパクトデザインのため、省スペース化を意識しているオフィスにも役立ちます
4-2.厚手のモールドウレタンクッション「オフィスチェア RD-1 布張り」
厚手のモールドウレタンクッション「オフィスチェア RD-1 布張り」
サイズ | 幅530×奥行570×高さ775~895mm |
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材質 | 背・座面:合板、ポリプロピレン、背もたれ:ナイロンメッシュ、脚・キャスター:ナイロン、張り材:ポリエステル、クッション材:モールドウレタン、ウレタンフォーム |
座面に厚手のモールドウレタンクッションを採用した「オフィスチェア RD-1 布張り」は、デスクワークで体をしっかりと支えてもらいたい人におすすめのローバックオフィスチェアです。立体形状の座面で、体のラインにフィットするデザインに仕上がっています。
また、姿勢を維持しやすいよう座面の昇降機能やロッキングの強弱調整など、好みの微調整が行いやすい特徴も。オフィスチェアとしてポピュラーな見た目で、さまざまなオフィスシーンとマッチします。
○スタッフからの口コミ
- ・座面の狭さがちょっと気になりますが、最安値帯で見るとコストパフォーマンスに優れています
- ・ちょっとした事務処理にはぴったりです。長時間座る予定があるならあまりおすすめできません
4-3.腰を支える機能が充実「腰楽 ローバック ランバーサポート」
腰を支える機能が充実「腰楽 ローバック ランバーサポート」
サイズ | 幅590×奥行560×高さ930~1030mm 座面高さ:440~540mm |
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材質 | 背:ポリエステルメッシュ・スチールパイプ(粉体塗装)、座:合板・ポリエステル・ウレタンフォーム、肘:スチール(クロームメッキ)・ポリプロピレン、脚部:スチール(クロームメッキ)、キャスター:ナイロン |
腰を支える機能が充実した「腰楽 ローバック ランバーサポート」は、ローバックタイプには珍しい二重腰当て機能が搭載されたオフィスチェアです。可動式のダブルランバーサポートが搭載されており、正しい姿勢の維持をサポートして腰回りにかかる負担を軽減する効果が期待できます。
また、座面にはソフトで心地よい弾力のクッションを採用。座り疲れや腰回りの負担を軽減しつつ、通気性に優れた背もたれメッシュによって蒸れを抑制し、デスクワークへの集中力を維持しやすいメリットがあります。
○スタッフからの口コミ
- ・ローバックながら意外と快適で、二重の腰当て機能がしっかり体を支えてくれます
- ・思ったよりもしっかりしていて、思っていたよりも負担が少なく感じられます
5.【疲れにくい】ローバックのオフィスチェアのおすすめ商品4選
ローバックのオフィスチェアはミドルバックやハイバックモデルに比べてサポートする部分が少なくなってしまうデメリットがあります。とはいえ、すべてのローバックタイプが体に優しくないとは限りません。
ここでは、人間工学を取り入れて体が疲れにくいローバックタイプのおすすめオフィスチェアをご紹介します。
5-1.通気性の高いメッシュ張地「メッシュチェア コレガ2 シンクロロッキング」
通気性の高いメッシュ張地「メッシュチェア コレガ2 シンクロロッキング」
サイズ | 幅600×奥行600×高さ890〜985mm 座面高さ / 430〜525mm |
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材質 | 背座 / ポリエステルメッシュ 座面 / 合板、ウレタンフォーム 座受け / スチール 脚・キャスター / ナイロン 肘 / PP樹脂成型品 |
背もたれに通気性のよいメッシュ素材を活用した「メッシュチェア コレガ2 シンクロロッキング」は、熱がこもりにくく快適な作業姿勢を維持しやすいローバックタイプのオフィスチェアです。特徴的な背もたれのフレームは湾曲しており、風の通りを妨げない設計になっています。
さらに、座面も二重メッシュ構造にしており、長時間の座位でも蒸れが起きにくくなっているのもポイントです。デスクワーク中に「蒸れが気になり集中力が途切れる」といった症状に頭を悩ませている方には特におすすめのローバックオフィスチェアだと言えます。
○スタッフからの口コミ
- ・座り心地もほどよく、品質も十分でコストパフォーマンスに優れた一品です
- ・背もたれがメッシュで熱がこもりにくいのは魅力的ですが、座面はクッションタイプのため注意が必要です
5-2.体重に合わせてロッキング強度が自動調整「ウエイトシンクロチェア クロッカ」
体重に合わせてロッキング強度が自動調整「ウエイトシンクロチェア クロッカ」
サイズ | 幅675×奥行660×高さ965~1060mm 座面高さ:430~530mm |
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材質 | 張地:ポリエステルメッシュ、背:ポリプロピレン、座:合板・ウレタンフォーム、肘:ポリプロピレン、脚部:ナイロン、キャスター:ナイロン |
腰掛けた人の体重に合わせてロッキング強度が自動調整される「ウエイトシンクロチェア クロッカ」は、複数人で共用するフリーアドレスデスクなどでも高く評価されているローバックタイプのオフィスチェアです。
「3段階のリクライニング固定」「前後6段階スライド・7段階高さを調整できる肘置き」など、座位姿勢を正せる仕組みが多数搭載されています。背もたれにはメッシュ素材が活用されており、通気性抜群で年中快適に使いやすくなっています。
○スタッフからの口コミ
- ・細かい微調整機能が搭載されており、体を支えてくれる仕組みが豊富で使い心地も快適です
- ・ローバックですが背もたれはほどよい高さがあり、ちょっと使いにちょうどいいサイズ感です
5-3.グラデーションメッシュが体圧を分散「プラス トライ ローバック肘なし」
グラデーションメッシュが体圧を分散「プラス トライ ローバック肘なし」
サイズ | 幅610×奥行600×高さ860~950mm 座面高さ420~510mm |
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材質 | 背・座 / 樹脂成型品 クッション / モールドウレタン、ウレタンフォーム、布張り(PET再生クロス) 脚 / 樹脂成型品、ナイロン双輪キャスター |
柔軟性の異なるグラデーションメッシュが特徴的な「プラス トライ ローバック肘なし」は、おしゃれなローバックオフィスチェアをお探しの方におすすめのモデルです。背もたれのメッシュは部位に応じて柔らかさに変化がつけられており、背中を適切にサポートします。
背もたれは樹脂の3Dフォルムで体に配慮した曲面形状をしており、さまざまな体型にフィット。座面のクッションには、放熱性に優れたウレタンフォームを採用しており、熱を感じにくいのも特徴です。フリーアドレスデスクを始め、おしゃれなオフィスチェアをお探しの方にもおすすめのローバックモデルだと言えます。
○スタッフからの口コミ
- ・反力は自動調整で複数人の共用にもおすすめできます。ただ、手動で調整したほうがフィット感は高まりました
- ・背中が快適で蒸れにくいため、仕事に集中しやすいのが魅力です
5-4.豊富な機能で安定した姿勢をサポート「オカムラ スラート ローバック C331GR」
豊富な機能で安定した姿勢をサポート「オカムラ スラート ローバック C331GR」
サイズ | 外寸 / 幅482×奥行572×高さ850~942mm 座面高さ / 420~512mm 脚 / 直径667mm |
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材質 | 背・座シェル / 樹脂成型品 支基 / スチール 脚 / 樹脂成型品 キャスター / 直径60mmナイロン双輪キャスターまたは、直径60mmウレタン双輪キャスター 張材 / PETリサイクルクロス |
豊富な調整機能で快適な姿勢の維持をサポートする「オカムラ スラート ローバック C331GR」は、快適な座り心地を求めている人におすすめのローバックオフィスチェアです。座面には部位に応じて異なる硬さのクッション3種を一体成型。前方はソフトに足を支え、後方はハードな素材でしっかりお尻を支えてくれます。
また、くるぶしを起点としたリクライニング機能に対応しており、体を支える支点がズレにくいのも特徴のひとつ。リクライニングの反力調節・固定・解除、座面上下の調整など、個々の体格に合わせて微調整しやすくなっています。
○スタッフからの口コミ
- ・背もたれのシェルに手掛があるため布地部分を汚しにくく、長く清潔感をもって活用できます
- ・体に沿ってカーブを描いているので、腰掛けるとホールドされている感触を味わえます
6.【おしゃれ】ローバックのオフィスチェアのおすすめ商品2選
6-1.曲線美が目立つ洗練されたデザイン「デザイナーズチェア ローバック 肘掛け」
曲線美が目立つ洗練されたデザイン「デザイナーズチェア ローバック 肘掛け」
サイズ | 幅640×奥行655×高さ880~965mm 座面高さ:420~505mm |
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材質 | 背・座:PUレザー(表)・PVCレザー(裏)・ウレタンフォーム、本体フレーム:アルミニウム・スチール、脚部:アルミニウム、キャスター:ナイロン |
曲線美が洗練されたクラシカルな存在感を発揮する「デザイナーズチェア ローバック 肘掛け」は、おしゃれなデザイナーズチェアを探している人におすすめのローバックチェアです。無駄な装飾は一切ないコンパクトタイプで、空間を遮らずに広々としたオフィス空間を演出できます。
背もたれと座面には、適度な硬度で体にフィットする快適なシートを採用。レザー部とアルミ部のコントラストがおしゃれさを際立たせており、幅広いオフィスとマッチするオフィスチェアだと言えるでしょう。
○スタッフからの口コミ
- ・スタイリッシュな見た目ながら座り心地もほどよいフィット感です
- ・細部までディティールが洗練されていて、オフィスがかっこいい雰囲気になります
6-2.高級感のあるPUレザーとソフトな座り心地「デザイナーズチェア ローバック パッド付」
6-2.全8色の豊富な張地カラー「コクヨ ピコラ ローバック CR-G530」
全8色の豊富な張地カラー「コクヨ ピコラ ローバック CR-G530」
サイズ | 外寸 / 幅575×奥行575×高さ810〜900mm 肘高さ / 580〜670mm 座面高さ / 390〜480mm |
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材質 | 背板・座板 / PP クッション(背) / スラブウレタン クッション(座) / モールドウレタン 張地 / ポリエステル 脚羽根 / 強化ナイロン キャスター / 直径50mmゴム単輪 |
全8色と細かい豊富な選択肢から張地カラーを選べる「コクヨ ピコラ ローバック CR-G530」は、オフィスの雰囲気に合わせて軽やかに空間を演出したい方におすすめのローバックチェアです。肘掛けのデザインアームは姿勢崩れを防ぎ、デスクへも収納しやすいサイズ感に仕上がっています。
また、小型デスクにも収納できるコンパクト設計もローバックのオフィスチェアが持つ特徴のひとつ。コクヨ ピコラは下肢空間が幅560mm以上、高さ590mm以上あるデスクなら、収納してオフィス空間を確保することが可能です。
○スタッフからの口コミ
- ・座面は思っていたより少しハードさがあったものの、慣れてみると意外と快適です
- ・コンパクトなので座面が小さいですが、座るだけなら十分な使い心地です
まとめ
ローバックタイプのオフィスチェアは本体の軽さや圧迫感の少ない見た目が特徴的で、開放的なオフィス空間の演出に役立つため根強い人気を誇っているモデルです。ローバックはデザイン性に長けたモデルが多いだけでなく、オフィスの省スペース化や導入コストを安く抑えられるメリットもあります。
とはいえ、ローバックタイプにもいくつかのデメリットがあるのも事実です。新しくローバックタイプのオフィスチェアを購入予定の場合は、自分の考えている環境とマッチしているか試し座りしてみるのをおすすめします。
オフィスコムでは、ローバックタイプのオフィスチェアはもちろん、多種多様なオフィス家具のお試しが可能なショールームを提供しております。オフィス家具同士の相性もお試しいただけるため、興味がありましたらぜひお気軽にご来訪ください。
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