座面高60cm以上のおすすめオフィスチェアをタイプ別に紹介
北欧デザインを取り入れたミーティングテーブルなど、おしゃれなオフィス家具のなかには、通常のオフィスチェアでは届かないような座面高に設定されているタイプも少なくありません。
そのようなときにおすすめのオフィスチェアが、座面高60cm以上に設定できるモデルです。また、スタンディングワークを取り入れている人も、その都度昇降デスクを上げ下げする手間も掛からず、いつも通りの作業環境で立ち・座りを入れ替えられるメリットがあります。
加えて、座面高60cm以上に対応したオフィスチェアなら、体格の大きな人が普段遣いできる高さに調整できるモデルが多いのもポイントです。
この記事では、座面高60cm以上のオフィスチェアを探している人に向けて、選ぶときのポイントを解説します。そのうえで、座面高60cm以上のおすすめオフィスチェアをタイプ別にご紹介しますので、あわせてご参照ください。
- 目次
- 1.座面高60cm以上のオフィスチェア選びのポイント
- 2.【ローバック】座面高60cm以上のオフィスチェア3選
- 3.【ミドルバック】座面高60cm以上のオフィスチェア3選
- 4.【ハイバック】座面高60cm以上のオフィスチェア2選
- まとめ
1.座面高60cm以上のオフィスチェア選びのポイント
一口に座面高60cm以上のオフィスチェアを探しているといっても、「スタンディングデスクを座って利用したい」「設定できる座面高が自分に合わず高いモデルを探している」「おしゃれなカウンター・ミーティングテーブルに合うオフィスチェアを探している」など、その目的はさまざまです。
とはいえ、快適に使えるオフィスチェアには一定の条件があるのをご存知ですか?ここでは、座面高60cm以上に対応したオフィスチェアを選ぶときのポイントについてご紹介します。
1-1.身長に合う高さを選ぶ
オフィスチェアを購入するときは、基本的に身長に合う高さのモデルを購入するのがベストです。自分の体格に合わないオフィスチェアを購入してしまうと、肩こりや足のむくみを始めとする体の不調を招いてしまうおそれがあります。
基本的に、座面高60cm以上のオフィスチェアには足置き場が併設されているため、脚が宙ぶらりんになる心配はありません。しかし、足置き場との距離感がミスマッチだと長時間の使用には適さないため、実物を視座してみるなどして自分の身長に合っているか確かめる必要があります。
1-2.用途に合った背もたれのタイプを選ぶ
オフィスチェアを購入するときは、普段の作業姿勢に応じて背もたれのタイプを選択することが大切です。背もたれは一般的に「ローバック」「ミドルバック」「ハイバック」の3種類に分かれており、それぞれ背もたれの高さが異なります。
もっとも背もたれが小さいローバックでは、背中に開放感が生まれ蒸れにくくなったり、違和感から集中力が途切れにくくなったりします。一方で、もっとも背もたれが大きいハイバックでは、体全身を預けられるため後傾姿勢で作業するのに役立つのが違いです。
普段から後傾姿勢で作業しているにも関わらずローバックのオフィスチェアを購入してしまうと、違和感を拭えなくなってしまうおそれも。用途や普段の作業姿勢を熟考したうえで、背もたれのタイプを選ぶのがベストです。
1-3.リクライニングなどの調整機能を確認する
オフィスチェアには、リクライニングをはじめとしたさまざまな調整機能を搭載したモデルが多くなっています。基本的に、調整機能はあればあるほど便利なのは間違いありません。基本的には、「アームレスト」「リクライニング」「ランバーサポート」の3種類があれば、体が疲れにくい効果を期待できるといえます。
特にリクライニングは、一息つきたかったり、少し姿勢の崩れた自分好みの体勢で作業をしたりする人にとっては欠かせません。ほかにも、ランバーサポートがあれば姿勢崩れを抑制する効果が、アームレストを正しい位置に置ければ、肩こりを軽減する効果が期待できます。
1-4.デスクの高さも考慮する
座面高60cm以上のオフィスチェアを利用するときは、デスクの高さも考慮する必要があります。一般的なオフィスチェアの座面高は40~50cmを前後することが多く、オフィスデスクの高さも70~72cm前後がほとんどです。
座面高70cm前後の一般的なオフィスデスクを利用しているにも関わらず、座面高60cm以上に調整できるオフィスチェアを導入しては、快適な作業環境を構築しづらいと言えるでしょう。また、肘掛け部分がデスク下に引っかかってしまい、収納できないシーンも見かけられます。
基本的に、座面高60cm以上のオフィスチェアを導入するときは、100cm~前後の高さをもつオフィスデスクとの併用がベストです。なお、身長170cmにとってベストなスタンディングデスクの高さ目安は100cm前後となります。
2.【ローバック】座面高60cm以上のオフィスチェア3選
ここでは、背もたれが48cm未満で座面高60cm以上に調整できるオフィスチェアをローバックタイプとしてご紹介します。サイズ感が小さく、オフィスに与える圧迫感も少ないため、インテリア面に配慮している方にもおすすめです。
2-1.柔らかな印象のデザイン「オカムラ ライブスエントリーチェア 肘なしCD13JR」
柔らかな印象のデザイン「オカムラ ライブスエントリーチェア 肘なしCD13JR」
サイズ | 外寸 / 幅450×奥行505×高さ1030~1120mm 座面高さ / 641~731mm 脚 / 直径642mm |
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材質 | 張地 / インターロック |
柔らかな印象のデザインで、オフィスのインテリアに配慮している方におすすめのオフィスチェアが「オカムラ ライブスエントリーチェア 肘なしCD13JR」です。オカムラ モードは特になめらかな張材が特徴的で、座面と背もたれは張りぐるみに仕上がっています。
そのため、一般的なオフィスチェアが醸し出す圧迫感がないのが特徴です。カラーバリエーションは「テラコッタ/イエロー/ペールピンク/セージ/ダークグレー/グレー/ベージュ/ダークブラウン/インディゴ/ダークグリーン」の10色から選べます。座面高は641~731mmの範囲で調整でき、下限の座面高は約64cmです。
○スタッフからの口コミ
- ・肘なしで干渉しづらく、机の下にも収納しやすいのが魅力です
- ・淡い色合いの素材がオフィスに柔らかな印象を与えてくれます
2-2.コンパクトで使いやすい「コクヨ ピコラ ローバック ハイチェア CR-FG530」
コンパクトで使いやすい「コクヨ ピコラ ローバック ハイチェア CR-FG530」
サイズ | 外寸 / 幅710×奥行710×高さ975〜1165mm 肘高さ / 745〜935mm 座面高さ / 555〜745mm ステップ高さ / 300mm |
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材質 | 背板・座板 / PP クッション(背) / スラブウレタン クッション(座) / モールドウレタン 張地 / ポリエステル 脚羽根 / 強化ナイロン ステップ / スチール丸パイプ(粉体塗装) キャスター / 直径50mmゴム単輪 |
ハイチェアタイプながらも、コンパクトで使いやすいモデルを探している方におすすめのオフィスチェアが「コクヨ ピコラ ローバック ハイチェア CR-FG530」です。肘掛け部分はオフセットアームに仕上がっており、一定のデザイン性を確保しつつもデスクとは干渉しづらく、肘掛けとしての役割も果たせます。
背面はホワイトシェルで統一されており、クリアな質感からオフィス内に統一感を生み出せるのもポイントです。カラーバリエーションは「ソフトグレー/ターコイズ/タンジェリン/ライトオリーブ」の4色から選べます。座面高は555~745mmの範囲で調整でき、下限の座面高は約55cmです。
○スタッフからの口コミ
- ・背もたれの感じがコンパクトで可愛らしい仕上がりです
- ・オフセットアームのデザインが素敵で、使い勝手にも優れています
2-3.可動ランバーサポート付き「スチールケース シリーズワンスツール435B00BA 5S26 5T21」
可動ランバーサポート付き「スチールケース シリーズワンスツール435B00BA 5S26 5T21」
サイズ | 幅597~686×奥行559~616×高さ1118~1366mm 座面高さ / 641~902mm ※Steelcase公式(BIFMA基準測定値) 座面高さ / 618~806mm ※実測値(無負荷での測定) |
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材質 | 本体・肘・ベース / 樹脂成型品 背 / 3Dマイクロニット 座 / クロス(コージェントコネクト) キャスター / ナイロン |
コンパクトなローバックタイプに、ランバーサポートのついたモデルを探している方におすすめのオフィスチェアが「スチールケース シリーズワンスツール435B00BA 5S26 5T21」です。小型デザインの背もたれには、調節可能なランバーサポートが搭載されており、正しい姿勢の維持をサポートしてくれます。
腰椎周辺の負担を軽減すれば、腰痛などの症状を軽減する効果も期待が可能です。実測値の座面高は618~806mmの範囲で調整でき、下限の座面高は約62cmです。
○スタッフからの口コミ
- ・コンパクトなうえに腰当てサポートもあり、使い勝手に優れています
- ・椅子自体がとても軽量なので移動させやすいのも魅力です
3.【ミドルバック】座面高60cm以上のオフィスチェア3選
ここでは、背もたれが48cm~52cm間で、座面高60cm以上に調整できるオフィスチェアを、ミドルバックタイプとしてご紹介します。一般的なオフィスチェアに多いデザインで、ハイチェア以外は普段と変わらない仕様を求めている方におすすめです。
3-1.スッキリとしたデザイン「オカムラ モード ミドルバック 肘なし」
スッキリとしたデザイン「オカムラ モード ミドルバック 肘なし」
サイズ | 外寸 / 幅490×奥行570×高さ1120~1270mm 座面高さ / 630~780mm 脚 / 直径696mm |
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材質 | 背フレーム / 樹脂成型品 座シェル / 樹脂成型品 座クッション / モールドウレタン 脚 ・支基/ アルミダイキャスト キャスター / 直径60mmナイロン双輪キャスターまたは、直径60mmウレタン双輪キャスター 張地 / 布(プレーン) |
スッキリとしたデザインでオフィス空間にアクセントを加えたい方におすすめのオフィスチェアが「オカムラ モード ミドルバック 肘なし」です。上質仕立ての背面・座面は全面張りぐるみとなっており、ファブリックの温かみを感じられるデザインです。
カラーバリエーションは「ベージュ/ライトグレー/ブラック/ライムグリーン/オレンジ/レッド/ダークブルー/セージ/イエロー」の9色が用意されています。座面高は630~780mmの範囲で調整でき、下限の座面高は約63cmです。
○スタッフからの口コミ
- ・張りぐるみされている布素材の肌触りが心地よく、使用感を重視したい人にもおすすめです
- ・色合いがおしゃれで黒系統も重厚感はなく、おしゃれなオフィスに自然と馴染むデザインです
3-2.しなやかなデザインアーム「オカムラ モード ミドルバック デザインアームCA25HR」
しなやかなデザインアーム「オカムラ モード ミドルバック デザインアームCA25HR」
サイズ | 外寸 / 幅605×奥行570×高さ1120~1270mm 座面高さ / 630~780mm 脚 / 直径696mm |
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材質 | 背フレーム / 樹脂成型品 肘 / 樹脂成型品 座シェル / 樹脂成型品 座クッション / モールドウレタン 脚 ・支基/ アルミダイキャスト 張地 / 布(プレーン) |
しなやかなデザインアームなどデザインにこだわりのある方におすすめのオフィスチェアが「オカムラ モード ミドルバック デザインアームCA25HR」です。上質仕立てと機能性の融合により、おしゃれな肘置きがオフィスチェアによくマッチしています。
各調整機能はシート下のレバーに集約されており、ワンタッチで座面の上下昇降やリクライニングの固定・解除・反力調整が可能です。カラーバリエーションは「ブラック/ライムグリーン/ベージュ/レッド/ライトグレー/ダークブルー/セージ/オレンジ/イエロー」の9色があります。座面高は630~780mmの範囲で調整でき、下限の座面高は63cmです。
○スタッフからの口コミ
- ・デザインアームはクッションが搭載されているため、使い勝手にも優れています
- ・調整機能が一箇所に固まっているので使用感が快適です
3-3.背中全体を均一にサポート「スチールケース シンクスツール 465B300BAM J501 5064」
背中全体を均一にサポート「スチールケース シンクスツール 465B300BAM J501 5064」
サイズ | 幅724×奥行559~616×高さ1118~1366mm 座面高さ / 572~826mm ※Steelcase公式(BIFMA基準測定値) 座面高さ / 606~861mm ※実測値(無負荷での測定) |
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材質 | 本体・肘・ベース / 樹脂成型品 背 / 3Dニット 座 / クロス(オムニ-R) キャスター / ナイロン |
座面高60cm以上かつ座り心地を追求している方におすすめのオフィスチェアが「スチールケース シンクスツール 465B300BAM J501 5064」です。
スチールケース独自のテクノロジーで、背中の動きを追従しながら動く背もたれを開発。体が動くたびに背中全体が均一にサポートされるため、正しい姿勢の維持を支えます。実測値で、座面高は606~861mmの範囲で調整でき、下限の座面高は約61cmです。
○スタッフからの口コミ
- ・高品質なオフィスチェアで、背中にピタッと寄り添ってくれる仕組みが心地よく感じられます
- ・体重検知で自動的に調整されるのが便利で使いやすいです
4.【ハイバック】座面高60cm以上のオフィスチェア2選
ここでは、背もたれが52cm以上で座面高60cm以上に調整できるオフィスチェアを、ハイバックタイプとしてご紹介します。背中上部までカバーできるモデルもあり、体が疲れにくい効果をお求めに方におすすめです。
4-1.正しい姿勢をサポート「コクヨ デュオラ ハイタイプCR-FG3001」
4-1.調整機能が充実「オカムラ コンテッサセコンダ ハイチェアCC82LR」
調整機能が充実「オカムラ コンテッサセコンダ ハイチェアCC82LR」
サイズ | 外寸 / 幅650~702×奥行570~620×高さ1195~1349mm(※ハンガーは含まれません) 座面高さ / 635~789mm 脚 / 直径740mm |
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材質 | 背フレーム / アルミダイキャスト 背メッシュフレーム / 樹脂成型品 肘 / アルミダイキャスト、スチールパイプ、樹脂成型品 座 / 樹脂成型品 脚・支基 / アルミダイキャスト フットリング / アルミダイキャスト キャスター / 直径75mmナイロン双輪キャスターまたは、直径75mmウレタン双輪キャスター |
豊富な調整機能でフリーアドレスデスクなどに使いたい方におすすめのオフィスチェアが「オカムラ コンテッサセコンダ ハイチェアCC82LR」です。細かい微調整機能が搭載されており、4Dアームや座面の高さ、奥行き、背もたれの反発力やリクライニング固定・解除などを行えます。
そのため、多様な体格にも対応が可能。さらに、背もたれにはハンガーが付帯しており、フリーアドレスデスクなど不特定多数の人が利用するシーンにも最適です。カラーバリエーションは「ホワイト/ブラック/ミディアムグレー/ライトグレー/ベージュ/ダークブラウン/ダークブルー/セージ/ダークグリーン/グリーン/イエロー/オレンジレッド/レッド」の13色から選べます。
座面高は635~789mmの範囲で調整でき、下限の座面高は約63cmです。
○スタッフからの口コミ
- ・豊富な色合いで島ごとに使い分けができるため、おしゃれなオフィスの演出にも役立ちます
- ・心地よい座り勝手で、座面までメッシュなのでほとんど蒸れず快適に使えます
4-2.前傾姿勢にも対応「オカムラ サブリナ 肘なしC833HR」
前傾姿勢にも対応「オカムラ サブリナ 肘なしC833HR」
サイズ | 外寸 / 幅520×奥行565~615×高さ1256~1356mm 座面高さ / 696~796mm 脚 / 直径682mm |
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材質 | 背フレーム / 樹脂成型品 座シェル / 樹脂成型品 脚・支基 / アルミダイキャスト キャスター / 直径75mmナイロン双輪キャスターまたは、直径75mmウレタン双輪キャスター |
デスクに向かって前傾姿勢を取ることが多い人におすすめのオフィスチェアが「オカムラ サブリナ 肘なしC833HR」です。前傾姿勢機能がついており、書類仕事やPC作業などでデスクへ前のめりがちになってしまっても、腹部の圧迫感を軽減する効果が期待できます。
普段からオフィスデスクに向かっている人にとっては不要な肘置きも取り除かれているため、前傾姿勢での作業が多い人には最適です。カラーバリエーションは「ブラック/ホワイト/ミディアムブルー/アクアブルー/ライムグリーン/マンゴーイエロー/ベージュ/ダークブラウン/レッド/ライトグレー/ダークブルー/ダークグリーン/ブルーグリーン/オレンジ」の14色から選べます。
座面高は696~796mmの範囲で調整でき、下限の座面高は約70cmと高めです。
○スタッフからの口コミ
- ・はっきりした色合いをしているものの、メッシュで透けて印象がパステルカラーのように感じます
- ・ユーザーからは腰の負担が軽減されるのを実感できたとの口コミも寄せられています
まとめ
近年では、スタンディングデスクやカウンター型デスクなど、天板が高く設定されたオフィス家具が多く登場しています。そのようなタイプで、デスクの調整をせずに立ち・座りを切り替えられる製品として、近年では座面高60cm以上のオフィスチェアを利用する方も少なくありません。
おしゃれな北欧家具から集中しやすいミーティングスペース作りまで、座面設定が高いオフィスチェアはさまざまなシーンに流用が可能です。しかし、併用を考えているオフィスデスクの高さがミスマッチだと、正しい運用ができるとはいえません。
座面高60cm以上などのハイチェアタイプを普段遣いで利用しようと考えている場合は、腰掛けたときに「上腕を垂直に下ろして手を机の天板に乗せると、腕に90度ほどの開きがある」状態になるかどうか、しっかりと試しておきましょう。
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